人間は自然界の中で突出して、あらゆる方面で秀でていると言って良いでしょう。
動物たちはある分野では人間以上の能力を持ち合わせていますが、自ら持つ能力それ以上のものはなにも出てきません。
しかし、人は知恵を巡らし、道具を使って足らない所を補い、それどころか、新たな境地を開拓する能力をふんだんに持ち合わせています。
なぜそうなっているのか、そろそろ明確に人間は知らなければならない時がきました。
しかし、こんな素晴らしい能力を持った人間も、一朝一夕で現れたのではありません。
構想から形になるまで、それはそれは長い年月をかけたのです。
昨今、人間の遺伝子情報を解明したというニュースが報じられした。しかし、いくら情報があっても、それらがそれぞれ有機的につながりをもち、
ひとつの体を形作っているというのは、とても偶然ではなすことができない、まさに「神業」です。
神様がマクロ的に、この大宇宙を創造され、さらにミクロ的には、人をはじめとした地球上の生物を創造されました。
そこに投入した力は計り知れません。
どれも素晴らしいものばかり。
特に、人間は最高の創造物です。
その人間の存在形態は
心と体が一つになって存在しているのです。
からだは我々学んだように、確かに方向性をはっきりもって進化してきましたし、その痕跡をさまざまな遺跡や出土した骨から推測し、まとめられています。
しかし、それは人間の体の部分
のみの側面でしかありません。
心の進化の歴史が置き去りにされてきました。
人間の心も、あるべき姿があるのです。理想の心の姿があるのです。
その方向に向けて、心も進化しているのです。