神様がわからなくなった理由 5 | 神様は生きていらっしゃる

神様は生きていらっしゃる

人の生き方を左右する根本問題に触れていきます。

神様は現在人間の肉眼では見えず、
また、神様との会話を直接しているという人は
身近にはいません。

時折、宗教団体を起こす教祖様が神様との交信をしている、
あるいは過去にしたことがあると言われることがありますが、
その神様が「語られた内容」を良く精査しないと、
とんでもないことになる場合があるので、注意を要します。

人間が神様との交信ができないのは、
ちょうどラジオの周波数が合わずに、
放送局から流す電波をとらえられないのと似ています。
波長が合わないので、交信ができません。

神様との交信をした、あるいは今現在もしているという人は、
普通の人生を歩める人ではありません。
私から見ると、その人はある「使命」をもって生まれた特殊な人なのです。

ですから、
もし、その人に「自分」「我欲」なるものが一点でもあると、
交信は途絶え、また、誤った情報をキャッチし、
本人は何等かの試練を受け、その「使命」を悟らさせられるのですが、
それでも「我が道」を行こうとすると、悲惨な最期を遂げることもあったりします。

その人を生み出すための環境条件を整えるためにどれほどの人を犠牲にさせてきたか。

あるいは、
その人によって新しい未来が切り開かれる予定であったのができなくなってしまった、その期待への裏ぎり、

神様は恨みを抱かれずとも、期待している関係者がだまっていないということでしょう。

悪の勢力も黙ってはいません。

「悪の勢力」とここで突然飛び出した表現ですが、
神様の理想を実現しようとする方向を塞ぎ、不幸の道へ引き摺りこもうとする「悪なる勢力」が存在するのです。

神様が永遠に幸福の続く理想を抱きながら、森羅万象を創造していくなかで、

どうして相反する「悪なる勢力」の存在が生じてしまうのでしょうか?

実に矛盾した話です。

みんなが幸福になる、というのは人類共通の願いです。
これに異論を唱える人はいません。

しかし、
目の前の「自分」の幸福のために、周囲を平気で犠牲にしてしまえるのも人間なのです。

これは人の心の中の姿が表面化したものです。

しかし、誰もがこのような状態を願ってはいません。

本当に矛盾しているのが人間の心の姿なのです。


実は、この矛盾を引き起こした原因=「悪なる勢力」が、
神様と人間とが心の交流ができなくなった問題の根幹にあるのです。