遠藤 碧山 宝富士 北勝富士 佐田の海 竜電 錦木 千代丸 琴恵光 千代翔馬 剣翔
ベテラン力士たち。
しばらく元気のなかった北勝富士が突如復調。豊昇龍との決定戦には敗れたが、12勝3敗。翌場所も筆頭で勝ち越して三役に復帰した。
錦木も一時単独首位に立ち、初三賞、新三役と33歳にして開花。
その他は上位で働くまでの元気はなくなってきたか。
<引退>
隠岐の海 前の場所は勝ち越していたが、初場所初日から5連敗を喫すると突然引退を発表。37歳、まだ余力はあるように思えたが。君ヶ浜を襲名。
石 浦 4年春場所中に首を痛め、再出場したが翌場所から7場所連続全休。最終番付は序ノ口でついに引退を決断した。先代宮城野で参与となった間垣が退職し、名跡を譲られた。
千代の国 不屈の闘志で何度も大けがから這い上がったファイターも、夏場所十両で9連敗し両ひざの故障を理由に休場。翌場所も休場し、13日目に佐ノ山襲名を発表。
明瀬山 プチブレイク直後の3年夏にアゴを骨折、休場の間に幕下転落。そのまま関取復帰はならず。ご当所名古屋で勝越して幕下上位に戻ったが38歳で引退。井筒襲名。
徳勝龍 幕下に転落した初場所は勝越して1場所復帰を果たすも、ご当所大阪では大敗。幕下でも負け越しが続き、秋場所後に引退。千田川となった。奇跡のVから3年半。
東 龍 初場所で新入幕から10年目にして初の幕内勝ち越し。ところが翌場所以降は大負けが続き、十両ドン尻で迎えた九州場所で、初日に左ひざを負傷し休場。幕下転落が確実となっていたが、年末に引退を発表した。
<他の古参力士>
志摩ノ海 危うく十両から陥落するところだったが、何とか粘っている。
英乃海 3年ぶりの幕内で中位に定着しかけたが、違法賭博で謹慎。厳罰の噂もあった中で1場所出場停止で済むも、番付運にも見放されて十両。幕下は1場所で脱した。
大翔丸 15枚目格付出の実力者も、31歳にして遂に幕下陥落。3連敗3連勝としたところでコロナ休場となる不運もあり、陥落後も勝ち越せず。
千代ノ皇 4年ぶりの幕内で初勝越しに迫るも、大敗、故障休場であっという間にまた幕下。夏以降は4場所勝越しを続けて復帰を狙う。
北播磨 28年に1場所幕内を経験。30代も後半となり下降。ついに幕下陥落した秋場書は三段目優勝、すると翌場所も6連勝、だが関取復帰にはあと1勝届かなかった。
富士東 15戦全敗で幕下陥落後は長い低迷。令和4年は負越続きで、三段目転落。何とか勝ち越し1場所で幕下復帰。
芳 東 幕内3場所十両18場所の実績を持つが、46歳にして現役。ついに三段目も守り切れなくなって序二段との往復に。