三代目WEB桟敷

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力士分析などを行う相撲研究サイト「大相撲パラサイト」のブログです。

13日目時点の三賞予想ではあるが、一応答え合わせをしてみよう。

 

 

 

  殊勲賞

 

横綱・大関が締まらず大物食いの価値が低い今場所では、熱海富士が最も相応しいとしたが、無条件の敢闘賞となった(決定時11勝3敗で安青錦との対戦前)。

そして意外にも2金星の藤ノ川が条件付きで候補に挙がり、勝ち越して受賞。これは意外だった。序盤だったので勝った時は鮮烈な印象だったものの、その後も両横綱が負け続けたため、横綱戦4連勝を讃えるにしても敢闘賞か技能賞候補として副次的材料かと見ていた。巴戦に進出した面々には敗れており、成績も8勝なので、やはり横綱戦を評価してのもの。「場所の流れを変えた」という説明があったが、これまであまりそういう拾い方はしていなかったので、ちょっと受け止めがたかった。

 

 

  敢闘賞

 

熱海富士以外は条件付きとなったが、5人もが選出された。いずれも14日目に優勝の可能性が消えた10勝4敗の力士で、11勝なら敢闘賞ということになる。最近急に三賞受賞人数の総枠らしきものがなくなって気前よく選出するようになったが、全員平等にというのは驚いた。三役と当たって星を落とした琴栄峰、尊富士、獅司とそれ以外では同じ成績でも活躍度が違うだろうに。琴栄峰と尊富士は直接対決で、これに敗れた尊富士、初受賞を狙った獅司と藤凌駕も平幕相手に敗れ、受賞できず。勝った琴栄峰と髙安が受賞した。

髙安は36歳といえど8場所ぶりの平幕という実力者で、7枚目の11番で役力士戦は関脇琴勝峰に負けて小結義ノ富士に勝っただけ。それなら横綱戦まで組まれた尊富士には10勝でもカムバックを讃えてあげてもよかった気がする。

平等なのは良いが、ここまで一律なのも選考委員の仕事としてどうなのかという違和感を覚える。成績だけで選ぶのならAIにお任せした方がよりブレのない公平な選考ができる。

 

 

  技能賞

 

殊勲、敢闘もあれこれ書いておきながら言うのもおかしいが、技能賞が最大のサプライズ。安青錦が選出されたのだ。関脇以下が三賞の選考対象だが、大関陥落直後の力士は活躍して復帰しても受賞はしない。選考委員が過去の例を洗った上でそれでも候補にしたのかはわからないが、12勝で優勝同点だった貴景勝に至るまで歴代大関復帰成功力士は三賞とは関係ないものと考えていたので、常識が覆された。従来との整合性とかは気にしないんでしょうね。

 

 

といったところで、いつも予想しっぱなしの三賞特集を愚痴まじりに締めました。

長年受賞傾向を見ているからこその視点で、毎場所の選考模様を評価していきたい。