三代目WEB桟敷

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力士分析などを行う相撲研究サイト「大相撲パラサイト」のブログです。

先場所の優勝決定巴戦を戦った大関霧島、再大関安青錦、関脇熱海富士。

ここに休場明けの大の里がどう絡んでいくか。

多様な展開が考えられた今場所だが、折り返しを過ぎても全く読めない。

 

まず、霧島は中日からの連敗で4敗となり、綱取りは絶望。

安青錦は3連敗を喫し、何とか踏ん張っているものの、左足首の痛みは隠し切れない。

優勝争いの中心と予想された二人が厳しい状況となっている。

 

それに比べると、2敗はしたが熱海富士の相撲は進境著しい。

捕まえて右を捩じ込みながら前に出ていく迫力は群を抜いている。

 

単独トップを走るのは横綱大の里。

内容はお世辞にもいいと言えず、しっかりと勝ったのはわずか2、3番。

飛んだり跳ねたりで相手の出足を何とかかわす相撲が目立つ。

それでも崩れないのはさすがだが、調子を上げていくのか、それとも役力士相手には勝ったり負けたりなのか。

 

琴櫻も久しぶりに整った成績で前半を乗り切ったが、ここに来て連敗。

土俵際の叩きで勝ってきていたが、ボロが出てきた。

 

 

 

2敗で熱海富士と共に走る力士が魅力的だ。

 

新関脇藤ノ川は序盤琴勝峰、琴栄峰兄弟に敗れたものの、

役力士には無敗。2大関を倒して力強さ、スピードが発揮されている。

 

ベテラン美ノ海の活躍もお見事。敗れた相手は横綱と熱海富士だけ。

2大関や新鋭を撃破して勝ち越しに王手。無駄のない押し相撲で勝機を逃さない。

 

もう一人が金峰山。7年1月の優勝同点以降見せ場がなく、

前頭2けたで低迷しているが、地力を発揮すれば大勝ちできる潜在能力はある。

パワフルな相撲が戻ってきている。

 

朝乃山、宇良といった人気力士は3敗に後退、

霧島に土をつけ、横綱にも唯一勝った髙安は3勝6敗と苦しんでいるのは惜しいが、

それだけ力の差がなくなっている。

 

 

終盤にかけて、1敗、2敗勢が走るのか。

3敗勢が踏ん張って引き摺り下ろすのか。

混戦の可能性が高そうだが、横綱がすんなり逃げ切るシナリオも残されているのが、

最近の場所と違う。

 

昇進レースは、霧島の話題が消えてしまったが、

熱海富士は目安の12勝に向けて期待が持てる。

とはいえ、ここから上位戦が増える中、1番しか余裕がないのは厳しい条件だ。