夏場所の新番付が発表された。
恒例の答え合わせ。
予想記事はこちら
<ポイント>
1 西の関脇は
関脇7勝 VS 筆頭8勝 VS 5枚目11勝
関脇は霧島が大関昇進、髙安が負け越して東西とも空きそうだったが、小結9勝の熱海富士以外の候補に決め手がなく、東筆頭で8勝の若隆景、西5枚目で11勝の琴勝峰くらい。それなら西関脇で7勝した髙安残留の目もある。
負越した関脇が残留した例を引くと、25年夏は東5枚目8勝、東8枚目10勝を小結に留めて関脇豪栄道が残留。24年名は東2枚目8勝、東4枚目9勝を小結に留めて、やはり豪栄道を残した。かなり昇進力士が弱かった。平成9年九の栃東残留は、西3枚目8勝と東4枚目8勝が小結に留められた。東6枚目の武双山は関脇に昇進している。
この中で最上位成績は東2枚目8勝だが、単純に比較して関脇で負け越した力士の方が上位。今回は単純比較だと東筆頭8勝の方が若干上。いや、5枚目11勝の方がさらに上になる。対戦相手を考えると上位優位の考え方もあり、小結1枠を争うなら筆頭有利と考えるが、関脇までと考えると11勝の星数を買いたい。5枚目11勝は空きがあれば上がってもおかしくない星であり、あえて負け越した関脇を残留させる理由もないと考える。
→予想通り、11勝の琴勝峰が関脇に。
2 幕内昇進争い
2人昇進は確実 3人目はあるか?
下位で全休の翠富士の転落は確実で、6枚目1勝に終わった阿武剋、幕尻で7勝の藤凌駕が落ちる星。他候補はいない。上がる方は、東筆頭9勝の竜電、西3枚目で11勝の若ノ勝、それに続く3番手が東3枚目8勝の大青山はやや弱く、藤凌駕との単純比較でも下回る。
参考まで、6枚目前後で1勝の力士の幕内残留は微妙な線。平成以降6,7枚目での残留例はなく、5枚目なら微妙なところ。幕尻辺りに留まることもあれば落ちることもある。現在の定員になってからの6枚目1勝14敗の例はないが、厳しい成績には違いない。
一方、幕尻の7勝は、近年残留例が多数。西17枚目がなくなって西に回ることもできないが、後ろ半枚もない状況でも番付据え置きとなったケースも多い。
よって、昇進は2人まで。陥落は翠富士と阿武剋と予想する。
→予想通り、竜電と若ノ勝が昇進。藤凌駕は残留した。
3 十両昇進争い
陥落ははっきり4人 炎鵬最終枠に滑り込む
昇降予想表の通り、4人が陥落不可避。昇進候補もまずまずいる。2枚目以内の3人は有力。以降は状況次第といった星だが、4人上がれるということでもう1人。ならば3枚目4勝の貴健斗よりは4枚目5勝の炎鵬だ。序ノ口からの奇跡の復帰で、年寄資格を満たすことになる。
5人目以降は落とせる力士がいないし、無理に上げるべき力士もいない。
→予想どおり、炎鵬まで4人が昇進。
雑感
関脇には、新三役二けたまであと一歩だった熱海富士が躍進。確実ではないが琴勝峰も関脇まで行くと予想した。優勝経験者、実は新三役である。
そのほか、上位陣の成績が奮わなかったこともあって、三役から平幕上位力士の健闘が目立つ。大負けしたのは若元春と美ノ海くらい。序盤から途中休場が目立ち、阿炎と伯乃富士は再出場で勝ち星を挙げて十両転落を回避したが、ちょっと心配だった。上位より中位の方が大負けが目立ち、3連勝スタートでご当所を沸かせた宇良のほか、5勝10敗が5人もいた。その結果、上位に留まった力士の後ろに当たる5枚目以下に空洞ができて、下位の勝ち越し力士が通常よりも大きく上がる。最近の新入幕には珍しく高い13枚目についた藤青雲は、10勝して東6枚目まで躍進した。
→藤青雲は、西ではあったが6枚目に躍進。
若ノ鵬をもうちょっと上げても良いかと思ったが、5勝の力士を4枚降下に揃えてきたので、その下となった。3枚目で11勝したが、4枚程度の上昇に留まった。相変わらず昇進力士に厳しい。
