東野圭吾「手紙」 | スローライス夫と老眼めがね

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いつかバリバリ働けるように、水面下でPC作業や、軽作業、
色んな作業に取り組んでいます。
夫は心身共に弱いので、私が2人分面倒見れるように、
頑張っています。
このブログは、仕事の一環として、文章力を高めたいと思い、
立ち上げました。

私は、夫が立ち上げた「自殺予防の団体」に所属しています。

その経緯は前回お話ししたと思うのですが、

私は自身が「自殺未遂当事者」でもあり「自殺遺友」だからです。

 

私は、2007年の夏に、自ら手首を切って、自殺を図りました。

幸い5~6針縫っただけで済みましたが。

心はボロボロでした。

 

理由は、当時の彼(以下SB)と高校でできた一番仲の良かった子(以下ウサギ泥棒)

が私に嘘をついて、裏で付き合ってたことを知ったからです。

そして、周りは、この2人を守ろうとして、必死になって私に隠してたのです。

つまり、私だけが蚊帳の外で、みんながみんな揃ってSBとウサギ泥棒のお付き合いを

隠してたってわけです、真の私という彼女が居ながら。

 

二人に裏切られたのは、まぁ100歩譲って、許せたかもしれないけど、

周りまで巻き込んで、私に隠してたという事が悔しくて、

みんな消えちゃえ!!!

私も消えちゃえ!!!

と思って、自殺を図りました。

 

自殺を図った数日後にいつも通院している精神科に行ったら、

これはダメだと診断され、整形外科で、傷口を縫ってもらい、

親を呼んで、入院させられました。

 

拒食症になったり、また切ったり、もうボロボロでした。

 

あるとき、気づいたんです。

自分が悪いんじゃなくて、相手が悪いんだ。

だから、相手を殺そうと思ったわけです。

狙うはウサギ泥棒。

用意は周到。

いつでも殺せる。

 

と、そんな時、高校の恩師が心配してくれて家に来てくれました。

そして、一本の映画を見せられました。

 

東野圭吾の「手紙」という作品です。

 

強盗殺人をして服役中の兄がいて、そのことを隠して働いても

どこかで必ずバレてしまって、職を転々とする。

そして最後は、自分の家族を守るために、兄と縁を切ると言う、

犯罪者遺族の目線から書いた内容の映画でした。

 

それを見終わったときに、恩師が、

「もし君が二人を、そして裏切った仲間を殺したしたら、

家族や兄弟親戚、そして俺だって悲しいし、迷惑が掛かる。だから殺すことはやめて欲しい。」と。

そしてこうも言いました。

 

「もしもあの二人に復讐したいのであれば、

≪君があいつらより幸せになること≫

あいつらにとって最高の復讐だよ。」

 

その意味がずっと分からずに10数年過ぎてしまったけど、

今私は、なんだかんだで、幸せの絶頂にいるので、

その復讐は、やり遂げたんだと思います★

ってかもう復讐心とかはなくなっているので、

別に~って感じですけどねw(沢尻エリカとかけてw)

 

ただ、私が復讐を果たす前に、恩師が先に結婚してしまったことは、

ちょっと許せなかったけどw

 

今は、そのことも含めて全部好きになってくれた夫に感謝しています★

ただ、懐かしさあまりに、恩師が映っているDVD(カラオケや写真編集の)は

できれば見ないで欲しいと、ちょっと嫉妬していますw

かわいい夫ですw

DVDは、楽しかった頃をたまに思い出すので、恩師がいるからとかじゃなく

観たい時があります。

夫がいない間によく観てますwこのこと夫には内緒でね!!!( ´艸`)w