6月はじめのブログで、夏場所を振り返って「さらに熱くなりそうな名古屋」と書きました。
27日発表された名古屋場所(7月9日初日)の番付を見て、改めてその感を強くしています。
新大関の霧島(霧馬山改め)の意欲、動機がすごい。
番付発表の日に、「まだもう一つ上(いうまでもなく横綱!)があるから喜んでなどいられない」と語ったように、決意は半端ではありません。
モンゴル出身力士で大関に上がったものは、全員が横綱になっている、自分だけ例外というわけにはいかない、と。
なるほど、そうか。
確かに、モンゴル出身で大関になった力士は、すべて横綱にあがっています。
2003年3月場所の朝青龍に始まって、白鵬、日馬富士、鶴竜、そして現役の照ノ富士。
知られるように照ノ富士などは、故障で大関から序二段まで落ちながら、そこから這い上がって横綱まで駆け上がったんですからね。
自分だけそこまで上がれなかった、では済まない、願望ではなく、「ならなければならない」という気迫が伝わってきました。
そこへいくと日本人力士は謙虚です。昇進したいとは思っていても、「絶対あがるぞ」と、口では言いません。
〝できればなりたい〟
あくまでも控えめです。
でも悲観することはない。若元春にしても大栄翔にしても、夏場所は力強い相撲で盛り上げ、力を発揮した。成績次第で大関昇進の可能性は十分あります。モンゴル出身の豊昇龍も黙ってはいないでしょう。
文化の違い、国民性の違いがどう出てくるか、も、じっくり見ていきたい。
入門3場所で新入幕を果たした伯桜鵬(はくおうほう=落合改め)も目が離せません。
19歳、無限の可能性を秘めています。
こうした連中がぶつかり合う名古屋が、熱くならないはずがない。
久しぶりにワクワクする場所になりそうな予感がしています。
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