14日に初日を迎える夏場所の番付が、1日発表されました。
先場所初優勝を遂げた霧馬山(関脇)の大関昇進なるかなど、見どころはいろいろありますが、自分は横綱照ノ富士に注目しています。
このところ休場が続き、夏場所はどうかと思っていましたが、発言を聞いていると、出場するようです。
先場所に続いて夏場所も、横綱、大関はそれぞれ一人だけ。残った力士の奮起で先場所は盛り上がったものの、上位陣不在の土俵はなんとも物足りなかっただけに、期待大です。
それでも両ひざの故障という、爆弾を抱えた状況は変わりません。横綱と言えど、三場所も本場所の土俵から遠ざかっていると、相撲勘を取り戻すのは大変です。半年の間に、対戦相手は力をつけています。
どこまでやれるか。いまのところまったく予測もつきません。
かつて元横綱貴乃花は、2001年夏場所の優勝を最後に7場所休場、翌年、調子を戻せないまま引退。元横綱の稀勢の里(現二所ノ関親方)は、2017年に念願の横綱昇進を果たしたものの、その直後から途中休場、全休が続いて現役引退を余儀なくされました。
元横綱の初代若乃花が「自分は横綱に上がった直後から、引退のことを考えていた」と、インタビューでしみじみ語っていたことを思い出します。
横綱はいくら休場しても陥落することはないとはいえ、とてつもなく厳しい地位です。
その中で照ノ富士は、地方巡業や稽古でこれまでと少し違った動きが伝えられています。
部屋の違いを超えた力士たちへの積極的な指導です。
最近では時津風部屋に出向いて、一年ぶりに幕内に復帰することになった元大関の朝乃山、大関を陥落して三場所目になる正代らと稽古。相撲内容などを伝授してきたそうです。さらに、春場所優勝争いを演じた大栄翔(関脇復帰)にも、いろいろアドバイスしているようです。
いずれもこれから相撲界を背負って立つ力士です。
大関から序二段まで陥落し、再び這い上がって横綱まで駆け上がった。その経験や気持ちを、稽古を通して、後継者と目されている力士たちに伝えていく。注目すべき動きです。
〝いやいや、対戦する相手の手ごたえを探っている。オレはやるだけだ〟というならそれもいい。
ぜひ、力のこもった相撲を見せてください。
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