土俵から看板が消えた 貴景勝休場 | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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 大関貴景勝が7日目、春場所の土俵から姿を消しました。場所前から休場している横綱照ノ富士と並んで、大相撲界の大看板がなくなってしまいました。

 

  横綱、大関不在の場所は、昭和以降では初めてだそうです。さかのぼって横綱、大関がすべて休場したのは、1894年(明治27年)春場所以来だそうですから、相撲界にとっては大事件です。

 

 休場理由は、左ひざの半月板損傷。三日目の元大関・正代戦で痛めたようです。初日に小結・翔猿に敗れたとき、先場所に続く連続優勝はちと難しいかなと見ていましたが、まさか休場とは…。

 

  ひざのけが、故障は力士のいわば職業病です。それが原因で夢を断たれた力士も少なくありません。

 

  貴景勝が入門したときの師匠だった横綱貴乃花も、左ひざの故障が回復せず、現役引退に追い込まれました。

  貴乃花と一時代をつくった横綱曙も、両ひざを痛めて引退を早めました。

 鳴戸親方(元大関琴欧洲)はじめ、大関把瑠都(ばると)など有望な力士も、ひざのけがで夢を絶たれました。

 

 

  以前も触れたことがありますが、大きな力士が正面からぶつかった場合の衝撃は1㌧、それ以上になるそうです。

 長年走り続けているマラソン選手が、ひざを痛めて走れなくなったという話もよく聞きます。

 ひざは、運動する人にとっては要になる部位であり、これを痛めたとなると、かなり深刻です。

 

 貴景勝は場所前、「こういう機会はそう何度もあるわけでない」と、横綱昇進に並々ならぬ意欲を燃やしていました。

 その目標は、振り出しに戻されました。厳しい再出発になりそうです。

 

 しかし、人生そのものがだめになったわけではありません。

 

 まだ26歳。再出発は決断した時がスタート、と考えてまた出直せばいい。

 多くの人生の先輩がそう思っています。

 

 

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