2022/09/29 | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

んう 

 3段目欧勝海(おうしょううみ)=鳴戸部屋、序二段高橋=二所ノ関部屋、序ノ口大谷=宮城野部屋…。

 先の大相撲秋場所で、番付下位の各段で優勝した力士です。

 

 この顔ぶれを見て、ははあと思われた方はかなりの相撲通!です。

 そうです。いずれも30代の親方が最近新しく起こした、あるいは引き継いで始動し始めた相撲部屋所属の力士です。

 

 鳴戸部屋=元大関の琴欧洲、二所ノ関部屋=元横綱稀勢の里、宮城野部屋=元横綱白鵬で、指導者としてはまだ〝新米〟と言ってもいいかもしれません。

 

 近い将来、彼らの部屋の弟子たちが伸びてくるかもしれない、と予想はしていましたが、こんなに早く結果を出したのには、驚きました。

 

 共通していることがあります。どの指導者も、体づくりと基礎げいこを重視していることです。

 

 琴欧洲も稀勢の里も、現役時代にはけがや故障に苦しみました。

 

 琴欧洲は大関まで駆け上がった実力者ながら、ひざの故障で横綱昇進の夢を断たれました。

 

 稀勢の里は大きなけがを負いながら横綱昇進を遂げたものの、故障が癒えず、在位12場所、15日間出場したのはわずか1場所、あとは休場の連続でした。

 

 一方、体重75㌔で入門した白鵬が14年間も横綱を務め、数々の大記録を打ち立てる土台になったのは、どんな時にも欠かさなかった体づくりです。

 

 琴欧洲は部屋を開いた直後、「土俵の上で激しい稽古をやるだけではだめだ。けがをしてからでは遅い」と、厳しい表情で語っていたことが、今も脳裏に焼きついています。

 

 琴欧洲、稀勢の里は引退後、将来の指導者として活動するため、大学に通って栄養学はじめ体づくりの基礎を学んできました。

 

 厳しい経験をしてきた新しい指導者の試み、挑戦が、今後どのようになっていくのか、楽しみです。

 

 長い歴史を持つ相撲部屋の親方も、うかうかしていられません。

 

 

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