ボウリングが根強い人気です。
通っているボウリング場は夏休み中、若い世代、子ども連れの人で連日にぎわいました。猛暑、さらにコロナで遠出できず、身近なレジャー施設へということもあるかもしれません。
若い人だけではありません。年配者のあいだにもかなり広がっているようです。各地で健康ボウリング教室の募集があると、年配の参加申し込みが増えていると聞きました。
自分も、近くのボウリング場が募集しているチラシを見て、3年前から参加しています。
値段が手ごろです。最初はゲーム代、貸し靴などすべて含めて全6回で約2000円。これは全国ボウリング協会が示している標準のようで、自治体の協賛を得ているところもあります。教室が終わると、通常の料金になりますが、年金生活者はどうも最初の料金に引きこまれるようです(自分もそうでした!)。
約18メートル先の10本のピンを狙ってボールを転がし、倒したピンの数の合計を争うもので、そう難しくは思えません。ところが実際に始めてみると、これが何とも難しい。
懸命に投げても、なかなかボールが思うところに行ってくれない。今度こそは、と欲をかくと、余計乱れる。少しいい点数になっても、次に続かない…。
実に奥深い。ボールやレーンの油の塗り具合にも左右されます。
すべてストライクを決めて300点をたたき出すプロ選手は、素人から見ればもはや〝神さま〟ですな。
有酸素運動と全身運動が組み合わさった運動で、メタボ対策に効果があるというのも、実感します。
スポーツの三原則は「心」「技」「体」の充実です。投球技術の向上はもちろんですが、ボウリングは「心」の部分が大きい気がします。
それでも、ストライクを決めたり、残ったピンをカツーンと弾き飛ばす(スペアを決める)と、周囲から大きな拍手も起こります。
多くの人と一緒に励み、楽しみ、競い合う教室ならではの風景です。
「きょうはどうだった?」など、終わった後も話が弾みます。
人との付き合いが年ごとに減っていく年配者にとっては、まったく触れ合うこともなかった人との出会い、交流は、刺激的です。
次回はもっといい点数を上げたい、うまくなりたいと、意欲もかきたてられます。
一人で黙々と運動に取り組む運動ともまた違うし、高齢者でも楽しめるのも、ボウリングかもしれません。
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