大相撲秋場所(11日初日)の番付が発表されました。新型ウイルス感染がすさまじい勢いで広がった名古屋場所では、あわせて174人の力士が休場しました。約650人の全力士中、四分の一以上が休場する、前代未聞のできごとでした。
こんなことは、長い歴史を持つ大相撲でも初めてです。それだけに休場となった力士の扱いをどうしていくのか、秋場所の番付にどう反映されるのか、気になっていました。
休場までに勝ち越しか、負け越しかが決まっていなかった場合、番付は原則据え置きという考えで編成されたそうです。
この番付編成に胸をなでおろした一人が、大関御嶽海でしょう。
名古屋場所では、7日目にコロナ感染で休場に追い込まれ、2勝5敗8休の成績。前場所負け越してカド番だったため、通常なら大関を陥落です。
昇進3場所で大関降格となれば、いまごろ大ニュース、大さわぎでした。
新番付では、関脇、小結がそれぞれ3人になりました。1999年初場所以来だそうです。
顔ぶれは若隆景(わかたかかげ)、豊昇龍(ほうしょうりゅう)、大栄翔(だいえいしょう)、阿炎(あび)、先場所優勝の逸ノ城(いちのじょう)、霧馬山(きりばやま)と、次の時代を担うであろう力士がずらり勢ぞろい。
関脇、小結が活躍する場所は、ほんとうに盛り上がります。
迎える横綱、大関陣も、うかうか、のんびりする暇などありません。
相手力士との対戦以上に、コロナ対策に気遣う毎日になるでしょうが、ぜひ面白い場所にしてほしい。それが大相撲を支えるファンの思いです。
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