相撲界にフィリピンの新しい風 | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

 

            

 ここまで勝ちっぱなしの高安(たかやす)が7日目、北勝富士(ほくとふじ)を一気に突き出し。力強い取り口は、大関時代をほうふつとさせました。

 

  新大関の御嶽海は、鋭い相撲が戻りつつある阿武咲(おうのしょう)をばったり土俵に這わせて1敗を守り、新入幕の荒篤山(こうとくざん)が、琴恵光(ことえこう)をはたきこんで4勝3敗。勝ち星を先行させたのは立派です。

 

  御嶽海、高安、荒篤山の相撲を取り上げたのは、理由があります。3力士とも母がフィリピン人であり、ルーツの半分はフィリピンであることです。

 

 御嶽海は4歳までフィリピンで暮らし、荒篤山が来日したのは12歳のときでした。3人とも、日本人とはまた違った苦労、経験をしながら、今や日本の相撲界を盛り上げる存在に駆け上がってきました。

 

 大相撲界ではかつて、小錦や曙、武蔵丸などハワイ勢はじめ、今もたくさんの力士が活躍するモンゴル勢、さらに欧州勢など、時代によって隆盛はあるものの、多くの外国出身力士が大相撲界に活気をもたらしました。

 

 そこに、今度はフィリピンの風が巻き起こっているような感じがします。

  

 相撲協会の幹部は口を開くと、大相撲は〝日本の伝統文化〟と強調し、親方は日本国籍でないとだめ、と規則にも書き込んで、外国出身力士が指導者になることを難しくしてきました。

 

 そのため、貴重な経験をたくさん積みながらも、それを相撲界に還元する機会もないまま、去った人がたくさんいます。なんとももったいないことです。

 

 日本の相撲人口は激減しています。基盤がしぼんでいます。そのなかで、異なる国のルーツを持つ人たちを排除するのではなく、その経験を生かせる道はなかったのでしょうか。

 

 国際化、国際化と叫ばれながら、指導者は日本人でないとだめ、などと固執するのは、かなり時代錯誤じゃないか。

 

  彼らの活躍を見るたびに、ついそんなことを考えてしまうのは、飛躍し過ぎですか?

 

 

 にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
↑ランキングに参加していますので、ポチッと応援していただけると嬉しいです