君は不死鳥か! | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

            

 147㌔の千代の国(ちよのくに)が、190㌔の剣翔(つるぎしょう)を、気合こもった攻めで押し出しました。 

 

 番付では東前頭16枚目と幕内の下位ながら、立ち合いから激しく攻め、四つに組んでは強引な投げ。とにかくめまぐるしく動き回ります。けっして器用ではなく、相撲巧者とは言いがたい。まもなく31歳という年齢を考えると、大関、横綱はまず無理ですが、4日目まで3勝1敗と、勝ち星を先行させているのは立派です。

 

 3月場所の活躍で、5月場所は〝初の三役入りか〟と注目されながら、左ひざを痛めて途中休場。今場所はかろうじて幕内に残ったものの、幕内在籍28場所中、休場が10度を数えます。その間、幕下まで落ちて幕内復帰を果たしたのが2回。大相撲の歴史では3人しかいない珍しい記録もつくりました。

  

 とにかくこれほどけが、休場の多い力士も珍しい。

 入幕後の主なけがを見て、改めて驚きます。

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 ▽2012年1月 入幕後2場所連続で右肩脱臼

 ▽2014年5月 右踵(かかと)骨骨折

 ▽   同年9月 両ひざ半月板損傷

 ▽2019年1月 左ひざ複合靱帯(じんたい)損傷(4場所連続休場) 

 ▽2021年3月 右母指脱臼、左肋骨(ろっこつ)骨折

 ▽2021年5月 左ひざ半月板損傷                

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 この千代の国を評して、ある人は「まるで不死鳥だ」と評しますが、決してオーバーな表現ではない気がします。 

 

 不利と判断するや、あっさりとあきらめて土俵を割る力士も、少なくありません。そういう中でけがをしても懸命に治療、稽古を積んで、ふたたび土俵で暴れまわる姿は、やはりかっこいい。

 

 ついつい身びいきしてしまいます。