記者がキャバクラ通い手助け | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

 

 スポーツ紙記者のイメージ、一気ダウンですね。コロナ対策で外出が厳しくされていた期間中に、大関朝乃山(あさのやま)の深夜のキャバクラ通いを手助けし、それを取材していた週刊誌記者を脅していました。言い訳しようのない醜聞に、スポーツニッポン新聞社も無視できず、記者を解雇しました。

 

 当の朝乃山に相撲協会は、6場所の場所の出場停止処分。6場所というと、処分が明けるのは来年名古屋場所。番付は3段目まで落ちることになります。身から出たサビとはいえ、この重い処分に、一年後、朝乃山がふたたび立ち直れるか。そちらも心配です。

 

 スポーツ新聞の競争は激しく、各記者はなんとか独自モノ、スクープを手に入れようと必死です。ターゲットは大関、横綱に駆け上がろうとする伸び盛りの力士や、引退が騒がれるベテラン力士など。そこに深く食い込もうとします。

 

 今回の事件を聞きながら、昨年、安倍政権に受けの良かった黒川検事長のかけマージャン事件を思い出します。検察、法務省から独自ネタを探ろうとしたのか、大手新聞社の検察担当記者が緊急事態宣言のさなか、現金をかけて検事長とマージャン卓を囲んでいました。

 

 取材どころではなく、癒着だと批判を浴びましたが、今回のスポーツ紙記者の行動も同じようなものです。

 

 接してきた相撲記者のほとんどは真面目な人であり、仕事に情熱を燃やしています、ただ、深い取材=癒着と混同すると、取材相手の人生まで狂わせてしまいかねない。今回の事件はそのことを示しました。

 

 それにしても、飲み代などを力士に負担させていたなんて、こすいというか、何とも意地汚い記者だなあ…。