こんにちは、よっちゃんです。
学生相撲出身力士についての続きです。
(↓前回の記事はこちら)
輪島という元力士をご存知の人も多いと思います。学生相撲出身で初めて横綱になった人で、相撲界を去ってからはプロレスラーになりました。
左から下手まわしを取って繰り出す下手投げは黄金の左と言われました。入門時に引退後の部屋継承(つまり年寄株譲渡)を約束され、大相撲入りしてからも宿舎にしていた日大の合宿所から高級外車で蔵前国技館入りしていたのは有名な話です。
元の奥さんが本で書いたように、八百長や暴力団とも深いかかわりをもつなど型破りの人生でしたが、学生相撲出身者で横綱を極めた人は輪島以降いまだいません。
相撲界のエリートともいわれる学生相撲出身者がなぜ横綱にたどり着けないのか。学生時代に一度頂点を極めてしまうから、というのが独断と偏見による自分の考えです。
大学相撲部にはかつて〝1年奴隷、4年天皇〟と言われる実態がありました。1年生部員は先輩に言われれば夜中でもたばこや酒を買いに走らされ、毎晩のようにマッサージをやらされました。そんな行状は昔のことで、今、大学相撲部にそうした実態はないと信じたい。学生相撲選手権で1年、2年の学生が優勝する時代ですから、先輩といえども安閑としていられません。
ただ、学生時代に頂点を経験してしまうと、プロの世界でもう一度頂点をめざすのは難しいようです。ある力士が「いま稽古をガンガンやって、体が壊れたら元も子もない」と言っていましたが、稽古の量も質も淡泊で、横綱に執着しない人が多くなっています。
しかし中学や高校出身のいわゆるたたき上げ力士に途中の頂点はありません。関取や三役、さらにその上をめざそうとすれば、ガンガンやるしかないのです。最近横綱に昇進しているのがたたき上げ力士ばかりというのは偶然ではない気がします。
輪島のように型破りでなくていい。相撲界のエリートたちの気迫あふれる相撲がもっと見たいなあ。


