こんにちは、よっちゃんです。
大相撲界には、抜群の成績を残した横綱にだけ認められる一代年寄制度というものがあります。
これについて「大相撲の継承発展を考える有識者会議」は4月19日に発表した提言で、それは相撲協会のルールには何の根拠もない〝異形の資格〟だったと言い出しました。
となると、相撲博物館の館長も務めた大鵬さんも、相撲協会の前理事長だった北の湖さんも、相撲人気を盛り上げた貴乃花さんなどの横綱はみな、もぐりの一代年寄だったということになります。これには思わずのけぞってしまいましたよ。
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この提言に相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「わかりました。真摯(しんし)に受け止めます」と言ったそうですから、一代年寄制度はどうもなくなりそうです。
でも、そんなに簡単に決めつけてしまっていいのかなあ。
力士は「年寄株」(正式には年寄名跡)をもっていなければ相撲協会に残ることはできません。株は105あり、取得するためには「幕内在位20場所」などさまざまな決まりがあります。年寄株は高額で、1億円とか3億円もするそうです。
一方、幕内優勝20回以上といった大変な功績を残した横綱には、一代に限って年寄として残ることが認められ、最近では大鵬、北の湖、貴乃花(千代の富士は辞退)が現役名で部屋を起こしてきました。



左から、大鵬、北の湖、貴乃花 (日本相撲協会ページより)
異形の資格というなら大鵬などが襲名したときに問題になっていたはずですが、そんな話は当時聞いたこともありません。
なぜ、いまごろ突然出てきたのか。
ささやかれているのが、モンゴル出身の横綱白鵬の一代年寄襲名を阻止するため、という噂です。
もしそれが本当だとしたら、日本の国際化とか相撲の国際化というのも、胡散臭い気がしてきます。大相撲界を担ってきた人をもぐり扱いしてまで、外国出身力士を差別する片棒を担ぐなんてないですよね、有識者の皆さま。
