人に言えない事やココロの傷って誰にでもあると思う。

それが大きかったり小さかったり。

でも、それに負けないで・・・負けないように僕達は生きてる。

でも・・・

それが「耐えられないくらい」大きかったら人はどうなる?

まだ、僕はわからない。

今日の映画は、ココロに大きな傷を持った人達が集まるホテルを舞台にした映画。

「ホテルビーナス」

ここは最果ての地。

わかってるのは、ここで使われてる言葉が韓国語って事だけ。

そこに舞台となるホテルがある。

「ホテル ビーナス」

それがココの名前。

このホテルの住人は、みんな心に傷を持ってる。

呼び合う名前に本名はない。

アダ名で呼び合う理由は、本名を言いたくないから。

そして付ける名前は、並べく関係のナイ名前を付ける。

それは、夢や希望をなくしたとき、願いのこもった名前は自分を傷つけるから。

チョナン(草薙剛)は一階のカフェで働いて3年になる。

ホテルのオーナーの名はビーナス(市村正親)。

住民は、ドクター(香川照之)にワイフ(中谷美紀)。

ソーダ(チョ・ウンジ)にボウイ(イ・ジュンギ)。

みんな何かに追われてココにたどり着いた。

そんなある日、父親と娘がカフェに現れる。そして、ある言葉を言う。

「ビーナスの背中がみたい」

それは、ここに住みたいという合い言葉。

その日から、父親はガイ(パク・ジョンウ)、娘はサイ(コ・ドヒ)と呼ばれる。

そう、名前に意味なんてあってはいけない。

それでも皆は生きている。

過去を引きずりながら・・・過去を振り払おうとしながら・・・・

ガイは、仕事を探し働きはじめる。

誰とも、一言も話さないで一人留守番をするサイ。

夢をかなえるために働くソーダ。

はやく大人になろうとするボウイ。

過去のミスを一人抱え込むドクター。

それを支えるために女の仕事をするワイフ。

そして・・・過去を振り切れないチョナン。

みんなみんな生きている。

そして、ココから逃れようと苦しんでいる。

心を開かないサイにチョナンは、ホテルの仕事を手伝わせる。

少しずつ心を開いていくサイ。

そして、少しずつ皆の時間が動き出す。

それは痛みを伴う未来への一歩だった・・・・

最近、この手の映画はハンカチなしでは観れません。

つーか、最近、泣きすぎw

みんなそれぞれ悩みを抱えてる。

それを解決するのは自分。

みんな解ってるけど出来ない。

そんな葛藤がウマク描かれてて泣きました。

チョナンは言います。

「生きてるか死んでいるかわからない。あの時から僕の時間は止まったまま。」と。

ビーナスは答える。

「じゃー死ねばいい。・・・死ねないってのはまだ生きたいってとこ。生きたいなら生きてるって認めたほうが楽になれるのに・・・」と。

人生、わかっていても出来ない事ってたくさんありますね・・・私なんか小さな事だけど。

でも・・・観てて思ったんだけど、なんでコノ映画、全編韓国語なんでしょ?

確かにサイの演技にはやられたけどね・・・可愛かった♪

チョナンの名前の由来と、最後に出てくる○○慎吾君の、あのオチの為だけに韓国語で撮ったんなら・・・カナリ手の込んでる映画ですw

ラブサイケデリコの音楽もグゥ~でした♪

びー茄子

【私も傷ついたら、このホテルに行きたい度 ☆☆☆☆☆】

2004年【日?韓?】

監督 タカハタ秀太

出演 草薙剛 市村正親 中谷美紀 コ・ドヒ パク・ジョンウ チョ・ウンジ イ・ジュンギ

HP http://hotelvenus.net/

最近、やっとDVDプレーヤーなるものを買いまして、DVDで映画をレンタルする事が多くなりました(今更w

映像がキレイなのは感動モノなんですが何かが足りない・・・ナンなんだろう。

その謎が昨日やっと解けました。


そう、DVD作品には・・・・新作紹介がない。他の映画の紹介がない。

ビデオの時には必ず入ってたアレですよ!!

コレがないとチョット寂しくないですか?

あれ・・寂しくないですか?


今日紹介する作品は、DVD借りたのに15分も新作紹介が入ってた映画。

「パッチギ」!!



時は少し昔の1968年。

場所は京都。


主人公の松山康介(塩谷瞬)は普通の学校の普通の高校二年生。

今思ってることは「女の子にもてたい」。

そんな不純な理由でギターをはじめる。


そんな彼の学校の不良が違う学校の女の子にチョッカイを出す。

チョッカイを出された女の子はキョンジャ(沢尻エリカ)。彼女の学校は朝鮮高校。

朝鮮高校の不良たちは、チョッカイを出した康介の学校の不良を半殺し。

康介の乗っていたバスも横転させる。

そして、康介はキョンジャに一目惚れをする。


新聞沙汰になったバス横転事件。

担任の先生は、両校の生徒に仲良くなって欲しいと、「親善サッカー大会」を提案する。

康介と友人の紀男(小出恵介)は、親善サッカーの約束をするために朝鮮学校へ。

そこで吹奏楽部でフルートを吹くキョンジャを見つける康介。

そして、不良の番長、アンソン(高岡蒼佑)と出会う。

アンソンはキョンジャの兄だった。

そして不良同士のケンカはモウ止められなくなっていた。


康介はキョンジャと付き合いたいため、どうしたら皆が仲良くなれるかを模索しはじめる・・・



ケンカと恋、学生時代の青春話。

「GO」の映画の時にも書いたんだけど、韓国、朝鮮、中国・・・日本人なのに私は昔あった歴史をあまり知らない。

教科書問題とかなっても、なんかウヤムヤだし。

だから、こんな映画が増えてきてモットたくさんの人が観る機会があったらいいと思う・・・って思える映画でした。

たぶん、感じる事は人それぞれなんだろうけど。


監督は、作品よりキャラクターの方が有名な井筒和幸監督。

こんな面白い作品作れるとは・・・侮っていましたw


このシーンが特別面白い!ってのは、なかったんですが、ケンカに恋。

どれをとっても、観てる私は、力が入り、チョット目頭が熱くなるような、なんかマッタリといい気持になれました。


愛する人のために違う国の言葉を憶えたり、ケンカして意地張っても実は怖がってたり、好きなのに素直に好きって言えなかったり。

こういう気持ってドコでなくなってしまったのかぁ~私。


パッチギの意味は「突き破る、乗り越える」「頭突き」って意味らしいです。


パッチギ


【パッチギ度 ☆☆☆☆☆】


2004年【日】

監督 井筒和幸

出演 塩谷瞬 沢尻エリカ 小出恵介 高岡蒼佑 オダギリジョー キムラ緑子 前田吟 他

世の中、夢見て生きたいと思う。

それって素敵なこと。

でも、世の中、好きなとこだけして生きて行けるほど甘くもない。

好きな事で飯食えてるのって・・・もしかしてホンノ少し?


じゃ~映画の中くらい夢見ましょうよ!

そんな訳で今日の映画は「恋の門」



青木門(松田龍平)は自称「芸術漫画家」。

石を使ってマンガを描くつー事をやってる。

もちろん売れてない。そして童貞。

最後に飯を食べたのは、もう一日半前の話。


仕方なく食べるためのバイト。

が、道端に落ちてる石に気をとられて、女性にぶつかる。

貧乏臭く、石にしか興味のない彼。

びびった女性は彼に食べかけのパンをあげて逃げさる・・・確かに怪しい服装。


パンを食べ、道に迷い、雨に振られて、バイトに遅刻する門。

バイトの職場には浅野女の子、恋乃(酒井若菜)と再開する。

しかし、門は言葉使いもなってない。

歓迎会で会社の上司に、存在自体を否定される。

「売れなきゃ負け犬の遠吠えなんだよ!」と、、、


酔った勢いで、恋乃の家に泊まった門。

脱童貞!と思ったらマダだった。

そして朝起きると、彼はゲームキャラの格好をしていた。

そう、恋乃の趣味はコスプレ。

そして、コミケで同人誌を描く。

これに命を賭けてる。

童貞を捨てたい門と、コスプレが似合うので門を手元にい置いておきたい恋乃。

2人は、お互いの気持を知りたいがために一泊旅行に出かけようとするがお金がナイ門。


門はバイトをはじめる。

マンガが読めるバー・・・マンガバーで。

そのマンガバーのマスターは昔、人気漫画家の鞠田(松尾スズキ)だった。

そして、3人の漫画家(志望)がお互いの利益のために、マンガ勝負を始める・・・さて、誰が勝つのか?

そして・・・そんな勝負に勝ってどうなるのか?



え~っと、なんとなく松尾スズキと大人計画が好きで、ついでに借りたビデオでした。

が!

が!が!!が!!!

やばい。今年、ナンバーワンヒットです。


脚本、監督は、この作品が初監督作品の松尾スズキさん。

まぁ、舞台じゃ今やチケット取れない売れっ子脚本家です。

で、何がすごいって、それぞれの役がしっかり掘り下げて人物像が出来てる。

門は画家の息子として生まれたコンプレックスに悩まされるし、恋乃は家族そろってのコスプレ一家。

鞠田も売れっ子漫画家だったのがマンガバーをやる理由もちゃんとある。


たぶん、映画って私達の見えないところでは、そんな役の肉着けみたいなのはアルんだろうけど、これはその、彼らが持ってるコンプレックスや葛藤みたいのが、観てる人にもわかり易く、そして伏線としてイロイロはってあります。


3人の漫画家が、とあるシーンで別々にいるのに同じ言葉を発します。

「気持いい~!!」

多分、私は絵を描いてて同じ事を思ってるので、毎週楽しくブログを更新できるし、文章を書くことが「気持イイ」と思える人は毎日、ブログを更新できるのでは?

最高にしびれた台詞でした。


そして、ラストのシーン。

観ててオチの解る(つーか、期待を裏切らない)映画ってのは楽しい映画なんですけど、コレはある意味裏切った。

それもイイ方に裏切ってくれてよかった。

ホント、なんとなく借りた映画で、こんな体験出来るんだから映画鑑賞はやめられません。


周りを支える出演陣も、大人計画の人達を初め、忌野清志郎、尾美としのり、フェロモンン女王小島聖、小日向文世、大竹しのぶに平泉成、映画監督の塚本晋也に三池崇史、エヴァンゲリオンの庵野秀明とその奥さん。漫画家の山本直樹にしりあがり寿、そして原作者、ほんのチョイ役で片桐はいりに田辺誠一と・・・観る人が見ると濃すぎて笑えます。


・・・オチをみて「○○男じゃん~!!」って思った方。私と同じ感性の持ち主ですよw


コイモン


【こんな恋もしてみたい度 ☆☆☆☆☆】


2004年【日】

監督 脚本 松尾スズキ

出演 松田龍平 酒井若菜 松尾スズキ

    忌野清志郎 尾美としのり 小島聖 小日向文世、大竹しのぶ 平泉成 田辺誠一 片桐はいり他

HP http://koinomon.com/

気がついたらタバコのパッケージに、こんなメッセージが大きく書かれてました。


 喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。

 免疫学的な統計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が

 非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります。


確かにタバコはカラダに良くない!

わかっちゃいるけどやめられない~♪なんて歌もありましたが、今日紹介する映画は主人公が終始タバコを吸ってる映画!!

コンスタンティン!



天国と地獄。

それは遠い所にアルのではなくて、ものすごく身近にある。

いつもの街のいつもの場所。

同じ所に天国も地獄もある。


コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は子供の頃から、普通の人が見えないものが見えた。

それは悪魔だったり天使だったり・・・

すごく近くにあっても、天使も悪魔もこっちの世界には入ってこれない。

でも、たまに半人間で半悪魔。半人間で半天使ってのがいる。

彼らは直接、悪事を働く事はない。

人が迷ったとき、耳元でちょっとささやく・・・・励ましたり、惑わせたり。


コンスタンティンは人間の姿をした悪魔や天使を見分けることが出来た。

そして、その悪魔達を退治しはじめる・・・そう、自分が天国へ行くために。

そう、彼は昔、自殺未遂をした。

そして、キリスト教では自殺した者は地獄に行くしかない。

悪魔を倒すことが天国へ唯一行く手段だと思うコンスタンティン。

しかし、ヘビースモカーの彼は医者から肺がんを宣告される・・・余命一年。

彼は天国へ行くことが出来るのだろうか・・・・



世の中、『当たり役』ってのがあります。

もちろんイイ意味でw

で、彼はも~何をやっても私にはマトリックスにしか観れません。

でも、コノ映画は彼がマトリックスでもいいような感じの映画。


あそこまでは無敵じゃない(つーか、ラストの彼は弱弱だし)し、運動神経も良くない。

でも悪魔との戦いっぷりはマトリックスリローデット!(←まだ観てません^^;)

かっこよかった!

独りよがりで、自分本位のコンスタンティンがある事件を通して、人と天使、悪魔との関わりに気づいて行くところ、そしてラストのシーンは感動と、ちょっとユーモアでスカッと観れた2時間でした。


コンスタ


【あんなオチなら私も戦いたくなった度 ☆☆☆☆☆】


2005年【米】

監督 フランシス・ローレンス

出演 キアヌ・リーブス レイチェル・ワイズ シア・ラプーフ ティルダ・ウィントン 他

HP http://constantine.warnerbros.jp/


こんな事をいい訳にしたくないんだけど・・・・


「仕事が忙しすぎて全然映画観る時間作れません!!・・・でも温泉には行ってます・・つーか、明日も行ってきます♪」


アフター5も、なかなか2時間つー時間作れなくて困ってます。

でもね・・・

休憩の30分 とか、通勤時間の30分 とかならアルんですよ。

で、すっかり読書中毒な今日この頃・・・秋ですねぇ~w


さて、世の中にタイトルが『ん』から、はじまる映画があるんでしょうか?

(あったらゼヒ教えてください)

でも、『ん』行のテーマを作っちゃった♪テヘッ♪

つー訳で、この企画も第二弾!

『ン行?w』は、こんな小説を映画化して欲しいシリーズ。

今回は、大沢在昌さん著の痛快刑事小説『らんぼう』



2人の刑事がいた。

片方は身長185センチ。

高校時代は柔道でインターハイ行けたのに、前日に街でケンカして相手のアバラを折って行けなかった男。

カッとなると手が付けられない。

名前は大浦。

周りの人間は彼の事を「ウラ」と呼ぶ。


ウラとコンビを組んでるのが「イケ」。

赤池だから「イケ」。

スグに顔を真っ赤にして、カッとなって喧嘩っ早い。

身長はウラより20センチほど小さい。


この2人のあだ名が「史上最悪のコンビ」

2人の共通点は凶暴なのに加えて・・・・発火点が以上に低い事。

そんな2人が大活躍・・・出来るはずが・・・



2人の活躍を描いた短編小説が10話はいってる小説です。

なにせ、

彼らはスグ殴る。

彼らはスグ蹴る。

そして、踏みつける。頭突きを食らわす。

ベンツでもヤクザでも関係ナク爆発する。

そして・・・こんな2人に追われる容疑者は・・・・かわいそう。

なんだけど非常に面白い小説でした。


一話が20~30ページの話なんだけど、その中にもちゃんと伏線があったり、イケやウラの人間味溢れるところが描かれていたり、でも、やっぱコノ2人はハチャメチャだったり・・・

と、楽しく読めました。


大沢在昌さんって言うと「新宿鮫」を思い出す人が多いと思いますが、私はちょっとコレはダメだったんですよ。

でも、コレ読んでばっちりハマッテしまいました。

今週も図書館行って 大沢在昌 5冊借りてきましたw

寝不足気味~・・・著者を気に入っちゃうと、しばらくその人ばっかり読んだりしませんか?


で、「史上最悪のコンビ」ですが、とにかくスグ切れて、着てる洋服はアロハばっかりつー、イケ役には三上博史。

そして、大柄でイケよりはチット大人なんだけど、でもスグ切れるウラ役には、元柔道、疑惑の判定で負けてしまった重量級、篠原信一。

で、どうでしょう?

う~ん・・・ドッチかつーと、映画化よりコノ配役でドラマ化して欲しい・・・金曜の夜にテレビ朝日あたりでw


らんぼ~

【こんな刑事とは関わりたくナイ度 ☆☆☆☆☆】


1998年発行

出版元 新潮エンターテイメント倶楽部SS

著者 大沢在昌

定価 1600円