今回紹介するのは、

ジャパニーズ・フュージョン界を代表するグループ

カシオペアのライブ盤、“Mint Jams”(1982)です。


カシオペアというと、最近の若者達(笑)には

T-Squareなんかと並んで、ダサいジャパフュージョンの代名詞

みたいに言われ敬遠されることが多いですが、

(ファンのオジサマ方申し訳ありません・・・。)

このアルバムは、なかなかどうして良いサウンドしてます!


発表されたのは82年と、危険な匂いがしなくもない年ですが

70年代の香りを残したサウンドには

レアグルーヴ好きの若者にも納得のいくものかと思います。


肝心の演奏ですが、

そこは凄腕揃いのカシオペア。

卓越した技術と意外な程キャッチーな楽曲で

(二曲目のAsayakeだけは苦手ですが)

気づけばアルバム一枚通して聴いてしまっています。

また、収録曲7曲で36分という短さも◎。

リスナーを飽きさせることがありません。


妙に思い入れのある作品です!

まだ聴いたことのない方は

まず、この曲 を聴いてみてください!

結構良いですよ~。



ここらで、ちょっと今までとは毛色の異なる作品を。

プログレッシヴ・ロックの雄、King Crimsonの

二枚組みのライブベスト盤“Cirkus”(1999)を紹介したいと思います。


ある時期を境に、ディストーションのかかったギターを聴くと、

80%位の確立で気分が悪くなってしまう体質になってしまった僕ですが、

King CrimsonのRobert Fripp様のギターは今でも別格。

調性のない攻撃的な現代音楽を聴いているかのように、

自分の中に潜むダークな部分が活性化される感じが嫌いじゃなく、

たまにラックから引っ張り出して聴いてます。


Disciplin~Three of a Perfect Pairの

Adrian Belewがヴォーカルをとるクリムゾン好きの僕には、

一枚目のラインナップがたまりません!

とりわけ“Indiscipline”での異常な緊張感の中での

Bill Brufordの変則ドラムと不安感を煽るAdrian Belewの語りは

ポピュラーミュージックではなかなかお目にかかれない、

筆舌しがたいエネルギーを内包していて必聴モノです。


多用される変拍子や不協和音、

Adrian Belewの悪ふざけのように聴こえるヴォーカルなど

とっつきにくい部分はかなりあると思いますが、

聴く価値がある作品であることは僕が保障します。


まずはこの映像を見てみてください。

う~ん、キモカッコイイ!

http://www.youtube.com/watch?v=tZbOdgevxDE&feature=related



後にChicagoに迎え入れられることになる

Bill Champlinの記念すべき1stソロアルバムです。

1978年のリリースです。


プロデュースは、お馴染みDavid Foster。

プレイヤーも豪華も豪華。

Jay GraydonやJeff Porcaroはもちろんのこと、

なんとあのDaryl Hallもコーラスで参加してます。

彼が歌う、オープニングナンバー“What Good is Love”の

鳥肌モノのコーラスは必聴です。

有名ヴォーカリストを起用してハクをつけよう、というのではなく

きちんとDarylの声がアレンジに生かされているところに非常に好感が持てます。


ちなみに、Michael McDonaldは当然参加してます。

どんだけ仕事してんだよ(笑)


さて、肝心の内容ですが

David Fosterのセンスの良いアレンジに助けられ

Bill Champlinの癖の強いワイルドな歌唱が非常に聴きやすくなり、

それでいて全体的には聴き応えがしっかりある、

そんな絶妙な塩梅となっております。

楽曲も圧倒的な質を誇り、捨て曲は一切なし。

なんのためらいもなく名盤と呼べる大傑作です。


ちなみに、次作のRunawayは

いかにも80年代!という感じのハードロック色が強く

全然好きになれませんでした。

本作品や以前に紹介したAverage White BandのShineを手がけたFosterが

なんでまたこういう路線に行ってしまったのか不思議でなりません。

80年代ってやつぁ、呪われているのか!?


話はそれましたが、

このアルバムは大大名盤です。

未聴でしたら是非聴いてみてください!


試聴はこちら↓

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=865633&GOODS_SORT_CD=101



Curtis Mayfieldが設立したレーベル、

Curtomから75年に発売されたアルバムです。


安心してアルバム一枚通して聴ける良盤なのですが、

その中でもタイトル曲“Heaven Right Here on Earth”が出色の出来。

気張らないコーラスと薄いアレンジが

非常にメロウで心地よく、何度聞いても飽きません。


変にオシャレすぎたりエロ過ぎたりしないので、

さらっとソウルが聴きたい時に愛聴してます。


なんだかいつもに比べて薄いレヴューになりましたが、

聴いて頂ければその理由も分かっていただけるかと!

ごちゃごちゃ書くのがバカらしく思えてしまうほど

良い感じに力が抜けた素敵なアルバムです。


是非是非、聞いてみてください。



ヴォーカルのケンジです。

すっかり寒くなりましたが、

みなさんいかがお過ごしでしょうか。


今回紹介するのは、

あのStingが在籍していたバンド

The Policeの3rdアルバム「ゼニヤッタ・モンダッタ」です。


The Policeというバンドは非常にユニークなバンドで、

78年のデビュー時には、当時イギリスで大流行していたパンクを装いつつ

そこにレゲエのテイストをミックスするという、

今のStingからは考えられないような音楽性を持っていたのですが、

このアルバムでも、一筋縄ではいかない、

一癖も二癖もあるサウンドが展開されていて聴き応え十分です。


僕が特に気に入っているのが、

二曲目のDriven to Tearsと三曲目のWhen the World is running down。

Stingは、後に非常に積極的に

チャリティー・社会活動に参加していくのですが、

このアルバムを発表している時点で

国際問題に対する意識を高く持っていたことが

この二曲から強く感じ取れます。

高い知性を持ったStingの

静かな怒りがひしひしと伝わってくるようで、

気軽には聞けませんが自分にとっては非常に印象の強い二曲です。


全体的に見ると明るい曲が多いですが、

なんだか不気味な暗さも共存する

奥深いアルバムだと思います。


オススメです。