武漢の男性はこの感じすごいわかる
と旦那に教えてもらった映画です。
万箭穿心 2012年
悲しさが凄くて私は観れてないんですが
旦那から聞いたり調べたところによれば、
こんなあらすじです。
違ってるとこもあるかもです。
ネタバレありです!








(たぶん)真面目で誠実な旦那と
高圧的で誰にでもキツイ妻
たぶん家でもネチネチと負の言葉しか
言わない感じだったんでしょうか、
引越業者にも小看な態度丸出し。
そういう態度に旦那は不満をためて
離婚を切り出す。
大き過ぎるショックを受ける妻。
そんな時に旦那が同僚女性と
ホテルに入るのを目撃し、
妻は警察に売春だとチクる。
本当は浮気ではないらしい
旦那は職を解雇され、
しかもチクったのが妻だと知り、
長江に身を投げ自殺。
ちなみに家族が高層マンションに引越できたのは
旦那が工場のわりと責任ある地位だったため
残された母親(妻)と息子。
息子を育てるために自分の時間全てを
労働に費やす。10年の激務です。
妻生きる軸はもう息子だけ、
マウント対象としても愛情の対象としても、
と思います。
そして息子は無事大学に合格する。
たぶん大学合格のお祝いの席で、
自宅で母親と奶奶と3人がいる。
空いた席に父親に遺影を置く息子。
母親に、あなたを尊敬するよ、と話し出す。
”あなたとこの1杯の酒を飲み干したら
もうあなたは母親じゃない
あんたのせいで10年も父を失った
僕はやっと大きくなった、大学にも入った
あんたの援助はもう要らない
奨学金もあるしバイトもする
もうほっといてくれ
家は父さんが残してくれた
あんたは出ていってくれ
僕はばあちゃんと暮らす
あんたはあんたで好きにやれよ
誰もあんたを止めない”
父親の死の理由を知った息子は
母親に絶縁を切り出す。
魂が抜けたような母親。
最後は自分の荷物を車に積み
去っていく。
ネタバレここまで








武漢の女性は性格がキツイ、
厳しい人が多いらしいです。
本当に誰をも見下すような。
旦那の印象です
現実の事件があります。
武漢かどうか不明
旦那と離婚しシングルだった母親、
息子にもすぐ叩いたり非常に厳しく
心縛る感じだったよう。
ある時、ちょっとしたゲームか何かを
学校に持ってきた子がいて、
この母の中学生の息子も
一緒に遊んでしまい、怒った先生が
母親を学校に呼び出したんです。
母親は激怒し、息子を学校で
皆が通るところで怒り倒しました。
胸ぐらつかんでそのまま
首まで持って行き絞めたように見えた
十数分程度か、じっと俯いてたその子、
決意したかのように
窓から飛び降りてしまった。
当時、
こんなことぐらいで親を呼ぶ先生や
母親にも非難が行ったようです。
事件が何年か前で、最近、
その母親も自殺してしまったそう。
悲しい事件だと、
それでこの映画を思い出すし
この映画でこの事件を思う、と
旦那が言ってました。
ちょうど我が家でも
喧嘩が多い今年2月3月の話で、
より身近に感じてしまい
ここに”悪者”なんかいるんだろうか。
誰かを責めたら済む話なんだろうか。
そんな簡単なことなんだろうか。
と複雑な気持ちで映画と事件を
思うのでした。
映画は、日本では風水という
タイトルになってるそうです。
ご興味あればぜひ。
万箭穿心、四字熟語でした。
たくさんの矢が心臓を刺し貫く
=これ以上ないぐらい心を痛めてる