土屋うさぎの作品。
2025年に宝島社から刊行。
第23回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作である。
新聞の書評で紹介されているのを見て知った。
作者は漫画家、本作が小説家デビュー作となる。
本作の主人公も、漫画家を目指す大学生の女性だ。
大阪・豊中市の「ノスティモ」というパン屋でアルバイトをしている。
5つの短編が入っていて、タイトルにはどれも、パンの名前がついている。
カレーパンの話が、私は印象的だった。
主人公が、お客の思い出のカレーパンを求めて、「ノスティモ」の人と他のパン屋を訪ねる。
全体的に読みやすく、パン好きな人には「そうなんだ」という知識も得られていい。
ただ、謎解きがそれほどないので、ミステリーではないと思った。
『このミステリーがすごい!』の選評が巻末についている。