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ま、今日も気ままにいきましょ。

本、映画、ライブ、食べ物などの感想を徒然に書いていきます。

椹野道流の作品。

 

2014年にKADOKAWAから刊行。

 

書き下ろし作品。

 

最初は、転落した主人公が再生していく物語なのかと思ったが、それだけではなかった。

 

幽霊や主に仕える「しゃべる眼鏡」が出て、SFっぽい作風になっている。

 

文章が読みやすく、会話が多いのでどんどん読める。

 

料理を作る場面は、お腹が空くくらい臨場感がある。

 

定食屋の主人の威勢の良さが、物語に勢いをつけている。

 

シリーズ物で、本作が初め?

 

料理に興味がある人、誰かが作った料理を文章で読みたい人、シリーズ全部ではなく、1冊気軽に読みたい人におすすめ。

松尾潔の作品。

 

2024年に講談社から刊行。

 

日刊ゲンダイでの連載や、ラジオでの発言をまとめている。

 

広告で出ていたのを見て、読みたいと思った。

 

松尾のことは、CHEMISTRYのプロデューサーとして登場した時から知っている。

 

テレビ東京で放送していた「ASAYAN」で見たのが最初だった。

 

それから、ラジオに出ているのを聴いたり、「関ジャム」に出ているのを見ていた。

 

本作は、エンタメ業界の未来を考えた、松尾なりの主張が凝縮されている。

 

特に、ジャニーズの一連の問題を取り上げている。

 

前半はそれが多いのでしつこさもあるが、それだけ松尾が、ジャニーズ関連の仕事をしてきたからだろう。

 

後半は、ドラマや映画、文学の話などジャンルが多岐にわたる。

 

松尾の交友関係もわかり、「こんな仕事もしていたのか」という発見もあった。

 

オレンジ色の装丁は、主張とともに未来へのメッセージが込められているように感じた。

 

音楽業界に関心がある人、ジャニーズ問題をもう一度振り返りたい人、この10年くらいのメディアについて考えたい人におすすめ。

椹野道流の作品。

 

2023年に小学館から刊行。

 

著者が、かつて祖母と行ったロンドン旅行を振り返って書いた。

 

祖母は、思っていることをはっきり言うタイプ。

 

しかし80代なので、体調や日々の疲れに注意しなければならない。

 

孫である著者は、祖母の様子を気にかけながら旅行の日程をこなしていく。

 

ロンドンに行ったことのある人、ある程度知っている人なら、見聞きしたことのある地名や店名が色々出てくる。

 

一番印象的なのは、ホテルの人のおもてなしの良さ。

 

「お客様の心に寄り添って」とはこのことだなと、読んでいて感心する。

 

著者の願いをかなえた「ブライトンへの冒険」も、読んでいる側からすると「本当に!?」と驚くことばかり。

 

映像化すると面白いのかな、と読んでいて感じた。

 

著者と祖母の会話は、どたばたコメディのような感もある。

 

全体的に読みやすい文章だったので、他の著作もまた読んでみたい。