凪良ゆうの作品。
2022年に講談社から刊行。
「小説現代」に掲載されていたのを加筆修正した。
舞台は瀬戸内海の島。
高校生の櫂と暁海は、家庭に問題をかかえながらも自然と惹かれ合う。
櫂は漫画の原作を執筆している。
高校を卒業して、東京へ行く。
暁海は島に残り、就職する。
お盆休みなどに東京へ行き、櫂と会う。
漫画が売れ、生活ががらりと変わった櫂に、暁海はついていけなくなる。
別れを選び、別々の道を歩むはずだった2人。
やがて一周してまた交わるように、暁海は櫂に会いに行く。
櫂は、病と闘っていた。
凪良の作品は初めて読むので、作風がわからずどんな感じかと思ったが、読みやすかった。
島の情景や、東京の街の描き方が上手い。
するすると読めるが、没頭する感じではなく、淡々と冷静に読んでいける。
物語は櫂と暁海が主だが、北原先生という人が話を引っ張っている。
映画化すると聞いた。
景色がきれいだろう。
登場人物が多くエピソードも色々なので省かれるかもしれないが、なるべく全部入れて描いてほしいと思った。