サッカー監督・オシムの人生を追った本。
2005年に、ライター・ジャーナリストの木村元彦が書いた。
「オシム語録」は当時サッカー界で流行っていたので、この本も有名。
私も一度手元に置いて読んだが、手放してしまい、今回また読むことができた。
「本当に一度読んだ?」と思うくらい、内容は全く忘れていた。
「オシムのことは好きだけど、ユーゴスラビアの歴史、戦争、カタカナ多くてわかるかな」と心配だったが、読ませた。
「この本こんなに面白かったんだ」と、サッカーファン目線が多少あるにしても、読めてよかった。
ジェフに来た時の様子や、現役時代のこと、戦争勃発により家族が離ればなれになったこと、サッカーに対する思いが、存分に描かれる。
厳しいことも言うけれど、きちんとフォローも忘れず、選手からは「最高の監督」と振り返られる。
この本の後、日本代表監督になって、体を悪くして途中退任になったけれど。
日本サッカーに残してくれたものは、たくさんあるなと思った。
出てくる選手もほとんど知っているので、感慨深い。
今どうしているのかな?DVD見てみようかな?
そんな気持ちになった。
巻末の、妻と孫と写っている写真が最高。