森絵都のショートショート。
2019年に筑摩書房から刊行。
webちくまに連載していたのをまとめた。
森は本の雑誌の目黒考二がほめていて、「そういえば読んだことなかったな」と思い、本作を読んだ。
5ページくらいのショートショートが38入っていて、どんどん読める。
登場人物誰かの視点で描かれているが、少し俯瞰的なので、引いた目で読める。
全部が面白くはないが、「こういう切り口で描くのか」という発見はあり、興味深かった。
話しにくいことや伝えにくいことをまとめて、タイトルになったのか、関係がよくわからなかったが。
短い話をどんどん読みたいときにはお勧め。