平和な家庭を壊しているのは僕なのか? | 1997年夏

1997年夏

1997年の夏。ある出来事がおきました。その出来事により私は夫婦の関係について見直すことになり、そして恐らく人生も変えたと思います。その時のことを思い出しながら書いていきたいと思います。

その夜、妻になだめられる形で再びセックスを行った。


翌7月27日。


午前中、家の掃除に集中。

共稼ぎの我が家では日曜日に掃除を集中的に行う。

新築2年のマイホームであるのだが、昨夜から単なるがらんどうの箱にしか見えなくなっている。


午後、子供2人を連れて博物館に行く。

次男がエレベータの中で突然、知らない他所の子に唾を吐きかける。

突然のことに、あわて、その子の連れの人に平謝りする。

両親の異変を察知しての行動なのかもしれない。

帰宅後、そのことを妻に話し、とげとげしい態度を取る。

父親のその行動も間違ってるのだろう。だが・・・


夕食とその後は努めて穏やかで楽しく温かい雰囲気を作った。

子供たちが明るくはしゃぎまわっていた。


素直に心の底からそういう雰囲気になれるのならいいのに。

その雰囲気を壊しているのが俺なのか?

俺はひたすら堪えなければならないのか?