イラストレーターで作成したイラストをMicrosoft Office用に保存するには | パソコンが好きになるブログ〜表技・裏技・便利技伝授!

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北海道札幌市中央区 大通駅徒歩7分のパソコンスクール「リズ札幌・ライフデザインスクール」パソコンインストラクター川上雄大によるパソコン・IT・ワンポイントレッスン。
スクールでのいろんな方のパソコンレッスンだったり、パソコンとは関係ない話だったり…

こんにちは、パソコンワンポイントレッスン!

PCインストラクターの川上です。


今日はIllustrator(イラストレーター)のレッスンです。

私は、イラストレーターはバージョン7.0から教えていますが、毎回バージョンアップの対応に大変です。
(7.0→8.0→9.0→10.0→CS→CS2→CS3→CS4→CS5→CS5.5→CS6)

どうしてここ変えるかな~、なんてことはしょっちゅうですから・・・

また、早くここ直してくれないかな~、なんて機能もたくさんあったり・・・

そんな中、今日はWordやExcelやPowerPointとの連携を考えて作られたであろう機能のレッスンです!

それは、
イラストレーターで作成したイラストをMicrosoft Office用に保存する方法について

です。

例えば、こういった地図のイラストを作成したとします。

002

「ファイル」メニューの「Microsoft Office用に保存」をクリックします。
(この機能はIllustrator CSからですので、もうご存知の方も多いと思いますが・・・)

001

すると、Microsoft Officeの文書(ワードやエクセルなど)で利用するのに、最適な画像ファイルに書き出してくれます。
その最適な画像ファイルとは、
解像度150ppiのPNGファイル
です。

こんなふうに(↓)。

ちず

ワードやエクセルにこのPNG画像を入れたいときは、
[挿入]-[図](2010/2007)
[挿入]-[図]-[ファイルから](2003)
でOKです。

ただし、ここで注意が必要です。

挿入されるワードやエクセルやパワーポイントの背景があって、その上に画像を挿入する場合は注意です。

画像の周りが白くなってしまうのです。

006

イラストレーターで作成したイラストをすぐに、
ワードやエクセルやパワーポイントに挿入したいときはいいのですが、背景の画像と重ねたいときは別の方法が必要です。

[ファイル]-[書き出し]
を選択して、PNG形式で書き出します。

PNGオプションで、解像度を「標準(150ppi)」、背景を「カラー:透明」にします。

003

こうすれば、イラストレーターで作った透明を含むアートワークを透明を保ったまま、ワードやエクセルやパワーポイントに貼り付けることができます。
(右側の地図のように)

004

この地図の例じゃわかりづらい・・・
という方のために、別の例を。

まず、イラストレーターで簡単な花びらを作成します。
(これは10秒で作成できる花びらです。細長い楕円を作って、グラデーションにして、15°で回転コピーして、Ctrl+Dで繰り返す、とできます。)
→このような花びら(↓)を作る方法を詳しく知りたい方は、こちら『イラストレーターで花びらを作るには』をご覧くださいませ。

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それを保存して、ワードに挿入すると、より違いがわかります。

左側が、「ファイル」-「Microsoft Office用に保存」のPNG画像で
右側が、[ファイル]-[書き出し]のPNGオプションで背景を「カラー:透明」にした画像です。

101

さぁ、どうでしょうか。

このように、イラストレーターで作成したイラストを、ワードやエクセルやパワーポイントに使うことができます。


以上、パソコンワンポイントレッスンでした。



LIDS澄川・ライフデザインスクール
川上 雄大