楽天フリマで古本屋さん始めました。
みなさん、読み終わった本ってどうしてますか?
私は今まで重たい思いして、ブックオフに持っていってました。
が、どれもこれも、
どんなに美品でも10円100円の世界で、
これだったら、誰かにあげた方がいいよなぁーと、
いつも売りに行くと、イヤ~な気分になってました。
それで、せっかく楽天にHPがあるので、出品してみることにしました。
ハードカバーは殆どブックオフに売っちゃったけど、
まだまだ読み終わってアップしてない文庫もいっぱいありますが、
とりあえず、出品したものをここでも宣伝してみようかな、なんて。
Books Garden ←私の楽天フリマのマイページ。
以下、現在出品中の書籍なり。
今日、さっき出品したばかりだというのに、
早速「ダ・ヴィンチ・コード」に入札があってビックリ。流石話題作だわ。
文庫 1円~
文庫100円~
またたび回覧板&トラブルクッキング 群ようこ (2冊セット)
文庫 200円~
コミック 100円~
単行本 500円~
単行本 800円~
単行本 1000円~
ソフトカバー 500円~
家庭でできるビューティ「ヨガ」レッスン スリムになる!キレイになる! / 内藤景代
上半期のベスト本
今年に入って読んだ本は、たぶん、20冊くらい。
上半期ベスト本のTBテーマを書こうと思ったら、
もう終わってたし。まぁ、いいや。個人的な健忘録ってことで。
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私という運命について 白石一文 ★★★★
適齢期の女性向けの作品。
30を間近にした主人公の結婚、出産、家族・・・・と、
10年以上に渡る人生(運命)と、
その時々の考えがよく描かれていて、
とてもとても考えさせられる一作。
主人公の考え方には共感できなかったけど、
それでも、人生について、すごく考えさせられて、
最後には泣きました。
静かな感動が襲ってくる作品。
雨の日なんかにじっくり読むことをオススメします。
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いつでも夢を 辻内智貴 ★★★★☆
本の好みが全く違う友達に薦められた本。
すごく感動しました。マンネリな日々に埋もれている幸せを再認識できる一作。
うまくいかないとき、繰り返し読みたい、そんな作品。
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- ショッキング・ピンク エリカ・スピンドラー ★★★★☆
性的倒錯、セックス依存症、トラウマ、虐待、離婚、殺人・・・・
と、多くの題材を用いながらも見事にまとめられていて、
衝撃の展開と、秀悦な人物描写も素晴らしく、
ミステリーなのに、心にも響く作品。
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過去からの殺意 ヴァル・マクダーミド ★★★★
著者の頭の中の枝葉の広さには感服する。
よくもこれだけのネタを盛り込んだものだ。
クライマックスからラストにかけては、すごい勢いではまりこんで読んだ。
そして読了して「面白かった」と「いい余韻」にひたれた。
最後の真実 リズ・アレン ★★★
元ジャーナリストのデビュー作ということで、
少し不安を覚えたが、装丁の雰囲気が好みなので購入。
古き良き名作ミステリもいいけど、
最近の海外新人作家の文庫は、
ついついつられて買ってしまう。
2つ違う時代・人物の話を交差させながら、という手法は、
よほどの技がないと読ませにくいものと思う。
チャレンジ精神や、努力は買うが、
まだまだ年季が足りず・・・といった感じで、
前半読みにくかったし、
全体の3分の1を読み終えた時点で全く面白くなかったので、
「はずれを引いちゃったかしらん?」と思ったが、
真ん中まで読み終えた頃にはなんとか面白くなってきたかなという、
スロースターターな作品。
読んでる時分は面白い・気になると、読み進められるからいいのだけれど、
よくよく考えたら、
主人公を窮地に陥れた犯人の小さな動機と、大きな計画に
ちょっとありえないよなぁとも思ったり。
というか、そこまで出来る人ならば、
他人を陥れなくとも、成功してたはずだしねぇー。
ロマンスも取ってつけたような感じだし、
衝撃の!とうたわれている結末も、
沢山のミステリを読んでる人にとっては、
「どこかで読んだような」ともなりかねない。
それに、元記者というだけあって、
小説というよりも、記事を読んでる感覚を受ける説明的な部分も多い。
そういう意味では、粗いし、読みにくいし、わざわざ買って読むことを
万人に薦められる作品ではないかもしれない。
もっともっと秀悦な海外ミステリはいくらでもあるし、
同じ海外新人作家で平積みの話題作ならば、
やはりジリアン・ホフマンの「報復」の方が、
売れただけのことはあるよね、と思えるような、
キャッチーな万人受けするつくりだったな。
と、ここまでけなしたけれど、
プロットはよく練れていると思うし、
「どうなるの?」と、ぐいぐい読ませる力はあります・・・ちょっと荒っぽいけど。
(同じ記者出身の作家だったら、ヴァル・マクダーミドの方が全然巧いけど。)
多すぎる登場人物がつながっていくところは実に見事に描いていましたし。
そういう意味では、いろいろと考えさせられる小説ではあります。
仕事で成功を勝ち取ったバリキャリの女、
不幸な子供時代ゆえに、成功には金が必要と割り切って女を武器に裏の世界へと落ちていく女、
強制的に決められた結婚相手のおぞましい暴力に耐えるしかない女、
他にも、マフィア、ジャーナリスト、官僚など、
私のボキャブラリでは上手く表現しきれないけど、
とにかく沢山の人々を描いているのだけれど、
それぞれのキャラ設定は、
これだけ多くの登場人物を扱いながらも、
とても上手くまとめられていたと思うし、
レイプや、家庭内暴力、セクハラなど、
女性にとって考えさせられるテーマが、
実にキワドイ描写で描かれてるので、
女性ならば、ミステリ好きじゃなくとも、いろんなことを考えさせられる作品。
そんなわけで、根っこの才能はある作家さんと思うので、
3作後くらいになったら、
成長を期待しつつまた読んでみたいと思います。
いくら面白くても、読みにくい&面白くなるまでに半分っていうのはシンドイので。
気になる本
デビュー作面白かったから、アッシュベイビーも読んでみたいと思ったら、
川上弘美は短編より長編のがスキ。
「神様」も独特で良かったけれど、「ニシノユキヒコの恋と冒険」、「センセイの鞄」は
ほんとに、すごくイイ。
WOWOWでドラマ化されたのもなかなかでした。
さて、「古道具 中野商店」はどんな按配?
- 新堂冬樹の読みたい本がこんなにある。
- 「カリスマ」は本当に凄い作品と思う。
- 「鬼子」と「炎と氷」も面白かった。
- 「忘れ雪」はいまいちだったが。
- こんなに続々新刊出てるのに、なかなか文庫化されないのはなぜ?
- ずっと文庫待ちしてるのに・・・・。
角田さん、実はまだ一度も読んだことない作家で、
唯川・山本・江国の御三家の次点的作家?と勝手に思っていたのだけど、
受賞後の作品は、テーマが良くて好感度高いのよね、私の中で。
まだあまり文庫が出てないみたいで、
今まで読みそびれてたけど、どうなんだろう?
例えば
唯川恵・・・等身大、OL・適齢期向け、恋も友情も
山本文緒・・・暗い、重い、深い、集団行動に属さない
江国香織・・・透明感、孤独
御三家にはこんなイメージをいい意味でも悪い意味でも持ってるんだけど、
角田女史は一言でその作風を述べるならどんな感じなのだろう?
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とゆーわけで、これらの作品を読んで、レビューを書いてる方いましたら、
TBください。参考にしたいデス。
新しい文芸誌 ”papyrus”創刊
幻冬舎から新しい文芸誌papyrus(パピルス) が創刊した。
今日コンビニで見つけて購入。
まだパラパラとしか見てないけど、
今までの文芸誌と違って、
掲載作品は全て読みきりのみ、ってスタイルは、
好きな作家・興味のある作家が載ってる時だけ買えばいいから嬉しい試しみと思う。
創刊号だけになかなか豪華。
なかでも興味があったのが、
結婚後、休業していた中山美穂の特集と、
メインの小説は
続々原作映画化で話題の福井晴敏、
「小生物語」以来新作の出てない乙一、
他にも、川上弘美、豊島ミホなど、
話題&気になる作家の読みきり新作が読めるのが嬉しい。
とりあえず、今日のところは乙一を読んでみた。
うーん、なんなんでしょう。
相変わらずと言えば相変わらずだけど、
一見フツウのようでいて独特の乙一ワールド。
私もパソコンではなく、手書きで日記でも書いてみようかな、
なんて、(絶対実行はしないだろうが)思ってしまったほど。
人はひょんなきっかけで変わるのだと、再認識させられた。
インクを使いたいから日記を買ってみた。
日記を飾りたいからブックエンドを買った。
でも、一冊じゃ収まらないから、背表紙の良さげなハードカバーを
飾るためだけに買って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気づいたらブックエンドがいらなくなり、
部屋の四隅を一周してた。
って、乙一ワールドって感じしません?
彼のこういう発想がスキだわ。
形は小説なのに、
テイストは、日記や(知る人ぞ知る)後書き風味でした。笑。
他の作家のもぼちぼち読んでいこうかなと思います。
さて、創刊号に話題を戻すと
全体の印象としては、
ちょっと中途半端というか、ごちゃごちゃしすぎた感じ。
旬の作家の読みきり新作6作っていうのは、お得だけれど、
マンガはいらないかなぁ?
あと、装丁豪華すぎ。
ていうか、金かけないでいいから、
もっと安くしましょーよと思う。
730円はちょっと高いような気がします。
でも、旬の作家を毎回、創刊号並みに豪華に、
そして、バラエティに富んで入れてくれれば、
ヒットするかもしれないですね、なんたってコンビニ売りだし。
次号の発売日が最後のページに書いてあったけど、
予告一切なしだった。
ということは、まだ執筆陣調整中?・・・楽しみ^^
I'm sorry. mama 桐野夏生 ★★★☆
桐野夏生を初めて読んだのは、
映画化、ドラマ化され、海外でも評価の高い「OUT」だった。
その後、独特な、興味深いテーマにそそられて、
「残虐記」と「グロテスク」を読み、
江戸川乱歩賞受賞作(タイトル忘れた)を読み、
直木賞受賞作(柔らかな頬)を読んだ。
「OUT」は、わりかし面白かった。
乱歩賞受賞作は、とても面白かった。
が、期待してた「残虐記」と「グロテスク」は、
凄い人だとは思えど、
その読後感の悪さや、読みにくさに、
決して面白いとは思えず、
「なぜ、桐野夏生はこういう路線にいってしまったのだろう」と思った。
名前も売れ、評価も高まっているところで、
わざわざマイナー路線を歩む不思議。
ウケる人にはウケるのだろうが、
一般受けしない少数派ウケな作品を書き続ける不思議。
それでも乱歩賞受賞作のような、
私のツボにはまるテーマや文体を扱ってくれさえすれば、
ステキな作家なので、つい手に取ってしまう、それが私にとっての桐野夏生だ。
とは言え、もう変な本は買わないとも思って、
ひとまず、一般受けしたはずの直木賞受賞作を読んだけれど、
その描き方に「凄いな」とは思うけれど、
やっぱり面白くなくて。
なのに。
ブックオフで見つけて、帯に騙されて、またも買ってしまった。
前置きが長くなってしまった。
これ、この本、凄いです。
いや、近作はいつも、ある意味凄い作品ばかりなのだけれど。
まず、第一章。
小説や映画の常識をくつがえす展開。
その後の主人公の悪事。
主人公は一体どこまでいってしまうのか?
今度は何をやらかすのか?
と、ページをめくる手が止まらない。
しかも。
主人公のみならず、他の登場人物なる女たちが、
みんながみんな壮絶な人々。
いそうでいない。
けど、いなそうでいそう、な。
オチが凡庸だったのが、少しがっくりだが、
いやはや、凄いものを読ませてもらいました、と
頭を下げるほかないような、そんな作品でした。
桐野女史の頭の中は一体どうなっているのだろう?
そして、この人はどこまでいってしまうのだろう?
ここまでくると、好き嫌いの問題じゃなく、
今後の作品動向を追わないわけにいかなってきたような気もしてみたり。
化け物は、アイコじゃなくて、キリノだ、
と、いい意味で体感した一冊。
夏の暑さ凌ぎにオススメ・・・かもしれません。
総評:★★★☆
:追記:
http://www.shueisha.co.jp/kirino/index.html
集英社はこんな公式サイトまで作ったほどの力の入れよう。
試し読みはもちろん、
作品からインスパイアして作ったムービーみたいのも見れました。
これ以後の作品のレビュー書いてる人いたら読んでみたいので是非TBしてください。
↓以下文中で
蛇にピアス 金原ひとみ ★★★☆
芥川賞受賞の話題作をやっと読了。
私にとって芥川賞はイメージが悪い。
というか、信頼度が低い。
そもそも短編が好きじゃないのに、
受賞作の多くが短編なのと、
吉田修一氏のパーク・ライフ と、
大道珠貴のしょっぱいドライブ で、痛い目に合ってから、
絶対信用しないと思ったのだった。
で、金原ひとみなんだけど、
同時受賞の綿矢りさは、受賞前のデビュー作を、
たまたま友達が持っていて読んだことがあって、
キラリと光るものはあれどまだまだだなあという印象で、
勝手に、似たような作風なんだろうなと思って触れもしなかったの。
ところが、たまたま、とある女性コミック誌で、
漫画化されたもの(しかも途中まで)を見つけて読んで、
「なんだ、この偏り具合は?」と、
それはもう強く強く惹かれたのでした。
が。
買おうと思った時に、ネット書店では丁度在庫切れだったりして、
そろそろ文庫出るだろうし、待つか、と決めて、
すっかり存在すら忘れていたの。
で、こないだたまたまブクオフで見かけてGET。
今は亡き、菜摘ひかる嬢のような、
偏り具合、壊れ具合がなかなか良く、
独特の感受性は、
いま自分のまわりを固めているようなものを取っ払ったときの、
裸の自分を思い出させてくれて、
久々に、他の作品も早く読みたいと強く思った作家だったのでした。
文章とか、
ストーリーとか、
正直言ってまだまだで、
オチなんて、
せっかく独特だったのに、
最後にして普通の、ありきたりな小説に成り下がっちゃいました、
みたいな感じは否めないし、
とてももったいないなぁ、とも思うのだけど、
それらに目を瞑れるくらいの何かを持ってる人だなと。
今流行り(?)のDeep Love―アユの物語 完全版 と
主人公が少し似てる気がするけど、
本作の方が媚びがない分、
心の奥の方に、ずどんとくるような感じ。
といっても、Deeploveは漫画でちらと見ただけですが。
沈黙 エリカ・スピンドラー ★★★☆
エリカ スピンドラーの本を読んだのは、ショッキング・ピンク に続いて2作目。
これが、あまりに良くできていて面白かったものだから、
本屋に立ち寄ったついでに数冊まとめ買いしちゃった。
日本作家の作品だと、「他の作品も読んでもいいかな」と思うことはあっても、
「他の作品も是非読みたい」とまでは思わないことが多いけれど、
最近、海外ミステリに目覚めた私は、
「是非読みたい」と思う作家に多く出会えてとても嬉しい。
海外作品は、地名や、人名が、なかなか頭に入りにくくて、
まともに読みもしないで、敬遠していたが、
日本ミステリとは違う、スケールの大きさを一度体感すると、
日本ミステリを読む気がなくなってしまうくらい、
良質な作品が多いと思う。
いや、たまたま私が当たりを引いているだけなのかもしれないが。
というわけで、2作目に選んだのは沈黙 。
あらすじは以下の通り。
医師が自宅のガレージで燃料をかぶり、自らの体に火を放った。
アヴェリーは愛する父の自殺のニュースに打ちひしがれた。
もっと話を聞いてあげていれば……。
罪悪感とともに帰郷した彼女は、謎めいた女からの脅迫電話を機に真相を探り始めた。
そして、町を恐怖で牛耳る秘密組織の存在を知る。
父は彼らに殺されたのでは?
黒幕の正体を暴こうとしたとき、アヴェリーの命運はすでに尽きかけていた。
全米ベストセラー作家のノンストップ・スリラー。
前半ちょっと読みにくかったのと、ショッキング・ピンクが面白すぎたせいで、
(私にとっては)引きが弱かったので、評価は中の上というところだが、
この作品、何が一番優れているかといったら、
「犯人は誰か?」が気になって、ページをめくる手を休めれないこと。
もちろん、基本的にミステリというのはそういった部分に面白さがあるものだが、
これがほんとに読めない、
というか、
何転もするので、
読者は、まるで主人公のように、
作者の掌で踊らされるしかないのだ。
そういう意味では
「最近のミステリは犯人がすぐわかっちゃうから面白くないね」
と思う方などに是非読んで欲しいと思う。
ロマンスの盛り込み方が、なんだかミステリにそぐわない感じがして、
若干興醒めしてしまうこともあるかもしれないけれど、
だとしても、それを覆すほどの面白さがある作品。
彼女の作品は、日本でも2作がマンガ化、
1作がドラマ化されているくらいだし、
書店にも平積みになっていたので、
無名な作家ではないと思うのだが、
これだけ多くの書評や感想があるWEB上を検索しても、
あまり出てこないのが少し不思議。
もし、エリカの作品の感想書いてる方いましたら、
是非拝見にあがりたいのでTBお願いしまする。笑。
シンプル・プラン ★★
少し前に本を読んで。
いや、原作も正直面白くなかったんだけど、
どんな感じで映像化されてるのかな?見てみたいな?と思って、
すっかり忘れてた頃、TSUTAYAで見つけてレンタルしてきました。
やはし、原作同様いまいちでした。
というか、原作の大事な部分を変えてしまった意味がわからない。
あれ?でも、脚本書いたのは原作者本人なのね・・・・。
原作読んだ時も思ったけど、あんなオチってないし、
あんな上手く素人犯罪が成立するとも思えないし、
・・・・いずれにしても否定的な意見・感想しか出てこないな。
ハリウッドの力で、どう調理されるのか期待したけど、
材料が(私にとって)いまいちなのに、
料理が美味しくできるわけないのよね、そもそも。
・・・たまにはそんなこともありえると、
過去の経験からかすかに期待した私が悪いのでしょう。
ちなみに監督はスパイダーマンのサム・ライミ。
どうやらこの人の作品は私の肌に合わないようだ。
キャスト:★★
演出:★★
脚本:★★
総評:★★
映画館で見るなら:300円
DVD買うなら:100円
・・・好きな人ゴメンナサイ。
↓サム・ライミ監督の仕事↓
↓以下、少し前に読んだ原作本の感想なり。
書店員による本屋大賞や
文庫の帯の推薦文など、
最近勢いを増している書店員という発信源。
文庫のフェアといえば、「ナツイチ」とか、
思いつくものも多々あろうが、
今回目に付き、踊らされたフェアは、
「扶桑社海外文庫の名物書店人セレクト・フェア」なるもの。
ピンクの帯に書店員の手書き推薦コメントが、
コピーされてあり、その下に勤務店と氏名が書いてある。
本書には、
「この本、背筋が凍ります。人間って怖い・・・」
と書いてあった。
映画の原作だが、未見のものだし、
海外ミステリにはまりつつある私にはぴったりでわ?
と、即購入。
海外ミステリを読み始めて、
日本のミステリにはない、怖さ、緻密さ、
犯人の、犯罪のスケールの大きさにすっかり魅了されているわけだが、
「背筋が凍るって一体どんな?」と大きく期待。
そしてようやく読み終えて。
確かに「人間って怖い」というフレーズは当たってるかもしれない。
それに、なんと処女作らしく、
処女作でここまでというのは、なるほど確かな腕前だし、
映画化されそうなネタだと納得できる映像の浮かぶ描写だった。
兄ジェイコブの人生。
もちろん、自業自得な節も多々あるし、
実際このような人は世の中に五万といるのだろうと思うが、
側面だけでなく、少しよく知ってみると、
とにかく考えさせられる。
そして主役である弟と妻のサラ。
どこにでもいるタイプの彼がぬかるみにはまっていく
描写は見事だった。
嫌気が差すほどで、
やはり彼らも自業自得なのだけれども、
誰しも彼のようになった可能性はあっただろうし、
金が人を変えるというのは今に始まったことでもない。
両親についての前説も、
因果は巡ることを巧く書き上げたとも言えるかもしれない。
そういった意味で、こと人物描写に関しては、
これ以上の作品はなかなかないとも言えるほどリアルなもので、
「背筋が凍る」という感想も感じ方によってはアリだ。
だが、正直ラストは(わかっていても)気になるから、
とりあえず最後まで読んだけど、そんなに面白くなかった、のも事実。
展開がわかっていて、でも、最後まで読みたい気持ちはあったのに、
まわりくどい描写は読んでいて時間がかかるし、
普通の人の狂気を描きたかったのはわかるが、
なんだか、脱線していってるように感じて、
読み進むほどに、作者と私の間の溝が大きくなるような。
処女作だから仕方ないのかもしれない。
いや、確かに構成上、ああなるしかなかったのかもしれない。
だけど、作者は、自分に酔って、
見失い、オーバーにしすぎたんじゃないか?と思ってしまった。
殺人鬼を描くならともかく、
あくまで普通の人を描きたいくせに、
あんなにも沢山の人を殺しちゃ、
連れて行かれる側の読者には、
もはや普通の人とは思えないのでわ?
少なくとも私はそうだった。
あんな勢いだけの犯罪たちに足がつかずに、
捜査の手すら伸びないのも、
身勝手すぎると思うし。
・・・とここまでめちゃくちゃにスミス氏を虐めてしまいましたが、
多分、次作が出たら、きっとまた読んでしまうような気がします。
それでもって、近いうち映画も見るでしょう。
だから、なんだかんだ言っても、
それだけの吸引力があることは確かで、
何が気に入らないかって言ったら、
否定をあげたらキリがないくらい、
私にとって粗多き作品なのに、
結局のところ、読了後の今でも本書の魅力にはまらずには
いられない自分が気に入らないのかもしれない。
総評:★★☆


























