先刻のお客様、主訴は《夜間頻尿》でしたが、弁証論治していると
最近、「就寝中に足がツル」とのこと。
爺様薬剤師曰く「その部位は?」と。
お客様曰く「以前は(ふくらはぎ)だったが最近は(太もも)も痛い」と。
爺様薬剤師曰く「少ししたら痛みは緩和しますか、継続する痛みですか」と。
お客様曰く「痛みはズーと痛くて堪らないからロキソニン飲んでいる」と。
その他の不感感としては
《眼が疲れる・肩がコル》・・、そして足がツルと「肝臓の悲鳴」!
血液検査値を拝見したら「AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP」は全て(↑)マーク。
そしてNT-proBNP値も(↑)。
この方の夜間頻尿は「八味地黄丸」ではなく「心機能を元気にする方剤」が必要。
そして下肢の痛みは
ASO(下肢閉塞性動脈硬化症)かも。
早めに病院に行くことをお薦めしましたが、スグには行けないとの事。
では自己チエックでABI(足関節上腕血圧比)を測定する事をお知らせしました。
このタイプの血圧計は持っているとの事でしたから
先ずは
「水平に寝る」→「同じ側の腕と足首で血圧測定」
腕と足首の(上の血圧)を確認します。
そして計算式は↓。
Aこの値が《ABI(足関節上腕血圧比)》です。
そして数値が出たら、書きの表を御確認下さい。
《0.9》以下でしたら要注意!
スグに動物性生薬で活血化瘀(新陳代謝に不必要な汚い血液の塊=瘀血を解消して血液がイキイキと流れるようにすること)をして下さい。
活血化瘀に使用する動物性生薬には
「䗪虫(シナゴキブリ)・水蛭(ヒル)・虻虫(アブ)・蚯蚓(ミミズ)」があります。
日本では薬局サプリメントとして「水蛭(ヒル)エキス粒」と
「蚯蚓(ミミズ)エキスカプセル」を薬局内で薬剤師がシッカリ弁証論治をして最適な方剤をお薦めしています。
※詳しい事は当薬局の薬剤師陣に御相談下さい(要予約)。