経絡の流れを元気にする動物性生薬 | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

すみれ漢方施薬院薬局のブログ

香川県高松市のすみれ漢方施薬院薬局のブログです。
当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
当院の薬剤師は中国各地の中医薬大学や付属病院で漢方研修後、国内でも定期的に中国医師の漢方研修会に参加して最新の情報交換を実践しています。

《爺様薬剤師のワンポイントアドバイス》

 

経絡(神経)の流れを元気にする動物性生薬の一つが

《 白僵蚕(ビャクキョウサン)》

カイコガ科のカイコの幼虫が

白僵蚕菌の感染により、白僵病で硬直死した乾燥虫体。

古典には中風に繁用されていたと記載されています。

基本は経絡の流れを元気にして

不痛則痛、経絡が元気に流れていないと痛みとなるという意味。

神経痛・リウマチ・偏頭痛・耳鳴り・生理痛などで

西洋薬を飲んでいたら効かなくなった時とか

漢方薬を飲んでいてもスッキリしないときには 白僵蚕(ビャクキョウサン)とか

全蠍(サソリ)・蘄蛇(きだ)などを配合した薬局サプリメントが新発売。

動物性生薬は年々、価格が高騰していますので

医薬品申請すると、価格が高騰しますので薬局サプリメントになったようです。

かの「麝香」・「牛黄」・「羚羊角」などを配合した漢方薬は一気に2倍以上の価格になったものがあります。

でも本当に困ったときに動物性生薬は頼りになります。