鹿鞭 | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

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香川県高松市のすみれ漢方施薬院薬局のブログです。
当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
当院の薬剤師は中国各地の中医薬大学や付属病院で漢方研修後、国内でも定期的に中国医師の漢方研修会に参加して最新の情報交換を実践しています。



幻の妙薬「至宝三鞭丸」。

至宝とは最高級・究極との意味。

そして三鞭とは配合されている三種類の動物性生薬の事。

鞭とは雄のオチンチンですね。


広州の赤狗・海狗(オットセイ)・鹿の雄性器・・・。

その他の成分では「桑螵蛸(蟷螂の卵)」「淫羊藿」「鹿茸」「蛤蚧(トカゲ)」・・・。


若い時、北京の薬局で買って食べたら大地が凍る冬なのに身体がポカポカと温まってきたのでビックリ。


動物性生薬は効きますよ。


至宝三鞭丸はロウ皮丸です。

一個一個、このようにプラスチックのカプセルにいれてあり周囲を蝋で固めています。

これが1回分。

噛み砕いて1回に1個を食べます。


今は、このタイプは日本では入手できなく正露丸ほどの小さな丸薬タイプになっています。


ワシントン条約とか環境汚染で貴重な動物性生薬を配合した妙薬が消えていきます。



これは鹿鞭、つまり鹿のペニスと睾丸。

鹿の雄は動物の中でも特に絶倫とか。


強壮を願う方は、これを焼酎に漬け込んで飲むのです。


成都や哈爾濱に行きますと生の刺身を当時は食べされてくれますが・・・・。

香辛料が効いているのと新鮮なためか臭いはなく美味しいく食べられたのですが、食べた後でナニの肉かを聞かされるとビックリ。

胎盤餃子も同様ですね。


でも鼈の血とか蝮の血とか、好きな方は女性でも平気で飲んでますね。

女性の多くは精力では「美肌目的」なようです。


中国では美肌薬膳として鶏の鶏冠も人気でした。

でも皿に鶏の首がズラーと丸く並んでいたら迫力ですよ。

そして皿の中央には家鴨らしき水鳥の足だけが盛りつけられていました。

火鍋で煮込んだ出汁だけではなく、鶏冠と家鴨らしき水掻きの付いた足も噛み噛みして食べます。

これぞ究極の「ヒアルロン酸」。


店のレジの横には「蛇」「蛙」が籠の中で動いていました。

今もあるのでしょうか。


でも楽しい中国でしたよ。