清心会講演内容 | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

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香川県高松市のすみれ漢方施薬院薬局のブログです。
当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
当院の薬剤師は中国各地の中医薬大学や付属病院で漢方研修後、国内でも定期的に中国医師の漢方研修会に参加して最新の情報交換を実践しています。


こんな講義をしてきました。

少し前までは一部の医療提供施設で総コレステロール219以上になると安易に高脂血症改善薬が処方されていました。

しかし東海大学医学部教授 大櫛陽一先生の講話は左のような内容です。

血圧(老いも若きも同じ135と言う基準)同様に年相応のコレステロールでいいのではないでしょうか。

本当に治療が必要な人は高コレステロールと診断される人は今の5%とか。

コレステロールを下げる薬の副作用では横紋筋融解症、つまり筋肉が溶けて痛いというのがありますが当薬局でも発症しました。

主治医へ「痛い」と申し出るとコレステロールを下げる薬を止めるのではなくロキソニンという痛み止めの薬が追加されました。

又、他の副作用ではHbA1cの上昇(糖尿病)、尿酸値の上昇(痛風)などがあります。

高脂血症は薬で治すのではなく一番必要なのは生活習慣改善、特に食生活改善が必要です。

自然の恵みエキスでは「晶三仙」がお薦め。

山楂の実である山楂子に多様な生薬を配合した顆粒です。




食の安全安心の講義もしてきました。

未だに「牛乳神話」、日本人は信じていますね。

学校給食、いつのまにか牛乳瓶が180mlから200mlとなっています。

昨年四月に幼稚園からピカピカの小学1年生でも6年生同様に200mlの牛乳瓶のようです。

大人でも昼食時に牛乳200ml飲んだら他の食材が食べられないと思いませんか。

私は麦酒500mlなら平気で呑んで食べていますが・・・。

まして和食給食なら牛乳よりは味噌汁だと思います。

こんな書籍がありますので興味のある方はお読み下さい。

牛乳=カルシウムではありません。


牛乳に含まれているCa、和食の方が優れています。

ちなみに煮干しには牛乳の22倍、ヒジキには14倍、ワカメには13倍、昆布には8倍、切り干し大根には5倍も多く含まれているのです。

牛乳は子牛のための乳です。

哺乳動物で大人になっても他の動物の乳を飲んでいるのは人間だけとか。

そして子牛には早く大きくなるようにと薬剤混合の怪しい合成乳を飲ませているという話を聞きました。

世界遺産の「和食」には牛乳より湯葉ですね。


大量生産のパンについてもアブナイ話があります。

こんな本が発刊されています。

そう言えば家内の手作りのパンにはイーストは使用していますがイーストフード・マーガリン(ショートニング)・香料(石油合成品)・白砂糖(精製砂糖)・食塩(イオン交換樹脂使用の塩化Na)・酢酸Naなどは無添加です。

だから作った次の日には石のように固くなるし夏場ではすぐにカビが生えます。

添加物使用の大量生産のパンは数日経ってもフワフワと軟らかく黴びませんね。

ちなみにマーガリンから黄色い色素とバター風味の香料を取り除いたプラスチックオイルと呼ばれるのがショートニングです。

諸外国ではすでに使用禁止です。


パーム油についても講義してきました。

アブラヤシの実から圧搾して作るのではなくベンジンの仲間であるヘキサンを利用する抽出法らしいです。

このような抽出法では、熱加工するので酸化が心配ですし、どうしても石油成分が残るとのこと。

植物油脂と書かれていると植物由来だから安心のようですが実際は不安かも。

私は使用していません。