冬季学校教室内空気検査 | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

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当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
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今週は月曜から金曜日まで、中学校から幼稚園まで各教室の空気検査に行ってきました。

今日は最後の小学校を午前中にすまして昼からは高松市有線放送電話協会の健康コラムの収録がありました。

今やっと担当校の検査結果の総括が終わり少しホットしました。

年々、検査項目が増えて負担増です。

このクラス、とても元気者が多くてアット言う間に二酸化炭素濃度が基準値を超えてしまいました。

検査前に全換気して自然界の二酸化炭素濃度である800ppmが35分後には基準値を超えます。




これが最新のデジタル粉塵計。

授業開始直後は休み時間に生徒さんが走り回っていたので粉塵の基準値を超えていましたが、暫くして測定しなおしますと粉塵が落ち着いたのか基準値内となり一安心。

多くの担当校ではエアコンが装備されたので、エアコンの風で粉塵が舞い上がるのを想定しての検査です。

手前は温度計と湿度計です。

あとは気流を測定します。

昔は特殊な温度計を魔法瓶のお湯につけて上昇させて放置し、一定の間隔を温度計の赤い液が低下する時間を計測して気流を計算していましたが、今はデジタル化され簡単です。



これは二酸化炭素検査器具です。

左のが二酸化炭素検知管で教室の空気を吸引して検知管に空気を吸い込むと、二酸化炭素が中の試薬と反応して青色から赤い色に変化した部位を確認します。

石油ストーブを使用しているときには同時に一酸化炭素も専用の検知管で検査します。

1時間目からエアコンを使用していた教室で2時間目に二酸化炭素濃度を測定したら基準値の大きく超えた濃度となっていました。


一般家庭でも適度な換気は必要です。

特にガスや石油ストーブを使用しているときには1時間に1回は換気して下さい。