ここが熊本名物「太平燕」のルーツ「紅蘭亭」の別館。
ここで「太平燕」が生まれたとのこと。
「太平燕」は歴史的に見ると90年から100年ほど以前に九州に福建華僑がわたってきたときに創作を加えて作られたとのこと。
お店の方にお訊ねすると
①春雨はバレイショデンプンではなく緑豆100%
緑豆は清熱効果がある夏バテ防止に役立つ自然の恵み。
これは、もう薬膳ですね。
盛夏には緑豆の粥を薬局では推奨しています。
緑豆の粥、コツは絶対に吹き零さないこと。
②はいってる卵は只のゆで卵ではなく虎皮蛋という揚げ卵
これもこの店の拘り、以前他の店で食べたときには只のゆ で卵でした。
独特の食感と味わいがありました。
③ダシは鶏ガラと豚骨とか。
博多ラーメンよりスッキリですがコクは充分。
多くの店はチャンポンと同じダシのようでしたが此処のは全く別な本格。
④塩は露天干しの福建天然塩、2千年前と同じ製法とか。
薬局で推奨しています徳島の海水から生成した「天然塩=800gで840円」と同じかな。
高血圧や腎臓病の方の減塩は仕方がないですが「塩断ち」は命がけの苦行。
正しい塩を大切に未来に繋げたいですね。
いいものは高い、そしてコンビニエンスconvenienceは不要。
コースでしたので少し小振りですが、具材はすべて揃っています。
緑豆春雨は最高。
そう言えばモヤシでも緑豆モヤシありますね。
ダシも最高。
変なダシだと後口が悪かったり舌が痺れたりしますが、ここのは爽やか。
昼に行った本店は満席でしたが、ここは道から少し奥に入った広場の奥にあるためかすぐに座れました。
しかし、食べているとアット言う間に表には列が出来ていました。
酸梅湯を置いていました。
昔、夏に中国へ漢方研修に行ったとき大学の食堂のオバサンが作ってくれたのがコレ。
最初は衛生的に不安がありましたが毎回、飲め飲めと薦められるので飲んだら、とても爽やかで美味しく口渇が止まりました。
あとで教授に聞いたら、これも漢方薬だったのです。
成分は「山楂子」・「烏梅」・「甘草」の三種類。
真夏なのに厨房でオバサンが汗一杯かきながら学生のために作ってくれていたのです。
当薬局では夏になると「酸梅湯」セットとして三種類の生薬を煎じ袋にいれたのをお客様に差し上げていました。
でも、なかなか真夏に煎じるのが苦手な方が多かったのが現状です。
水1リットルに山楂子30g・烏梅30g・甘草10g、これは当時のオバサンのレシピです。
チンケな店ですと利益率の高い米やコーンスターチが原料の****ドライというビールのような泡の出るアルコール飲料を出しますが・・・、残念ですね。
私はエビス・モルツ・ハートランドが大好きです。
次の日は講義をしなければならないので、アルコールはこれでお終い。
本当は桂花ワインとか紹興酒を飲みたかったのですが・・。
瓶の横にウッスラ写っているのがチャイナドレスのお嬢さん。
熊本は三越はありませんが鶴屋さんのBaccaratシヨップで偶然見つけたクマモン。
鶴屋限定とのこと。
Baccaratのクマモン像は透明できれいですがクマモンらしさが感じられませんでした。
本当は肥後象眼が欲しかったのですが、このクマモン、可愛かったので荷物になりますがゲット。
クマモンの正面のイラストと反対側にも後ろ姿が描かれています。
博多のBaccaratシヨップには「俄」のイラストの博多限定Baccaratがありましたが、クマモンほど可愛くなかったので見送りでした。
高松、大雨との予想なのにピカピカの青空です。
水不足だから早明浦ダムにだけ降って欲しいものです。