昨日、高松市歯科医師会と高松市薬剤師会の合同理事会が開催され出席してきました。
歯科医師の先生方とは学校保健委員会でお互いの職能を発揮しています。
今回、歯科医師会の学術担当の先生から「咀嚼と健康」についてのミニ講演を拝聴しました。
資料には
1.咀嚼と脳の活性化
2.咀嚼とアンチエイジング
3.咀嚼とストレス解消
4.咀嚼とダイエツト
5.咀嚼と血糖コントロール
6.咀嚼と癌予防
これらは漢方理論にも通じるものがあり、とても参考になりました。
この資料の小冊子は歯科医院に置いているとのことですので「かかりつけ歯科医院」でお訊ね下さい。
咀嚼、つまり「噛む」ことは抗老防衰・未病先防にも役立ちます。
動物は歯が欠けると死にますが人間は入れ歯とかインプラントで凌げます。
しかし、自分の歯でシッカリ噛めることが一番必要です。
人間には前歯が8本、犬歯が4本、臼歯が20本、これは野菜が2、肉が1、穀物が5の割合で食材を食べるのに適していると言われています。
この小冊子に描かれている食事が当薬局が推奨しています正しい食事「正食」の一例です。
残念ながら今の高松市の給食、いつのまにか180mlだった牛乳が200mlに増量され、パンではなく御飯なのに牛乳が出ています。
そして生徒さんの一部は「口の中で茶漬け」、つまり噛まずに牛乳で流し込んでいます。
このイラストのように御飯・具沢山の味噌汁・煮付け・煮魚をシッカリ噛んで食べたものです。
今年、春に小学校へ進学したばかりのピカピカ一年生、給食時に200mlもの牛乳のんだら給食が入らないと思いませんか。
私は食事は一杯の味噌汁で充分だと思います。
歯と歯茎を元気にするのには「補腎」と「活血化瘀」が役立ちます。
歯槽膿漏・歯がもろい、欠ける・歯茎から出血する、歯科の治療と共に漢方を役立てて下さい。