※『(メモ書き)に関する注意』も必ず参照してください。ハーブティーはともかくとして人体に関わる安易な利用には注意してください
[英名]Holly
[学名]Ilex aquifolium
モチノキ科/常緑低木
時には高さが6mに達する(※もっと高いという説明もある)
[全体]:よく枝分かれしてピラミッド形の樹形になる
[枝]:若枝は無毛
[葉]:短い柄/互生する/長楕円状卵形/長さ4~8cm/縁は波打つ/数個の鋭く尖った三角形の歯牙がある(老樹ほど少ない)
[花期]:5~6月
[花]:小さくて白い花/4~5個の萼片/雌雄の花は別株/前年枝の葉腋に房状に咲く
[実]:12月に直径約6mmの球形の核果が鮮やかな赤色に熟する
【分布・育て方】
◆ヨーロッパ中
◆ヒイラギという名にも関わらず、本来のヒイラギ(Osmanthus heterophyllus)とは全く縁が遠い
【伝承など】
◆[古代ケルト]:セイヨウヒイラギ/ヤナギは“7種の神聖な木”聖木として生木を火にくべたりすることを固く禁じられた/この枝(冬も緑を保つ)で家の周囲を飾って森の精霊を迎えた/春の若芽・青葉の到来を保証するものとされた
◇ケルトの冬の神(グリーン・マン)は、モミ・セイヨウヒイラギで飾られハシバミの枝を携えていた(そのシンボルはサンタクロースに引き継がれた)
◇“緑の騎士”は西洋ヒイラギを象徴しているという
◆[古代ローマ]:12月17日のサトゥルナリア祭(サトゥルヌスの祭=農神祭)にこの木を供えた/犠牲のロバを殺した/この風習を初期キリスト教徒が真似たことがクリスマスの慣習となった
◆[キリスト教]:十字架上のキリストから落ちた血が実を赤く染めたとされた/冬でも緑が濃いので永遠の生命の象徴ともされた/キリストの荊の冠が西洋ヒイラギで作られたとも言われた
◇キリスト教では「異教の風習」としてクリスマスのヒイラギなどを禁止したが全く徹底せず、一転して容認となった
【花言葉】
『家庭円満』『予見・洞察力』
【民俗学的なこと】
◆[古代ギリシアの女性預言者]:ヒイラギの枝で自分を鞭打つ・マットレスの中にヒイラギの葉を詰めて寝る、といった自虐行為は、神の預言を得るための陶酔状態へ入る1つの手段だった
◆[クリスマスの飾り]:鋭く尖った歯牙のある硬い葉/赤い実を使う/中世のクリスマスでも飾られていた
◆[クリスマス・キャロル]:古いものには少なからず登場する:“クリスマスの季節は/花嫁のようにやって来る/ホーリーとアイビー(キヅタ)をまとって”
◇キヅタは男性的・セイヨウヒイラギは女性的とされた(ローマのバッカスの祭礼にて)
◆[家畜は元気に育つ]:クリスマスイヴに家畜の目につく所へ吊しておくと良い
◆[焼いて終わる]:クリスマスの西洋ヒイラギは十二夜には取り払って焼き捨てる。焼かずに捨てるだけでは後に祟りがある/十二夜後まで残しておくと残った葉・小枝の数だけ災難が降りかかる
◇青いうちに焼くのは大凶だが、教会に飾った一枝だけを屋内にしまっておけばその年中は縁起がよい、という
◆[灰の水曜日]:燃えた西洋ヒイラギの灰で額の上に十字架を描いた
◆[棕櫚の日曜日](枝の主日):飾り木の柱となるモミ・ハシバミを飾り付けるものの1つとして、ヒイラギの赤い実が用いられた
ヒイラギの輪飾りをかぶり
◆[害毒を防ぐ][雷除け][魔除け]:家・畑の近くに植えておく/サトゥルナリア祭の頃に小枝を贈って互いに無事を祈り合った(byプリニウス)
◇雷除け・魔除けはイギリスでも言い伝えられた
◇一般に棘状のものは、魔女・悪霊を防ぐという
◆[凶事のもと]:花枝を折る/友人にその小枝を贈ると(ウェールズ)
◆[家庭内不和を引き起こす]:クリスマスイヴ前にこの木を屋内へ持ち込むのは凶
◆[実を踏むと祟りがある]:実は聖鳥コマドリの冬の餌だから
◆[天候占い]:秋に実が多ければ厳しい冬を迎えるしるし
◆[夢占い]:クリスマスイヴ/大晦日/ミッドサマーイヴ/ハロウィンに
◆[病気を移し取ってくれる]:くる病・ヘルニアの子供にこの木の枝の間をくぐらせる(サリー州)/霜焼けを枝で打つと治る(ダービシア)
【特徴と利用法】
◇葉は苦い収斂/強壮性のハーブ
◇果 実は有毒
◆[小間物][家具植物][ろくろ細工][象嵌細工][数学器具]:材質が固い・木目が細かい・重みがある・虫が食わない、のでこれらの材料に向く
◆[杖][鞭の柄]
◆[鳥もち]:雀類を捕らえるのに良い,樹皮を押し潰す/発酵させて作った
◆[釣りの餌]:針にはヒイラギの実を刺して釣りをする
◆[動物にとって]:3mくらいから上の葉にはトゲがない。そのため冬場の小鳥・シカに餌と隠れ家を提供している
◆[生垣]:生育が遅いので好適/トゲのある葉がびっしり茂ってあらゆる侵入者を防ぐ
【症状と薬効】
利尿/解熱作用がある
[マラリア][天然痘][間欠熱][気管支疾患][インフルエンザ][肋膜炎][喘息][中風][リウマチ][黄疸]:葉の煎じ汁を内服する(古くから)
[発汗剤]:葉を使う
[吐剤][下剤]:実を使う
[骨折][脱臼]:樹皮・葉の煎じ汁
[英名]Holly
[学名]Ilex aquifolium
モチノキ科/常緑低木
時には高さが6mに達する(※もっと高いという説明もある)
[全体]:よく枝分かれしてピラミッド形の樹形になる
[枝]:若枝は無毛
[葉]:短い柄/互生する/長楕円状卵形/長さ4~8cm/縁は波打つ/数個の鋭く尖った三角形の歯牙がある(老樹ほど少ない)
[花期]:5~6月
[花]:小さくて白い花/4~5個の萼片/雌雄の花は別株/前年枝の葉腋に房状に咲く
[実]:12月に直径約6mmの球形の核果が鮮やかな赤色に熟する
【分布・育て方】
◆ヨーロッパ中
◆ヒイラギという名にも関わらず、本来のヒイラギ(Osmanthus heterophyllus)とは全く縁が遠い
【伝承など】
◆[古代ケルト]:セイヨウヒイラギ/ヤナギは“7種の神聖な木”聖木として生木を火にくべたりすることを固く禁じられた/この枝(冬も緑を保つ)で家の周囲を飾って森の精霊を迎えた/春の若芽・青葉の到来を保証するものとされた
◇ケルトの冬の神(グリーン・マン)は、モミ・セイヨウヒイラギで飾られハシバミの枝を携えていた(そのシンボルはサンタクロースに引き継がれた)
◇“緑の騎士”は西洋ヒイラギを象徴しているという
◆[古代ローマ]:12月17日のサトゥルナリア祭(サトゥルヌスの祭=農神祭)にこの木を供えた/犠牲のロバを殺した/この風習を初期キリスト教徒が真似たことがクリスマスの慣習となった
◆[キリスト教]:十字架上のキリストから落ちた血が実を赤く染めたとされた/冬でも緑が濃いので永遠の生命の象徴ともされた/キリストの荊の冠が西洋ヒイラギで作られたとも言われた
◇キリスト教では「異教の風習」としてクリスマスのヒイラギなどを禁止したが全く徹底せず、一転して容認となった
【花言葉】
『家庭円満』『予見・洞察力』
【民俗学的なこと】
◆[古代ギリシアの女性預言者]:ヒイラギの枝で自分を鞭打つ・マットレスの中にヒイラギの葉を詰めて寝る、といった自虐行為は、神の預言を得るための陶酔状態へ入る1つの手段だった
◆[クリスマスの飾り]:鋭く尖った歯牙のある硬い葉/赤い実を使う/中世のクリスマスでも飾られていた
◆[クリスマス・キャロル]:古いものには少なからず登場する:“クリスマスの季節は/花嫁のようにやって来る/ホーリーとアイビー(キヅタ)をまとって”
◇キヅタは男性的・セイヨウヒイラギは女性的とされた(ローマのバッカスの祭礼にて)
◆[家畜は元気に育つ]:クリスマスイヴに家畜の目につく所へ吊しておくと良い
◆[焼いて終わる]:クリスマスの西洋ヒイラギは十二夜には取り払って焼き捨てる。焼かずに捨てるだけでは後に祟りがある/十二夜後まで残しておくと残った葉・小枝の数だけ災難が降りかかる
◇青いうちに焼くのは大凶だが、教会に飾った一枝だけを屋内にしまっておけばその年中は縁起がよい、という
◆[灰の水曜日]:燃えた西洋ヒイラギの灰で額の上に十字架を描いた
◆[棕櫚の日曜日](枝の主日):飾り木の柱となるモミ・ハシバミを飾り付けるものの1つとして、ヒイラギの赤い実が用いられた
ヒイラギの輪飾りをかぶり
◆[害毒を防ぐ][雷除け][魔除け]:家・畑の近くに植えておく/サトゥルナリア祭の頃に小枝を贈って互いに無事を祈り合った(byプリニウス)
◇雷除け・魔除けはイギリスでも言い伝えられた
◇一般に棘状のものは、魔女・悪霊を防ぐという
◆[凶事のもと]:花枝を折る/友人にその小枝を贈ると(ウェールズ)
◆[家庭内不和を引き起こす]:クリスマスイヴ前にこの木を屋内へ持ち込むのは凶
◆[実を踏むと祟りがある]:実は聖鳥コマドリの冬の餌だから
◆[天候占い]:秋に実が多ければ厳しい冬を迎えるしるし
◆[夢占い]:クリスマスイヴ/大晦日/ミッドサマーイヴ/ハロウィンに
◆[病気を移し取ってくれる]:くる病・ヘルニアの子供にこの木の枝の間をくぐらせる(サリー州)/霜焼けを枝で打つと治る(ダービシア)
【特徴と利用法】
◇葉は苦い収斂/強壮性のハーブ
◇果 実は有毒
◆[小間物][家具植物][ろくろ細工][象嵌細工][数学器具]:材質が固い・木目が細かい・重みがある・虫が食わない、のでこれらの材料に向く
◆[杖][鞭の柄]
◆[鳥もち]:雀類を捕らえるのに良い,樹皮を押し潰す/発酵させて作った
◆[釣りの餌]:針にはヒイラギの実を刺して釣りをする
◆[動物にとって]:3mくらいから上の葉にはトゲがない。そのため冬場の小鳥・シカに餌と隠れ家を提供している
◆[生垣]:生育が遅いので好適/トゲのある葉がびっしり茂ってあらゆる侵入者を防ぐ
【症状と薬効】
利尿/解熱作用がある
[マラリア][天然痘][間欠熱][気管支疾患][インフルエンザ][肋膜炎][喘息][中風][リウマチ][黄疸]:葉の煎じ汁を内服する(古くから)
[発汗剤]:葉を使う
[吐剤][下剤]:実を使う
[骨折][脱臼]:樹皮・葉の煎じ汁