翼和希 SPECIAL LIVE
日時:2023.12/7(木)~12/17(日)【休演日 12/8,12/11~12/13】
会場:OSKレビューカフェ ブルックリンパーラー大阪(心斎橋)
※フライヤー画像は、SNSにアップしてくださっていたものをお借りしました。
上記の翼さんのライブ、12月14日(木)14時からの部を観に行ってきました。
配信では、初日の12/7 14:00、千穐楽の12/17 16:30の部を視聴しました。
客席数60名弱(コロナ禍で客席数を減らしているようです)というこじんまりした空間に新参者が1人で行く勇気がなく、南座の時と同様に娘に同行してもらいました。
お昼ごろに御堂筋線の心斎橋の駅に着き、大丸入り口で娘と待ち合わせして、大丸で昼食を食べてからブルックリンパーラーに向かいました。
大丸前の通りをまっすぐ進むと、道路の反対側に『A-PLACE 心斎橋』というビルがあり、そのビルの地下一階にブルックリンパーラーがあります。
ビルの横側にも入り口があります。
ビルの中に入って行くと、地下に行く階段があります。
ここを降りて行くと
ブルックリンパーラーというカフェがあり、その奥にOSKレビューカフェがあります。
ブルックリンパーラーと会場入り口付近には椅子が少しあり、時間まで座って待つスペースもあります。
パーラーの入り口前を左に行くと、お手洗いがあるので始まる前に行っておくといいかも。
セットリストは、前回のブログ↑にも載せましたが以下の通りです。(詳細は↑をご覧ください)
選曲や構成は、壱弥さんと唯城さんの希望も取り入れて、翼さんがほぼされたそうです。
振り付けは、2.3.4.7.10.11が翼さん、5が唯城さん、8が壱弥さん、がされたそうです。
それぞれの曲の感想を、曲の後に入れていきます。
1.Fever ジャズのスタンダードナンバー 原曲は1956年にリトル・ウィリー・ジョンという男性アーティスト(米国)が歌っていた 【歌詞の日本語訳を見ると、とても情熱的で、それをわかって聞くとさらにときめきそうです】
《感想》
三人ともソフト帽を被って登場。男役さんのスーツ&ソフト帽が大好きな私は、いきなり大興奮。
唯城さんの黒のフリンジの付いたアシンメトリーなドレスにソフト帽がスタイリッシュで、三人とも殺し屋みたいでカッコよく、
曲のリズムも動きもテンポが良く、三人のダンスがお芝居を観ているようでとても素敵。
と思って見ていると、曲の最後で唯城さんがパーン!と拳銃(指)で翼さんを撃ちぬき、撃たれた翼さんはふらふらしながら退場。
すると、次の曲『銃爪』のイントロが流れ、唯城さんは曲のってカッコよく下がっていき、翼さんと壱弥さんがスタンドマイクを持って登場。
※今回のライブ、曲の終わりと次の曲の始まりがストーリーのように繋がっていて、そこも新鮮でとてもいい演出でした。
2.銃爪 1978年 世良公則&ツイストのヒット曲 【「お前を落としてみせる」のところで観客は心を鷲掴みにされるに違いない曲】
《感想》
ソフトにクールに歌う翼さんと、熱く激しく歌う壱弥さんが対照的で、二人でグイグイこちらに迫ってきます。
随所にちりばめられている男役の仕草や、けだるそうにマイクスタンドを撫で上げる翼さんが悩ましく、ちょっとオレ様的な壱弥さんにクラクラし、「落としてみせる」で完全に落とされた~、と思ったていたら・・・
なんと、次の瞬間、二人とも物憂げな表情でシャツのボタンを外しネクタイを緩めて外し始めたではありませんか!
それを見て激しく動揺した私・・・
ここで完全に仕留められました。
この後、一転してステージが明るくなり、唯城さんも加わってテンポの良い明るい曲に変わります。
3.Hit the road jack 1961年 レイ・チャールズのシングル「旅立てジャック」 米国で1位となったヒット曲 【ダメ男のジャックは仕事もお金もなく、彼女に愛想をつかされ「出て行って」と言われているのに、なぜそんなことを言われるのかわからないようで、そんな男女の掛け合いが聴きどころでしょうか⇒和訳参照サイトはこちら】
《感想》
銃爪の衣裳と同じなのに、曲が変わると途端に明るくテンポよく、三人のノリが良くて美しいハーモニーが流れます。
唯城さんは、一曲目の衣裳にマリリンモンローのような髪型に変わり、黒の手袋をはめてお色気漂わせつつ軽快に歌います。
翼さんは、歌詞の中のちょっと滑稽なジャックのように、おどけた表情がとてもチャーミング。
壱弥さんは、弾けるようなキラキラの笑顔が眩しい。
曲の間奏では、翼さんと壱弥さんは思い切りカッコよく気障なポーズで、唯城さんは可愛くキュートなポーズを決める。
ここでそれぞれ自己紹介と、翼さんの本日のご挨拶が、曲に乗ってテンポよくされました。
この後は、途中おしゃべりなしのノンストップライブを最後までごゆっくりお楽しみください、という翼さんの説明通り、曲紹介などはなしに、曲と曲が繋がれていきます。
4. 人生のメリーゴーランド 2010年 久石譲作曲『ハウルの動く城』の劇中歌 【曲は、物語のヒロイン・ソフィーの18歳から90歳までの感情の浮き沈みをメリーゴーランドで表現したと久石さんが語っていたそうです⇒参照サイトはこちら】
《感想》
翼さんは、3曲目の衣裳のまま、失恋して失意のどん底にいる女性の切ない気持ちを歌い始めます。
すると、白い清楚なロングドレスをまとった唯城さんがあらわれ、虚ろな表情でステップを踏み始めます。【←ここの振り付け、ドレスと相まってとても可愛いです】
とそこへ現れたのは、黒燕尾姿の素敵な紳士。
女性は、待っていた王子様が現れたとばかりに、素敵な紳士にエスコートされ楽しそうに踊り始めます。
でも、ふと気が付くと王子様は消えていて、それが女性の思い描いている夢だったと気づかされる。
そんなストーリーを感じさせるような、伸びやかでしっとりと胸に沁みるような翼さんの歌声と、唯城さんと壱弥さんのデュエットダンス。
女性の夢は儚く消えてしまったけれど、人生をまだあきらめずに自分のメリーゴーランドが回り続けていたら、きっとまた素敵な恋にめぐり会える、と思わせてくれた気がします。
そんな唯城さんを元気づけるように、いったん袖にはけた翼さんが舞台中央まで進み出て、唯城さんにマイクを渡します。
5.つばさ 1994年 岩谷時子作詞 本田美奈子(2005年逝去)さんのシングル曲 【つばさ(=翼さん)繋がりで唯城さんが選曲されたのだと思いますが、のびやかな唯城さんの歌声で心洗われる一曲です】
《感想》
4曲目で失恋した女性が、自分にはつばさがあることを思い出し、明日への希望を胸に大空に羽ばたいていく様子を歌っているように感じられる曲。
そして、あなたにもつばさがあるから、共に重ねて大空を舞おう、と私たちをも励ましてくれる。
この曲を聴く時、どうしても2005年に白血病で逝去された本田美奈子さんの天使のような歌声を思い出します。
志半ばで旅立った本田さんの歌が今こうして歌い継がれていくことや、唯城さんの清楚で伸びやかな歌声に心が浄化され神聖な気持ちになっていくことで、自然と涙があふれてきます。
会場で生で観ると、バックスクリーンに流れる雲と雲間を舞う美しい羽根が映し出され、一緒に大空を飛び、天国にでもいるような幸福感に満たされました。
この曲が終わると、ライトが消えて暗くなり不穏な曲が流れ始めます。
唯城さんは、黒い衣裳を着た壱弥さんをみて、不安げな表情で逃げ出します。
6.悪魔の子 2022年 ヒグチアイの配信限定シングル、テレビアニメ『進撃の巨人 The Final Season Part2』のエンディングテーマ曲 【この物語の内容は・・・人類は巨人から身を守るため、巨大な壁を築き壁の中で暮らしていた。がある時、この壁が巨人によって破壊され、主人公エレンの母親が捕食されてしまう。エレンは巨人と戦うため訓練兵となるが、戦いの中で自分の中に潜む巨人になる能力を発現させ、人類を危機から救う。でも、その能力をうまくコントロールできなかったエレンは周囲から危険視され、ついにはエレンは倒されてしまう。登場人物それぞれが考える『自由』や『正義』があり、それを実行するためにぶつかり合う、というストーリーのようです。参照サイト⇒こちら そんなことを頭に入れてからこのシーンを見ると、歌やダンスに込められた意味が分かるような気がします。
《感想》
最初に配信で観た時にはこの曲の背景まで理解していなくて、ただただ翼さんのダンスと壱弥さんの歌声に圧倒されて観ていました。
が、曲が作られた背景のドラマを調べてみると、翼さんのダンスの意味が分かってきました。
翼さんは、白のシンプルな衣裳を身にまとい、裸足です。
この姿を見た時、まずとても驚かされました。
男役の装備もキザな仕草もすべて封印し、その身一つで表現するコンテンポラリーダンス。
翼さんは、壁の中で巨人に怯えて暮らすエレンが、自由を求めて壁の外へ飛び立ちたいのに、思うようにならない現実に悩みもがき傷つきながらも愛するものたちを必死に守ろうし、自分の正義のために罪を犯してしまう姿を表現していたように思います。
普段の男役のダンスでは決してみられないような、傷ついた足を引いて歩く姿や這いずる姿、怯えたり苦しんだりするような表情など、生の人間のほとばしる感情を爆発させたような激しいダンスに、心を奪われ息を止めて見守りました。
壱弥さんは、鋭さ強さを秘めた中にも悲しみや苦しみを滲ませ、ストーリーに沿って緩急強弱をつけながら語るように美しい歌声を響かせてくれました。
レースの裾を引く黒い衣裳をまとった悪魔のような壱弥さんが本当に美しかった。
ラストシーンで、壱弥さんは翼さんの耳元で囁き、ナイフを渡し、それを受け取った翼さんは壱弥さんを刺してしまいます。
このシーン、黒い衣裳の壱弥さんと白い衣裳の翼さんがゾクゾクするほど怖くて美しい名場面です。
刺された瞬間の壱弥さんは、生ではすごい迫力を感じ、配信ではその表情の美しさに引き込まれました。
こうして、白い衣裳の翼さんは、罪を犯した自分の手を見つめ、暗転。
7.sinnerman 1965年 ニーナ・シモン(米国) 宝塚ではノバ・ボサ・ノバのラストシーンで歌われた曲 『罪人』という意味
【これは、罪人に向かってお前はどこへ向かって走っていくんだ?と問いかける原罪の歌だそうです。曲中に「鳥は飛ぶ、太陽に羽ばたいて」というフレーズがあったと思うのですが、ひとつ前の『悪魔の子』で罪を犯して逃げていることからつながっている気がしました。参照サイト⇒こちら】
《感想》
悪魔の子であんなに激しいダンスをした後に、この曲を持ってくるとは!
翼さんは、少しも乱れることなく、逃げ惑う罪人の心情を熱唱。
この曲を歌う翼さんを、圧巻の歌声、引きこまれる、息をするのも忘れるほど、といくら例えてみても、言葉ではこれ以上表せないことにもどかしさを感じます。
ここはぜひ、映像で見て肌で感じていただきたい一曲です。
特に最後のビバサンバのところの射るような目と力強いロングトーンは圧巻で、翼和希さんの圧倒的な歌唱力に感服させられました。
そして、次の曲のイントロが流れると、美しく舞いながらスーッと袖にはけていく翼さん。
舞台では、真っ赤な砂嵐がバックスクリーンに吹き荒れ、紫の柔らかなブラウスをまとった壱弥さんが登場。
8.アパショナード赤い砂漠 2009年 藤澤ノリマサさんの2ndアルバム中の曲 【アパショナードは、スペイン語で『情熱の男』という意味だそうです。歌詞には、別れた恋人を熱く想って、ひとり灼熱の砂漠を彷徨う男の心情が描かれているように思います。歌詞参照サイト⇒こちら】
《感想》
壱弥さんは、紫の衣裳に合わせて施された紫のアイシャドウと赤紫の口紅が艶めかしく、お色気を漂わせながら別れた恋人への熱く激しい想いを切々と歌い上げます。
特に、恋人の面影を未だに追いかけて歌う切ない表情、美しいファルセットは心をビリビリと震わせてくれるようでした。
間奏の間には、壱弥さんご自身でされたというしっとり美しい男役の魅力たっぷりの振り付けも素敵です。
曲が終わり、次の曲が流れると、ミステリアスな雰囲気がスクリーンに映し出され、静かに壱弥さんは去っていきます。
9.charade 1963年 (米国)オードリー・ヘプバーン主演のロマンティック・サスペンス映画の主題歌 【フランスのスキー場で、主人公のレジーナはピーターという素敵な紳士と出会い、強く惹かれる。その後、夫との離婚を決意してパリに戻るが、部屋から家財道具一式は消え、夫は殺害されていたことを知る。そして葬式にきていた見知らぬ三人の男から付きまとわれることになるが、それは夫が戦時中に彼らと共謀して大金を隠蔽し、戦後に山分けする予定だったのを裏切って一人で逃げようとして殺されたことを知る。レジーナは三人の男たちに脅迫されるが、その男たちは一人ずつ亡くなっていく。その過程でピーターと再会し、彼もその一味なのかと思われたが・・・実は彼は秘密捜査官であり、泥棒紳士となって大金の行方を追っていたのだった、という結末。(参照サイト⇒こちら)このストーリーを重ねてこの場面を見ると、さらに気分が盛り上がるきがしました】
《感想》
お城の仮面舞踏会に、素敵な黒燕尾の紳士があらわれ、一人の美しい女性と出会う。
二人は、一目見てお互いに惹かれ合い、互いに身分を知らないままダンスを踊り続ける。
この曲では、とても心地よく滑らかな歌声でしびれさせてくれる翼さんですが、驚くことに、歌いながら踊り、しかも片手にマイクを持ったまま美しく赤いドレスの唯城さんをリードし、時に美しいリフトまでして見せてくれます。
この時、マイクを持ったままリフトされたことにとても驚きましたが、ご覧になっていたファンの方のXでの呟きから、翼さんはマイクを右手左手と、エスコートしやすい位置にその都度上手に持ち替えていたようでした。
そして、曲のラストでうっとりするような美しいキスシーン。
バックスクリーンには舞い散る深紅のバラ、両サイドのスクリーンと床には深紅のバラが敷き詰めらていて、燃え上がる二人の愛をドラマティックに盛り上げます。
この曲にはファンが憧れるシーンがすべて詰まっていて、振り付けをされた翼さんはファン心理をとてもよくわかっていらっしゃるなぁと思いました。
ぜひ映像で永久保存して何度でも観たいと強く思いました。
映像化、本当にぜひお願いしたいです。
ここで、お稽古場映像が流れ、次のブギウギメドレーに繋がっていきますが、これはとても素敵なアイディアだと思いました。
普段のお稽古風景も垣間見られて、とても楽しかったです。
この時映像に登場したペンギンのぬいぐるみは唯城さんのもので、次の買い物ブギに出てくる動くお魚の代わりにお稽古場では使われていたそうです。(このあたり、前回のブログ記事『本町カフェ』に書かれています⇒本町カフェ:『翼和希スペシャルライブ』Q&Aと曲について)
10.東京ブギウギ・黒田ブギー・買い物ブギ 朝ドラ『ブギウギ』の主人公モデル笠置シズ子さんのヒット曲メドレー
《東京ブギウギ》
朝ドラ『ブギウギ』の主人公、笠置シズ子さんの名曲を三人でノリノリで歌ってくれました。
唯城さんの赤地に白の水玉模様のワンピースに白のカチューシャがとても可愛く、翼さんと壱弥さんも楽しそう。
次の曲へ移る時に、ブギウギで羽鳥先生の口癖「トゥリートゥーワンゼロ」を翼さんが言われていました。
このあたり、実際に出演された翼さんが言われるとちょっと感動しました。
《黒田ブギー》
この曲は、今回初めて知ったのですが、酔いながら歌う三人がコミカルで楽しくて、大いに笑わせてくれます。
特に、酔っ払って陽気に踊る翼さんが可笑しくって大笑いしましたが、酔ったお姿でさえもカッコよくって、見惚れてしまいます。
この場面で、手をひらひらさせるところ、三人ともとっても細かくひらひらさせていて、見入ってしまいました。
翼さんの振り付け、コミカルでとてもよかったです。
《買い物ブギ》
この曲も初めて聴きましたが、とてもユーモラスで楽しい曲です。
唯城さんのレトロな髪型と白いサロンエプロンに買い物かご、サンダルに靴下が昭和っぽく可愛らしく、たくさん買い物を頼まれて困っている唯城さんがとてもキュート。
コミカルな場面は初めてとアフタートーク?で言われていましたが、関西弁でとっても可愛く歌われていました。
そして、買い物行った先の魚屋さんが、ねじり鉢巻きに前掛け、雪駄姿の壱弥さん。
こんな男前な魚屋さんがあったら絶対に毎日通いますよね!
手にはぴちぴちと生きのいいお魚。(このお魚は、翼さんの愛猫から借りたもの⇒本町カフェ:『翼和希スペシャルライブ』Q&Aと曲について)
次に行ったのは八百屋さんで、ここにもねじり鉢巻きに前掛けのイケメンお兄さんの翼さんがいました。
八百屋のお兄さんは、ネギをステッキのように鮮やかに操りながらユニークにダンスしていて、その姿に大爆笑。
翼さん、コミカルな動きもとてもお上手で、それもご自分で振り付けされたというので驚きです。
こんなイケメン兄さんのいる楽しい八百屋さんにも、毎日買い物いっちゃいそうです。
☆トークタイム
唯城さんが、この日の曲紹介をされている間に、翼さんと壱弥さんは着替えタイム。
ここは、早着替えタイムアタックに毎回挑戦されていて、千穐楽の日は壱弥さんの圧勝(12/14は、確かほぼ同時でした)
少し遅れて現れた翼さんは、ネギステッキを右手に持ち、すまし顔で現れます。
あれ?悔しそうじゃなくてやけに冷静?と思って見ていると、唯城さんが着替えに行っている間に、先に壱弥さんが出られたのを見て、後になった自分は何か笑いと取らないと、と思ってネギステッキを持って出られたとのこと。
それを笑って聞いていた壱弥さんも、左手に隠し持っていた動くお魚を出しつつ、「そんな翼さんがとっても面白かったですよね」とにこやかに話されていました。
そこへ着替えを終わった唯城さんが、ドレスに買い物かご姿で登場。
千穐楽ということで、三種の神器を持っての撮影タイムとなりました。
三人とも、サービス精神旺盛でいろんな表情をしてくださってて、とても楽しい撮影タイムでした。
撮影する時の合図はもちらん、羽鳥先生の「スリーツーワンゼロ」でした。
千穐楽の配信の画像↓
12/14に行ったときの画像↓
撮影タイムの後は、毎日ブギウギ裏話やニコニコ生動画で募集した質問から答えきれなかった分をセレクトしてされていたようで、
☆12/17 16:30~の部の質問は「コーヒー派ですか?紅茶派ですか?」でした。
唯城さん:紅茶派で~す、激甘のミルクティー
壱弥さん:どちらも好きですが、最近はコーヒーが飲めるようになりました。カフェオレ限定なんですけど。ブラックはまだ修行中です
翼さん:主にコーヒーで、お稽古場にはコーヒーと水を常備しています。ブラック派です
☆12/14 14時~の部の質問は、「朝ドラ『ブギウギ』で、橘センパイはあの後どうなったと思いますか?」でした。
唯城さん:女医さん。股野さんの赤ちゃんを見て、生命について考えたりして・・・(要するに)翼さんの女医さんが見たい!
壱弥さん:ダンスの先生
翼さん:何かの教室を開いて教えていると思います。で、時々、ちゃんと赤ん坊育ててるか?と、股野のところへ見に(乗り込んで?)行きます!結婚は多分、してないと思います
というお答えでした。
この質問、私もとても聞きたいと思っていた内容だったので、生で聞けてとてもうれしかったです。
私が思う橘センパイのその後は、子供たちに歌やダンスを教える教室の先生だったらいいな、と思っていたので、翼さんの回答がそれも生で聞けて、朝ドラでもやもやしていた想いがようやく消化されたようでスッキリしました。
この後、壱弥さんと唯城さんは袖にはけ、次の準備。
ひとり残った翼さんは、この後のOSKの公演の紹介。
そして、今後ともよろしくお願いいたします、というご挨拶で〆られ、最後の曲をお届けします、と袖にはけていかれました。
ステージには満天の星が煌めき始めます。
11.You raise me up 2002年 アイルランド/ノルウェーのミュージシャン シークレット・ガーデンの楽曲 タイトルは「あなたのおかげで力が出た」の意味 【歌詞に加えて照明や映像の効果もあり、心に沁みラストに相応しい曲。辛い時にこの曲を思い出すとがんばれそう】
《感想》
上手側から、壱弥さんが登場され、やさしくソフトに語り掛けるように歌い始めます。(もうこれだけでなんか泣けてきました)
そこへ、下手側から登場された唯城さんの伸びやかな歌声が重なります。(讃美歌のように神聖で美しい歌声・・・)
心に沁みる二人の歌声。
そこへ下手側から舞台中央へ現れ、後ろ向きに立つ翼さん。(後ろ姿からも、オーラがあふれています)
間奏で振り向き、二人に迎えられ両手を広げて舞台中央へ。(この時点から、もう涙涙・・・)
広げた両手で観客を包み込み、ぎゅっと受け止めるような仕草が優しさと包容力、感謝の気持ちがあふれているよう。(泣けます)
そして、強く温かく翼さんが歌い始めます。
歌いながら、翼さんは客席を端から端までをとても愛おしそうに「私は強くなれる、あなたがいてくれるから」とゆっくり見渡します。(こんな風に言われたら、ファンは泣きます。それどころか、こちらこそ、あなたがいてくれるから強くなれるんです、という感謝の気持ちでいっぱいになりました)
こんな風に、配信二回と観劇一回の翼さんのスペシャルライブは終わりました。
ブルックリンパーラーという濃密な空間で観るスペシャルライブは、とても贅沢で感動に満ちた時間でした。
客席より一段高いステージは、後列でも距離が近く、足音や会場の匂い、光や息遣い、ステージからの空気圧などが五感で感じられ、生のあの空間でしか味わえないとても素敵な宝物をいただいたように思います。
また、いけない時に視聴した配信では、客席からは見えなかった角度からのカメラワークでいろんな発見をしたり、一番は何度でも一週間は観られるという利点を楽しませていただいています。
機会がありましたら、生での観劇、あるいは配信で歌劇という素晴らしい文化にぜひ触れてみてくださいね。
《12月24日 追記》 千穐楽アフタートーク(抜粋して要約)
思い出話:唯城さん コミカルな場面が初めてで面白くできるか心配で「おもしろいかな~」と思いつつされていたと言われたら、翼さんと壱弥さんから「いや、おもしろいよ!」とツッコミ入れられていました。可愛く足を跳ね上げる場面、瞬発力が必要で中々難しいんです、と振り付けをされた翼さん。
思い出話:壱弥さん ブギウギの控室でSLの話を聞いてから、へぼ侍~南座~SLとずっと三人一緒だった。今回のライブは、3回しか稽古できなかったけれど、集中して稽古して、壱弥さん「できるかな~?(踊ってみて)」翼さん「あ、できた!」みたいな感じで、曲が流れると自然に体が覚えていて動けたそうです。
思い出話:翼さん 9月10月と(SLを)させていただいて、今回たくさんのお客様にきていただけたのは、どう考えてもブギウギ効果、NHKさまと作品力の素晴らしさだと実感。南座でも実感しましたが、BPにもお越しいただけたということで実感もわいたし感動もしましたし、「ドラマに出てよかった!」と思えてすごくうれしかったです。(客席から拍手)
ブギウギの放送が決まった頃から、多くのみなさんに劇団を知っていただいてみなさんに愛される劇団になれるといいねとみんなで話していたので、こうして実際に足を運んでただけたり、多くの方に配信をご視聴いただけていることがうれしく、感謝の言葉しか出ません。
想い出としては、忙しくてなかなか三人で集まる機会が少なかったけれど、集まれ時は「いっそがし~たっのっし~」みたいな感じで稽古していました。
自分たちで作っていく中で、どれだけ場面を深められるか、どうやったらもっと感動をお客様に届けられるのかという話し合いが密にできたことが自分の中で宝物になったなと思いました、とのことでした。
この後、今後のOSKの公演の予定を話され、その中で翼さんたちが三人で行う浅草コンサート、東かがわコンサートに触れ、現在放送中のブギウギで地方巡業中の『福来スズ子とその楽団』にちなんで『翼和希とゆかいな仲間たち』で巡業するのでよろしくお願いします、とご挨拶。
最後に、唯城さんはOSKを広めていくためにこれからも頑張っていきますのでよろしくお願いします、ということと、よいお年をと言われました。
壱弥さんは、初めての方に毎回新鮮な気持ちでお届けできるようにと(今回の公演では)やってきました、今後浅草東かがわ市と『翼和希とその楽団(翼さん:「翼和希とゆかいな仲間たち!」とツッコミ)で巡業するのでよろしくお願いします、ということとよいお年を」と言われました。
翼さんは、コロナ禍で無観客で始まった配信でのBPに、今こうして多くのお客さまでいっぱいの会場を見て、これが普通じゃないと感謝の気持ちでいっぱいです、と言われ、まだこの先に桜まつり(12/23 BPでのクリスマスイベント)があるので、配信でも観られますので、その時に「よいお年を」と言うので今日は言いません、来年は昇り龍のように一緒に走り抜けていってください、よろしくお願いします。とのことでした。
OSK日本歌劇団公式HP⇒こちら