こんにちは。
すみれ日記にお越しいただき、ありがとうございます。
今月初めに行った徳島の大塚国際美術館への旅の続きです。
友人とは入り口で別行動。それぞれ見たいものは違いますから。
まず、美術館に到着するとほとんどの方が最初に入るシスティーナ礼拝堂。
イタリア、バチカン市国の礼拝堂です。
陶板ですべて原寸、美術館のスタートがこのシスティーナ礼拝堂は圧倒されます。
だって、これですもの。
何年か前のNHKの紅白歌合戦で米津玄師さんが歌われていたのは記憶があります。
礼拝堂の隅に米津さんの絵が。それも歌の題名と一緒の「Lemon」
システィーナ礼拝堂からスタートのボランティアガイドツアーに参加し、
まずはこの広い美術館をまわりました。
ガイドさんのおすすめ5点。
何人かガイドさんがいらっしゃって、それぞれのおすすめがありますので、
ガイドさんによってもちろん案内も変わってきます。
私が参加したガイドツアーでは、まず
「モナリザ」
何十年前の大学の卒業旅行で行ったルーブル美術館ではガラスでカバーがしていて
遠くからしか見ることができませんでしたが、ここではノーガード。
右から見るモナリザと左から見るモナリザは表情が違うとか?
次はフェルメール。数年前東京にいらっしゃってましたね。
モネの大睡蓮は屋外にあります。
これは陶板だからできることですよね。
作品の周りには池があり、睡蓮が見えます。
きっと今頃は花が見ごろになっているでしょう。
そして最後の晩餐。修復前。
この2枚が部屋の左右にあり、真ん中に立って見比べることができます。
修復後。
修復前の絵はもう存在してないので、ここ大塚国際美術館でしか見ることができません。
そしてゴッホのヒマワリ。
7つのヒマワリの部屋があり、それぞれの説明をいただき、
知らないことばかりでした。
ゴッホの「夜のカフェテラス」
そのまねっこのカフェがありました。ちょっと違うような気もするけど・・・
私が一番見たかった絵は
フランダースの犬のネロがどうしても見たかった絵、ルーベンスの「キリストの昇架」と「キリストの降架」
大塚国際美術館に展示されているのは「キリストの昇架」です。
私も見たい。
なぜかこの絵が飾ってある部屋に入るときはネロの気持ちになり、どきどき。
そして最後のセリフを思い出し、ウルウル。
「パトラッシュ、とても疲れたろ。僕も疲れたんだ。」幼いころ号泣しましたよ。
ルーベンスの部屋で私はベンチに座って、長い時間この絵を見ていました。
大塚美術館には5時間滞在しましたが、全部見切れませんでした。
それくらい見たい絵が揃っているんです。しかも原寸で。
5時に閉館するのですが、まもなく閉館のアナウンスが流れているときに
「まだあれを見てない~」と慌ててさがしたのが、ピカソのゲルニカ。
何十年も前の大学の卒業旅行でヨーロッパ周遊をしたときに、
スペインで具合が悪くなり、友人たちは見に行きましたが私はひとりホテルで寝ていて見れなかった思い出。
本物を見にいつかマドリッドに行きたいです。
大塚国際美術館はB3から2階までと展示スペースとしても大変広く、距離にして4㎞、
原寸大で約1000点の展示があります。
オリジナル作品は環境汚染や火災、地震などで劣化の恐れがありますが
陶板名画は2000年以上そのままの色と姿が残るといわれています。
当初は陶板?レプリカ?と思いましたが、これだけの名画を海外に行かずとも
一気に鑑賞ができるというのは、すごいことだと思います。
今回全部を見ることができなかったので、機会があればまた再訪問してみたいです。
とにかく歩くので、館内のカフェでケーキタイム。
みなさんケーキや甘いものを食べてエネルギーチャージして、また絵を見に行かれてました!
B3からB1は山の中にある美術館。
1階と2階は地上で、2階にはこんな屋外のスペースがあります。
天気が良ければすぐそこに海も見えて、ここもとってもリフレッシュスペースです!