1.はじめに
今回の鉄旅は秋の三連休だったので、札幌赴任当時から「10/16~の冬季閉鎖前に行こう、行こう」と前々から思っていた
①三笠鉄道公園🚂(クロフォード公園)のキハ80見学 を主目的に
②石狩(空知)平野の温泉♨に入りたい!
③ウォーキングで秋の北海道を感じたい!
で岩見沢・三笠市界隈に日帰りで出かけてきました。
2.札幌~岩見沢駅
1)函館線
8時02発、普通電車岩見沢行き。安定の普通電車731系。関東だと231系的な車両です。関東のステンレス車は、コストの問題かJRも私鉄も判を押したように先頭部の造形をステンレスのままのっぺり顔ですが、この731系は先頭部のみ鋼鉄製にして多少の流線形でゲンコツ風凹凸を出して、頑張っています(JR東海313系も同様)
8時44分岩見沢駅着。函館線は旭川まで電化はされていますが、札幌圏内の岩見沢以北(美唄,滝川,深川など)は極端に運転本数が少なく、「どうぞ特急に乗って下さい」戦略になっています。
今年2回目の岩見沢駅降車。前回ブログで岩見沢駅建築🏢の「ウンチク」を色々調べたせいか、前にも増して美しく見えます秋空の青・駅舎のレンガ色・植栽の緑のコントラストが美しい。植樹も9月中旬だというのに紅葉がはじまっています。外出するときのローカルニュースでは「大雪山連邦の紅葉が見頃」との報道もあったところです。
3.本日の行程
まずは①中央バスで三笠中央公園⛲まで行き、市営ミニバスに乗換えて三笠鉄道記念公園迄行き、
②その後、クロフォード公園~天然温泉♨までウォーキング(gglmap上10.4㎞)、
③最後はまたバスで岩見沢までのルート。
を計画しました。
4.岩見沢~三笠鉄道記念公園(バスルート)
岩見沢バスターミナルはこんな立派なビルで、市の施設との合築されており、一瞬「迷ったっか」と思いました。
ビルの外が乗降場。札幌とは比べものにならない豪雪地帯の岩見沢。大きな上家も素晴らしいです。
9時00分:見慣れている道央バス🚌の「幾春別町行き」に乗ります。聞いたことのない地名がまだまだ北海道にはあります。
9時36:三笠市民会館前で下車。中央に噴水⛲を配した大きな公園があり、市役所、道道が集まって、市の中心地的場所ですが人っ子一人も居ない😲。。。
公園には「日本随一・北海盆踊り櫓」🕺が常設の状態でありました。確かに盆踊りの常設櫓はかつて見たことありません。また、東京音頭と並んで日本一有名、ヤーレン・ソーラン・ソーランで始まる「北海盆唄」はここ三笠が発祥の地らしいです!!!。てっきり漁師の地引網漁の唄かと思っていました
中央バスはさらに奥地・幾春別まで行ってしまうので、三笠市内は市営のコミュニティバス🚍が運行されていました。時刻表通り、かなりの本数が確保されています。
9時58:バス停に同業者と思しき男性が居たのですが、乗車せずSumio1人の乗車。
運賃先払い200円均一・安いこんな大きな?1Boxライトバンで、運転手を確保して、乗客はSumio1人。とてもじゃないけど、民間では運営できない。。。。運賃は、クリアボードで造作された子供銀行風の箱に投入しました。もちろんICカード、電子マネーなど一切受付けず、「両替もご遠慮ねがいます(絶対やらないぞ的威圧感)」です。。。
5.三笠鉄道館(外展示編)
1)入口付近
10時06分公園着。重厚なラッセル軍団がお出迎えです
Sumio的には1番萌えるキハ28(58)形急行用ディーゼル車。実はバス停・入口より大分 三笠市街手前側に留置されていてかつ、園内から見学が不可能なので車道を市街方に2~3分戻る必要がありました。当公園を企画設計した市の偉い方皆様は、機関車やラッセル車を見せたいようですが、昭和の鉄Char~~n達は、子供のころ乗り親しんだ「こういう車両が見たいのに……」とちょっと不満😤な展示配置でした。。。。
入り口にはかつて、三笠が「幌内」と呼ばれていて日本で3番目に古い幌内鉄道(幌内~札幌~小樽(手宮))の終点。
そして、公園一番奥には今年1番(いやタウシュベツの次の2番)の鉄道絶景が待っていました!
2)DD51,キハ22
ド~~~~ン!!。
突き抜けるような秋の高い青空+ディーゼルの赤+芝生の緑。これ以上ないコントラストに感動して、暫し動けなくなりました
まだ東海・関西では現役のDD51とキハ27。
ブログ用に横向きアップにしたり。
ちょっと引いて、青の面積を多めにしてみたり。。。
実はキハ27の奥側2両が急行用キハ28。公園内からは柵があって見られないレイアウト(悪し)
3)ラッセル,ロータリー車
DD14。看板にはロータリー車と記載がありましが、Wikiによるとラッセル(横に掻分ける)とロータリー(回旋プロペラで線路向こうへ撥ね飛ばす豪快なヤツ)の両方の機能があるそうです。現在でもJR東日本に保留車として現存するそうです。
こちらはラッセルのみのDD15。見慣れているDD13を改造したものらしいです。
ガンダムに盾など装備品を付けたパワーアップバージョンのようで、カッコいいい!!
4)動態保存SL
実は、当鉄道記念館はS304なるSLが動態保存されていて、1人300円で乗車できることが1番の推し(一応流行語を使う………)売り(こっちが正しい?)で、
走行すると、こんな勇ましい(鉄道館HPより)雄姿をみることができました。
が……、
今年の春オープン時に故障が見つかって、今年中の営業を断念したそうです😢。。。。
5)トロッコ汽車(旧幌内廃線利用!!)
SLが営業休止ならば………いい乗り物見付けました本当の線路上を走行する旧幌内線を活用したトロッコ列車に乗ろう。地図を見ると鉄道記念公園~3㎞麓のクロスフォード公園までの運行🚂。。これは、歩く距離も短くなるし都合がいい!!
機関車は、自動車の軽トラを改造した?機関車に無蓋車トラ4500形を改造した客車。
「これは、結構楽しそうだぁ~~っ」と
Sum「クロスフォード公園まで片道乗車をしたい」と係員へ願い出ると、
係員「お客さんを運んじゃうと法律に抵触しちゃんうんで、できないんですよ🙌……」と
えっ~~~
【ちょっどここで・超久々Sumioの鉄道技術講座(どうぞ読み飛ばして下さい)】
お客様(荷物)をA地点→B地点を運ぶと鉄道営業法の免許が必要になり、国土交通大臣の免許を取得する必要があり、また、一定間隔で国の監査・検査が入ります。当然、すべての鉄道事業者や、スキーリフト(法律上索道といいます)事業者も山麓A地点→山頂B地点まで運ぶので、免許を取得しています。
ところがA地点→B地点→A地点まで往復するなら、旅客(荷物)を1mも運んでいないので、単なる遊園地に遊具扱いになります。よく狭隘な万博会場等で1往復型のリニアモーターカー等を見かけますが、このタイプです。今回の場合、往復6㎞に対して片道の3㎞なので、事業者としては心労は半分で済むはずなのに、ちょっと合点が行かない事象でした😢。。。
6)特急型食堂車キシ80
おお!これは憧れの特急型食堂車🍴だ!「キッチン・ホロナイ」として営業しているようですが……
営業は12時~なので、日程的に合わず今回は諦めました。。。カーテンの隙間から中を覗くと、残念ながら座席・テーブルは国鉄時代の仕様ではなく、普通の座席・机に変更されていました。。。ちなみキシとは、気動車の「キ」と食堂車の「シ」です。
次回Part2は室内展示をみて、クロフォード公園へ向かいます