sumioSLC57の鉄道情報ブログ -2ページ目

sumioSLC57の鉄道情報ブログ

鉄道技術者(建設系)としての目線でも書いてます。
2021/12から鉄道建設のため北の大地で奮闘中。

 

  1.はじめに

今回の鉄旅は秋の三連休だったので、札幌赴任当時から「10/16~の冬季閉鎖前に行こう、行こう」と前々から思っていた

①三笠鉄道公園🚂(クロフォード公園)のキハ80見学 を主目的に

②石狩(空知)平野の温泉に入りたい!

③ウォーキング走る人で秋の北海道を感じたい!

で岩見沢・三笠市界隈に日帰りで出かけてきました。

  2.札幌~岩見沢駅

1)函館線

8時02発、普通電車岩見沢行き。安定の普通電車731系。関東だと231系的な車両です。関東のステンレス車は、コストの問題かはてなマークJRも私鉄も判を押したように先頭部の造形をステンレスのままのっぺり顔ですが、この731系は先頭部のみ鋼鉄製にして多少の流線形でゲンコツ風凹凸を出して、頑張っています(JR東海313系も同様)グッド!

8時44分岩見沢駅着。函館線は旭川まで電化はされていますが、札幌圏内の岩見沢以北(美唄,滝川,深川など)は極端に運転本数が少なく、「どうぞ特急に乗って下さいパー」戦略になっていますあせる

今年2回目の岩見沢駅降車。前回ブログで岩見沢駅建築🏢の「ウンチク」を色々調べたせいか、前にも増して美しく見えますビックリマーク秋空の青駅舎のレンガ色植栽の緑のコントラストが美しい。植樹も9月中旬だというのに紅葉がはじまっています。外出するときのローカルニュースでは「大雪山連邦の紅葉もみじが見頃」との報道もあったところです。

  3.本日の行程

まずは①中央バスで三笠中央公園⛲まで行き、市営ミニバスに乗換えて三笠鉄道記念公園迄行き、

②その後、クロフォード公園天然温泉♨までウォーキング(gglmap上10.4㎞)、

③最後はまたバスで岩見沢までのルート。

を計画しました。

  4.岩見沢~三笠鉄道記念公園(バスルート)

岩見沢バスターミナルバスはこんな立派なビルで、市の施設との合築されており、一瞬「迷ったっかはてなマーク」と思いました。

ビルの外が乗降場。札幌とは比べものにならない豪雪地帯雪の結晶の岩見沢。大きな上家も素晴らしいです。

9時00分:見慣れている道央バス🚌の「幾春別町行き」に乗ります。聞いたことのない地名がまだまだ北海道にはあります。

9時36:三笠市民会館前で下車。中央に噴水⛲を配した大きな公園があり、市役所、道道が集まって、市の中心地的場所ですが人っ子一人も居ない😲あせる。。。

公園には「日本随一・北海盆踊り櫓」🕺が常設の状態でありました。確かに盆踊りの常設櫓はかつて見たことありませんビックリマーク。また、東京音頭と並んで日本一有名、ヤーレン・ソーラン・ソーランで始まる「北海盆唄」はここ三笠が発祥の地らしいですメモ!!!。てっきり漁師の地引網漁の唄かと思っていましたあせる

中央バスはさらに奥地・幾春別まで行ってしまうので、三笠市内は市営のコミュニティバス🚍が運行されていました。時刻表通り、かなりの本数が確保されています合格

9時58:バス停に同業者と思しき男性が居たのですが、乗車せずSumio1人の乗車。

運賃先払い200円均一・安い!?こんな大きな?1Boxライトバンで、運転手を確保して、乗客はSumio1人。とてもじゃないけど、民間では運営できない。。。。運賃は、クリアボードで造作された子供銀行風の箱に投入しました。もちろんICカード、電子マネーなど一切受付けず、「両替もご遠慮ねがいます(絶対やらないぞDASH!的威圧感)」です。。。

 

  5.三笠鉄道館(外展示編)

1)入口付近

10時06分公園着。重厚なラッセル軍団がお出迎えですビックリマーク

Sumio的には1番萌えるキハ28(58)形急行用ディーゼル車。実はバス停・入口より大分 三笠市街手前側に留置されていてかつ、園内から見学が不可能なので車道を市街方に2~3分戻る必要がありましたあせる。当公園を企画設計した市の偉い方皆様は、機関車やラッセル車を見せたいようですが、昭和の鉄Char~~n達は、子供のころ乗り親しんだ「こういう車両が見たいのに……」とちょっと不満😤な展示配置でした。。。。

入り口にはかつて、三笠が「幌内」と呼ばれていて日本で3番目に古い幌内鉄道(幌内~札幌~小樽(手宮))の終点。

 

そして、公園一番奥には今年1番(いやタウシュベツの次の2番はてなマーク)の鉄道絶景が待っていました!

2)DD51,キハ22

~~~~ン!!

突き抜けるような秋の高い青空ディーゼルの赤芝生の緑。これ以上ないコントラストに感動して、暫し動けなくなりましたアップ

まだ東海・関西では現役のDD51とキハ27。

ブログ用に横向きアップにしたり。

ちょっと引いて、青の面積を多めにしてみたり。。。

実はキハ27の奥側2両が急行用キハ28。公園内からは柵があって見られないレイアウト(悪しグー

 

3)ラッセル,ロータリー車

DD14。看板にはロータリー車と記載がありましが、Wikiによるとラッセル(横に掻分ける)とロータリー(回旋プロペラで線路向こうへ撥ね飛ばす豪快なヤツ)の両方の機能があるそうです。現在でもJR東日本に保留車として現存するそうです。

こちらはラッセルのみのDD15。見慣れているDD13を改造したものらしいです。

ガンダムに盾など装備品を付けたパワーアップバージョンのようで、カッコいいい!!

 

4)動態保存SL

実は、当鉄道記念館はS304なるSLが動態保存されていて、1人300円で乗車できることが1番の推しはてなマーク(一応流行語を使う………)売りはてなマーク(こっちが正しい?)で、

走行すると、こんな勇ましい(鉄道館HPより)雄姿をみることができました。 

     が叫び……

今年の春オープン時に故障が見つかって、今年中の営業を断念したそうです😢汗。。。。

 

5)トロッコ汽車(旧幌内廃線利用!!)

SLが営業休止ならば………いい乗り物見付けましたグッド!ビックリマーク本当の線路上を走行する旧幌内線を活用したトロッコ列車に乗ろうビックリマーク。地図を見ると鉄道記念公園~3㎞麓のクロスフォード公園までの運行🚂。。これは、歩く距離も短くなるし都合がいい!!

機関車は、自動車の軽トラを改造した?機関車に無蓋車トラ4500形を改造した客車。

「これは、結構楽しそうだぁ~~っ」と

Sum「クロスフォード公園まで片道乗車をしたい」と係員へ願い出ると、

係員「お客さんを運んじゃうと法律に抵触しちゃんうんで、できないんですよ🙌……」と

えっ~~~!?DASH!

 

【ちょっどここで・超久々Sumioの鉄道技術講座(どうぞ読み飛ばして下さい)

お客様(荷物)をA地点→B地点を運ぶと鉄道営業法の免許が必要になり、国土交通大臣の免許を取得する必要があり、また、一定間隔で国の監査・検査が入ります。当然、すべての鉄道事業者や、スキーリフト(法律上索道といいます)事業者も山麓A地点→山頂B地点まで運ぶので、免許を取得しています。

 

ところがA地点→B地点→A地点まで往復するなら、旅客(荷物)を1mも運んでいないので、単なる遊園地に遊具扱いになります。よく狭隘な万博会場等で1往復型のリニアモーターカー等を見かけますが、このタイプです。今回の場合、往復6㎞に対して片道の3㎞なので、事業者としては心労は半分で済むはずなのに、ちょっと合点が行かない事象でした😢汗。。。

 

6)特急型食堂車キシ80

おお!これは憧れの特急型食堂車🍴だ!「キッチン・ホロナイ」として営業しているようですが……

営業は12時~なので、日程的に合わず今回は諦めましたドクロ。。。カーテンの隙間から中を覗くと、残念ながら座席・テーブルは国鉄時代の仕様ではなく、普通の座席・机に変更されていました。。。ちなみキシとは、気動車の「キ」食堂車の「シ」です。

 

次回Part2は室内展示をみて、クロフォード公園へ向かいますビックリマーク

 

①激安得だ値55,帯広市民ソールフド・インデアンカレー

六花亭本店,旧広尾線幸福駅

③十勝川温泉,旧愛国駅,池田ワイン城

④タウシュベツ川橋梁個人往訪完全ガイド

  11.帯広名物豚丼「ぶた八本店」

タウシュベツ川橋梁を見学した後は、豚丼食べて帰るだけ。1番有名な「元祖豚丼ぱんちょう」は、2年前に訪れていたので「違う店に!」ということで…………

google先生に尋ねてみると、駅ちかの「ぶた八本店」を紹介してくれました。

店内は、有名店「ぱんちょう」と違いすぐに入店することができました!

入店した「ぶた八ブタ」、実は帯広駅構内駅弁の露天を出しているお店だったことは後でしりました二重丸ビックリマーク

メニューは、一郎から二郎、三郎、四郎👨‍👨‍👧‍👦と段々と肉の枚数が多くなっていく仕組みです。これもPんちょうと同じ仕組み。また二郎以下は薄肉、三郎以上は厚肉とのことです。

オーダーは二郎。これでも食べ応え抜群ビックリマーク。1100円でも十分満足できるボリュームです。味は可もなく・不可もなく……甘めの味付けです。Pんちょうと似ている味付けのような気がしました。駅弁の味を出来たてで食べられることは一つの利点だと思います。

  12.特急とかち8号で札幌へ

名残惜しいですが、後は札幌へ帰るだけ、またキハ283系に乗って帰ります。

帯広始発駅からの車内放送と高架橋からから見る美しいガーデン都市・帯広の町並みを動画でご覧ください。

こちらは、なが~~~い石勝峠を越えて、「勝」→「石」へ大平原石狩平野の追分付近の風景です。千歳線に入るともう、札幌はすぐという感じです(おしまい)。

 

次回は、どの旅行記を書くか?思案中(ネタ停滞)…………。

 

 

①激安得だ値55,帯広市民ソールフド・インデアンカレー

六花亭本店,旧広尾線幸福駅

③十勝川温泉,旧愛国駅,池田ワイン城

  10.道の駅かみしほろと旧国鉄士幌線研究

1)北海道道の駅人気ランキング1位・上士幌道の駅林道門扉カギを借用

じゃらん北海道で道の駅🚙人気ランキング1位の「道の駅かみしほろ」。あれっはてなマーク厚岸の道の駅が人気No.1じゃなかったの……?あせる と思いましたが、厚岸はレストラン部門上士幌は「満足度」らしい……。

https://www.jalan.net/news/article/808360/?msockid=386d3f7f43916b900a812b7842eb6a77

確かに天井が高く居心地がいいし、オリジナル食材が豊富。でもね1時間前に朝食食べたばかりだからねぇ~~あせる。。

 

2)旧国鉄士幌線橋梁群展示

上士幌町は、旧士幌線🚂で町おこしをしていますビックリマーク

帯広~上士幌~十勝三股までを航空写真飛行機で分かり易く。

 

3)旧国鉄士幌線の歴史

メインのタウシュベツ川橋梁🌉ばかり注目していましたが、上記展示の通り、魅力的な橋梁群が未だに存地(保存されているわけではありません……)されていて、ちょっと色々調べてみましたメモ

・1925(T14)年帯広~上士幌間開業。

・1939(S14)年十勝三股(北海道の主峰大雪山の横ですDASH!)まで延伸。

・計画では大雪山系主峰旭岳の横を通り抜け石北線上川駅まで延伸予定であった(上図参照)。

・1955(S28)年糠平湖🛶・ダム建設のため、旧士幌線は付替えられて旧糠平駅,タウシュベツ川橋梁など湖底に沈んだ

・士幌線が最盛期には、Part②③でご紹介した広尾線との直通運転が行われ、最盛期1960年代には、広尾‐幸福‐帯広‐士幌‐糠平駅間に急行🚞「大平原」なる臨時急行も運転されていたらしい。。。

 

4)旧士幌線の保存状況(北海道遺産コンクリートアーチ橋梁群)

すべてHP等からの転貼ですが、かなり地元の人から愛されて、各施設保存状態良好のようです。この項では、じゃらんなどすべてHPからお借りしています。

旧士幌駅です。上士幌町と異なる自治体です。駅舎の保存状態もいいようで、線路側には貨車の展示もあるようです。

音更川第3橋梁です。こちらの橋梁はダム湖の手前なので、沈没は免れたため、保存状態はいいようですグッド!

新というか?旧というか?ダム湖に沈んだ後の糠平駅です。現在は上士幌町の「鉄道資料館」になっていて、展示物も充実しているようです。

五の沢橋梁。音更川の支流・五の沢に架かる橋梁。上士幌町HPによると、国道273号からすぐで、気軽にハイキングができるようです。同町のHP、観光客の顔が丸わかりで焦って、Sumioがあえてボカシを入れました😅あせる

タウシュベツ川橋梁よりも終点(上流)側にある旧幌加駅。鉄道師匠のO氏から「ぜひ見るべき!」と推薦されましたが、時間の都合で諦めました汗😰

終点の十勝三股駅付近。写真は旧駅舎ではなく、バス待合所です。

 

5)タウシュベツ川橋梁用の鍵🔑を借りよう!

同橋梁を見学するためには、

ツアー会社が主催するツアーに参加する(帯広駅からバスが多い)

②NPO東大雪自然ガイドセンターのツアーに参加する

 → http://www.guidecentre.jp/

③上士幌道の駅にて、個人で林道のゲートの鍵を借りて(¥2000‐/人)見学する。

 →  https://kamishihoro.info/key/index.php

の3通りありますが、ここで③の方法をご紹介します。

希望日(10月末まで?見学可能)の30日前AM10hから予約開始ですが、1日15組限定につきかなりの人気で、9月はすべて満杯のようです。「幻の………」とか枕詞がつく所以ですねあせる

午前10時以降、上士幌道の駅で山道の管理ゲート鍵🔑を受取ったうえで、林道入口迄のルートを教えて頂きます。なお、入場料は1名2000円で、車に4名乗車の場合は8000円になります(結構高い~~~DASH!)。。

 

  11.いざ!タウシュベツ川橋梁

国道273号から山道へ入る目印のカラーコーン。絶対教えて貰わないと分からない🤫曲がり角。

少し進むと、鋼製の門扉がありました。

借りた鍵で解錠。1ケ8000円の鍵ダウン(高い!(やや恨み節あせる))

普通に、「ヒグマ出没中クマ!」「徒歩男の子、自転車🚲では(熊に遭遇しても逃げ切れないので?)お止めください」と……。しかもSOSを出すにも、携帯は圏外あせる

10~15分位山道をうねうねと走ると小さな駐車スペースがあり、既に個人客と思しき車1台、ツアーと思しきミニバン🚌3台程停まっていました。(な~~~~んだ、結構先客がいて良かったグッド!

とは、言いつつ、旧士幌線線路後と思われる小道をダム湖に向かって歩きます!。熊🐻が怖いので熊ベル×2ツインカムターボで鳴らしますビックリマーク

ところで、熊鈴(クマベル)ベル。購入したものは100円ショップのもの。会社の道産子の同僚に「どんなものが効果的?」と問うと「登山ショップで2000円位のものがいいよパー」とのことですが、どちらのものも、あまり音色に差がなく、若干100円ショップのものが小振りなので2ヶ購入した次第です。。。また、O氏は1万円?程度するクマスプレーを持っていたので、安心感がありましたグッド!

途中の木の株はもちろん、倒木もそのままで、かなりアドベンチャー🧗‍♀️感満載ですビックリマーク

(それでも熊が茂みに隠れていないか?不安😱……。)

10 分位歩くと、パット開けてタウシュベツ川橋梁🌉の橋台(橋梁と盛土部結ぶ土木構造物をいいます)背面にでました。まさに立っている位置に「旧士幌線🚂(ダム湖沈没前)が走っていたんだなぁ~~~っ」ととても感慨にふけります。。。

噂には聞いていましたが、昭和初期の開業のせいか?鉄筋は少なく太さもヒョロヒョロ。驚いたことにコンクリートではなく、タウシュベツ川沿岸に転がっていたと思われる玉石を詰め込んだけの施工😣あせる。。。。これでは、崩れるのも無理はないです……。

湖面へ段々と降りて見学します。この位置で連続アーチが出現。

 

ダム湖(糠平湖)湖底+タウシュベツ橋梁+北海道初夏の突抜けるような大空

美しすぎる景色アップアップです。見学者も合計20名位はてなマークいる感じです。。。。

橋と反対側、タウシュベツ川上流側は雑草と切株の荒涼とした風景🏞が拡がります。雑草なのか?牧草なのか?北海道の冷涼な気候のせいなのか?湖水がなくても、これはこれで美しい景色。

レンズを望遠にしてみると、橋梁躯体内部は完全に崩壊して、辛うじて下部(アーチ部)に残っている薄皮1枚のコンクリートで何とか形状を保っている状況叫び。。。

道の駅で長靴を借りれば(2000円に入っている?)橋梁の近傍まで近寄れるのですが、借りらなかったので、遠望からの見学に留めてそろそろ引上げます。

湖畔に座って、ず~~~~~~っと見ていたい😊パーダイナミックな光景!!

ちなみ、じゃらん観光ガイドからタウシュベツ橋梁の冬季の冠雪風景雪と、夏季~秋季もみじの冠水した風景もお借りして掲載させていただきました。どちらも超・日本的🏰で美しい光景ですね!?

 

名残惜しいですが、時間の都合で撤収します。

 

次回は最終回?Mission③十勝グルメの一つ豚丼を食べて帰札します。