10.道の駅かみしほろと旧国鉄士幌線研究
1)北海道道の駅人気ランキング1位・上士幌道の駅林道門扉カギを借用
じゃらん北海道で道の駅🚙人気ランキング1位の「道の駅かみしほろ」。あれっ厚岸の道の駅が人気No.1じゃなかったの……? と思いましたが、厚岸はレストラン部門。上士幌は「満足度」らしい……。
https://www.jalan.net/news/article/808360/?msockid=386d3f7f43916b900a812b7842eb6a77
確かに天井が高く居心地がいいし、オリジナル食材が豊富。でもね1時間前に朝食食べたばかりだからねぇ~~。。
2)旧国鉄士幌線橋梁群展示
上士幌町は、旧士幌線🚂で町おこしをしています
帯広~上士幌~十勝三股までを航空写真で分かり易く。
3)旧国鉄士幌線の歴史
メインのタウシュベツ川橋梁🌉ばかり注目していましたが、上記展示の通り、魅力的な橋梁群が未だに存地(保存されているわけではありません……)されていて、ちょっと色々調べてみました。
・1925(T14)年帯広~上士幌間開業。
・1939(S14)年十勝三股(北海道の主峰大雪山の横です)まで延伸。
・計画では大雪山系主峰旭岳の横を通り抜け石北線上川駅まで延伸予定であった(上図参照)。
・1955(S28)年糠平湖🛶・ダム建設のため、旧士幌線は付替えられて旧糠平駅,タウシュベツ川橋梁など湖底に沈んだ。
・士幌線が最盛期には、Part②③でご紹介した広尾線との直通運転が行われ、最盛期1960年代には、広尾‐幸福‐帯広‐士幌‐糠平駅間に急行🚞「大平原」なる臨時急行も運転されていたらしい。。。
4)旧士幌線の保存状況(北海道遺産コンクリートアーチ橋梁群)
すべてHP等からの転貼ですが、かなり地元の人から愛されて、各施設保存状態良好のようです。この項では、じゃらんなどすべてHPからお借りしています。
旧士幌駅です。上士幌町と異なる自治体です。駅舎の保存状態もいいようで、線路側には貨車の展示もあるようです。
音更川第3橋梁です。こちらの橋梁はダム湖の手前なので、沈没は免れたため、保存状態はいいようです
新というか?旧というか?ダム湖に沈んだ後の糠平駅です。現在は上士幌町の「鉄道資料館」になっていて、展示物も充実しているようです。
五の沢橋梁。音更川の支流・五の沢に架かる橋梁。上士幌町HPによると、国道273号からすぐで、気軽にハイキングができるようです。同町のHP、観光客の顔が丸わかりで焦って、Sumioがあえてボカシを入れました😅
タウシュベツ川橋梁よりも終点(上流)側にある旧幌加駅。鉄道師匠のO氏から「ぜひ見るべき!」と推薦されましたが、時間の都合で諦めました😰
終点の十勝三股駅付近。写真は旧駅舎ではなく、バス待合所です。
5)タウシュベツ川橋梁用の鍵🔑を借りよう!
同橋梁を見学するためには、
①ツアー会社が主催するツアーに参加する(帯広駅からバスが多い)
②NPO東大雪自然ガイドセンターのツアーに参加する
③上士幌道の駅にて、個人で林道のゲートの鍵を借りて(¥2000‐/人)見学する。
→ https://kamishihoro.info/key/index.php
の3通りありますが、ここで③の方法をご紹介します。
希望日(10月末まで?見学可能)の30日前AM10hから予約開始ですが、1日15組限定につきかなりの人気で、9月はすべて満杯のようです。「幻の………」とか枕詞がつく所以ですね。
午前10時以降、上士幌道の駅で山道の管理ゲート鍵🔑を受取ったうえで、林道入口迄のルートを教えて頂きます。なお、入場料は1名2000円で、車に4名乗車の場合は8000円になります(結構高い~~~)。。
11.いざ!タウシュベツ川橋梁
国道273号から山道へ入る目印のカラーコーン。絶対教えて貰わないと分からない🤫曲がり角。
少し進むと、鋼製の門扉がありました。
借りた鍵で解錠。1ケ8000円の鍵(高い!(やや恨み節))
普通に、「ヒグマ出没中!」「徒歩、自転車🚲では(熊に遭遇しても逃げ切れないので?)お止めください」と……。しかもSOSを出すにも、携帯は圏外。
10~15分位山道をうねうねと走ると小さな駐車スペースがあり、既に個人客と思しき車1台、ツアーと思しきミニバン🚌3台程停まっていました。(な~~~~んだ、結構先客がいて良かった)
とは、言いつつ、旧士幌線線路後と思われる小道をダム湖に向かって歩きます!。熊🐻が怖いので熊ベル×2ツインカムターボで鳴らします
ところで、熊鈴(クマベル)。購入したものは100円ショップのもの。会社の道産子の同僚に「どんなものが効果的?」と問うと「登山ショップで2000円位のものがいいよ」とのことですが、どちらのものも、あまり音色に差がなく、若干100円ショップのものが小振りなので2ヶ購入した次第です。。。また、O氏は1万円?程度するクマスプレーを持っていたので、安心感がありました
途中の木の株はもちろん、倒木もそのままで、かなりアドベンチャー🧗♀️感満載です
(それでも熊が茂みに隠れていないか?不安😱……。)
10 分位歩くと、パット開けてタウシュベツ川橋梁🌉の橋台(橋梁と盛土部結ぶ土木構造物をいいます)背面にでました。まさに立っている位置に「旧士幌線🚂(ダム湖沈没前)が走っていたんだなぁ~~~っ」ととても感慨にふけります。。。
噂には聞いていましたが、昭和初期の開業のせいか?鉄筋は少なく太さもヒョロヒョロ。驚いたことにコンクリートではなく、タウシュベツ川沿岸に転がっていたと思われる玉石を詰め込んだけの施工😣。。。。これでは、崩れるのも無理はないです……。
湖面へ段々と降りて見学します。この位置で連続アーチが出現。
ダム湖(糠平湖)湖底+タウシュベツ橋梁+北海道初夏の突抜けるような大空。
美しすぎる景色です。見学者も合計20名位いる感じです。。。。
橋と反対側、タウシュベツ川上流側は雑草と切株の荒涼とした風景🏞が拡がります。雑草なのか?牧草なのか?北海道の冷涼な気候のせいなのか?湖水がなくても、これはこれで美しい景色。
レンズを望遠にしてみると、橋梁躯体内部は完全に崩壊して、辛うじて下部(アーチ部)に残っている薄皮1枚のコンクリートで何とか形状を保っている状況。。。
道の駅で長靴を借りれば(2000円に入っている?)橋梁の近傍まで近寄れるのですが、借りらなかったので、遠望からの見学に留めてそろそろ引上げます。
湖畔に座って、ず~~~~~~っと見ていたい😊ダイナミックな光景
ちなみ、じゃらん観光ガイドからタウシュベツ橋梁の冬季の冠雪風景と、夏季~秋季の冠水した風景もお借りして掲載させていただきました。どちらも超・日本的🏰で美しい光景ですね
名残惜しいですが、時間の都合で撤収します。
次回は最終回?Mission③十勝グルメの一つ豚丼を食べて帰札します。