1.旅の目的
昨年のGWに続き2度目の稚内ですが、首都圏勤務に戻る同僚の送別旅行を兼ねて、往訪。
2.特急宗谷
札幌~稚内間の運転は、高速バスの競争や人口減によりかつては3往復運転されていましたが、現在は4両編成×1往復のみ(涙)。したがって〇号なんて番号は付与されず、「宗谷号」のみ。ただし、旭川~稚内間は特急「サロベツ」が2往復運転されて、旭川駅で特急ライラックにホームtoホームで乗換えることができます(但し、自由席の場合、旭川駅着席バトル発生!)。使用車両はキハ261系0番台。
前照灯がまぶしいキハ261系。繁忙期増結用に幌がついてかっこいい❕
網走や函館,釧路へ向かう各特急1号や2号に比べて若干遅めの始発です。これに乗っても稚内到着12:42。午前中に稚内で用を足すには、前泊しかありません。。
デンマーク国鉄と共同開発の車両デザイン、3次元曲線が美しい。
幕式に比べて視認性は劣るものの、黒字バックで白のLEDなので多少見易い。
やっと、前照灯を消してくれた。それにしてもLEDのヘッドマークが暗いなぁ~~。。。
ちょっと頂けないデザイン。ただ、北海道北部の地形を切取っただけ。。。
3.特急宗谷・内装チェック
先頭車の撮影に便利な1号車へ入場❕
革張りシートのグリーン車、高級感満載❕ただこちらはお金持ちの部屋❕
1号車は稚内方がグリーン車、札幌方が普通車。平民Sumioはキロハ261形の3等車(ハ)の部屋へ。
DocWikによると、「シートと天井を同系色(青系)にまとめよ」とアドバイスがあったらしい。。 この青系の天井結構、いいとおもう
リクライニング確度は28度?JR 特急普通車30度なので、この違いは誤差
4.特急宗谷(車窓:札幌〜名寄)
1)社内放送(札幌駅発車時)
札幌駅を発車するとすぐは、市内の高層ビル群が続きますが、隣駅の苗穂駅に差掛ると高いビルはなくなります。それが、札幌の都市感。ちょーどいい都市の規模。ターボチャージャー付ディーゼル・エンジンのキーーーン音が堪らなく心地いい。鉄道車両の中でディーゼル特急が一番好きかもしれない。。。
札幌~稚内間、5h10’。少々もの足りない乗り鉄摘み軍。レンタカー運転のためサッポロ・Nonアルコールにしてみた。
2)旭川駅(9:00)
1h30’あっという間の旭川。さあここから道北の本番
3)和寒(わっさむ:9:29)
ここは雪の下キャベツが有名。北海道へ転勤して知りました。雪の下でキャベツを越冬させるので、甘さがキャベツの葉の中に凝縮されて旨味が増すそうです。札幌のスーパーに出回るのですが、ちょっと高くて食べたことない。。。
和寒;雪の下キャベツ収穫風景(和寒HPより)
北海道農政局HP⇒
4)士別(9:40)
羊のまち❔車窓を眺めても1匹も居なかったけど。。。ジンギスカンになってしまったかな⁈郊外に羊を見ながらジンギスカンが食べられる観光牧場があるようです。
名寄盆地、意外と稲作🌾が盛ん。風連駅の近くには道の駅「もち米の里名寄」なるものもある。写真はの~~~んびり、田園風景ですが、2000年に旭川~名寄駅間の高速化(1線スルー化)工事が完成してスーパー宗谷の130㎞/h運転が始まってこの間を30分も時間短縮されています(しかし2014年からJRの経営問題が露呈し120㎞/hに減速)。
名寄駅に近づくと同僚が急に車窓右に移動してバズーカ砲カメラを向けるので、「何事?!」と聞くと「SLキマロキ編成」とのこと。さすが!!。キマロキ編成とは豪雪地帯特別の排雪編成です。
5)名寄駅(9:56)
時間的にやっと半分ですが、ここからが道北・宗谷線の真骨頂。
名寄駅の時刻表を確認すると名寄~旭川間はほぼ1時間1本ヘッド。ところが名寄~音威子府は7本/日、稚内直通はわずか5本/日。。自分のイメージだと道内最貧ダイヤだと思います。
次回はPar2は北海道最北、宗谷線と宗谷丘陵観光のレポートです。