1.旅の目的
北海道で生活していると、JR線の廃止のニュースが多く流れます。その中の1つ、2022/8留萌本線の廃止が正式に決まりましたが、その前に乗り潰し(初乗車)に行ってきました。
2.札幌駅(6:35)特急ライッラク1号で深川へ
特急ライラックは函館線札幌~旭川駅間の電化区間のみ走行するので、ディーゼル特急ではなく電車特急🚄です。
先頭車は上川「美瑛」の風景でした。絵の中央に「赤い屋根の家」が描かれていますが、美瑛の代表する景色の様です。
前回道央1周旅でもアップしました。⇒
③道央1周旅(美瑛:四季彩の丘,DLノロッコ号,新栄の丘) | sumioSLC57の鉄道情報ブログ (ameblo.jp)
自由席に乗ったと思います。座席は他のJR北海道ディーゼル特急と同じ仕様。
お馴染み函館本線岩見沢~美唄~滝川付近の石狩平野空知支庁の穀倉地帯。
3.深川駅(7:40)
上川「羊バージョン」多分ジンギスカン焼肉
1)日本一の米の産地?
おいおい「稲作日本1は新潟南魚沼産だろう」っと、突っ込みを入れたいところですが、グッグてみるとある論文を見付けました。
「平成 16~19 年の 10a 当たりの平均収量について比較すると、魚沼米の中核である 魚沼市(512kg)・南魚沼市(511kg)・十日町市(505kg)-北空知地区の深川市(583kg)・ 秩父別町(581kg)・妹背牛町(578kg):北竜町(571kg)・雨竜町(547kg)であるから魚沼 米地域に比較して、北空知が一俵以上も多く穫っている(第 42 回地域活性化推進事業講演会 坂本氏講演より)」
つまり、取引価格は、まだまだ南魚沼産コシヒカリには敵わないものの、単位面積当たりの取れ高が日本一であり、北空知地方は魚沼平野を抜いて日本一の穀倉地域になっていたのです。
Sumioが小中学生の頃、「北海道は冷涼地帯であり熱帯性の稲作には向かない」と学習した内容が大きく変わっていたのです。
深川駅に留置されていたキハ54形が乗車列車と思いきや…。。フェイント
留萌方からきた折返しキハ150形でした。DocWikによると上述のキハ54形では通学の高校生の乗溢し事件が発生し、乗れなかった高校生を急遽代替バスで深川へ運んだことがあり、これを教訓に輸送力が大きいキハ150形を導入しているという。。。
留萌本線0キロポストです。北海道の線路標識類は、積雪対応のため随分と高い所にあります。
左の複線が函館本線、右へ分岐しているのが留萌線です。
4.留萌線廃止の概要
留萌本線深川~留萌31㎞の内、「2023/3に石狩沼田~留萌駅間が先行廃止。深川~石狩沼田駅間は高校生が多く通学需要が多いことから3年遅く2026/3に廃止が決定されました。」って、その3年って何か意味あるのかって、ツッコミたいところですが、現在中学3年生が高校3年まで猶予とのことです。それ以降、「中学2年生は、深川に下宿するなり、バス通学するなり2年間あるから十分家族と話合ってくれ」との御上の考えの様です。。。
5.留萌線カウントダウン
1)北一己(8:04)(きたいっちゃん)
難読駅です。乗降人員1名以下/日。
2)秩父別(8:09)
乗降人員54人/日
3)石狩沼田(8:15)
乗降人員54人/日。留萌線の中心駅。昔の札沼線(通称:学園都市線)の内、札は「札幌」、沼はここ「沼田」を指します。
4)恵比島(8:21)
「明日萌駅」と言った方がピンと来る方も多いと思います。朝ドラ「すずらん」で撮影の舞台になった所の様です。放映中はファンが大挙して訪れたようですが。。。。乗降人員3人/日
恵比島までは石狩平野が広がっていますが、ここから峠を越えて日本海側に出ます。図面にも記載がありますが、山を越えるのに半ループ線で登坂して行きますが、ちょっと分かり難かったです。
5)峠下(8:30)
実に分かり易いネーミング。乗降人員1人/日
6)幌糠(8:37)
JR北海道っぽい貨物・車掌車駅舎。乗降人員1名/日。
7)藤山(8:43)
乗降人員0名/日。
8)大和田(8:48)
かつては、炭鉱積み込み用で支線もあったらしい。。。。乗降人員3名/日。
9)留萌(8:55)
留萌線完乗。乗り潰しも完了。
次回Part2は留萌市内観光、グルメ、増毛方面廃線めぐりの予定。