20.旧名鉄美濃駅探訪
うだつの上るまち美濃市のもう一つの観光目玉?旧名鉄美濃駅です。
岐阜市内徹明町〜(新)関〜美濃駅間が軌道(路面電車)線として、
営業されていましたが関〜美濃駅間が1999年、徹明町〜関駅間が
2005年に完全に廃止されました。
その旧名鉄美濃駅がほぼ完全な形で保存されているのには、
驚きです。国の登録有形文化財にもなっています。
1)旧名鉄美濃町線ってどこ走ってたの?
当然、廃止駅舎を目にすれば、廃止路線はどこを走っていたのか?
知りたくなるなります。鉄道雑誌で度々、名鉄軌道線が岐阜の方に
あるのは知っていましたが、どうしても岐阜より京都という田舎根性が
出てしまい、とうとう乗車できずじまいで廃止になっていました。
ほとんど県道や国道の併用軌道でしたが、一部↓の写真の様に
専用軌道もあったようです。関〜美濃駅間は、長良川鉄道と完全に
平行路線で営業的に厳しく、先に廃止になりました。。。
関〜名鉄岐阜間もショートカットの様に見えますが、岐阜バス
(同じ名鉄Grp)との競争に敗れ、廃止になりました。。
面倒臭くなり図面には書きませんでしたが(←書けよ;自己ツッコミ)
岐阜の2㎞手前に田神線なる短絡線により各務ヶ原線と相互直通
され、ほとんど電車が名鉄岐阜まで運転されていたようです。
この図面を書くのに誰が運営しているのかよく分かりませんが、
大変良く出来ている廃線跡がよく分かる「鉄道歴史地図」なるサイトを
参考にさせていただきました。(https://rail-history.org/r/17449.html)
2)車両観察(モ510形)
モ510形は1926(大正15)年旧美濃電気軌道㈱からの現存する伝統車。
先頭車が半円形で5枚窓なのは、大正っぽくて、いいですね
車内は、ミニ資料館になっていて、何よりも驚きなのは、Sumioの憧れ
オールクロスシートになっているんですよ
痛恨なことに写真がありません。スマヌ。。。
3)530形
名鉄オリジナル車だけど、晩年は土佐電鉄に譲渡されていたようです。
車内は思いの他、状態が良く保存されています。このままの状態で
営業運転ができる様です。この保存状態で、無料見学をさせて頂ける
ように整備している美濃市に感謝です。
運転席は、極めてシンプル。真ん中にあるのはスピードメーター
ではなく、電流計だけかな右側のスイッチは、ドアや照明のスイッチ類。
営業運転は40㎞/hなので、スピードメーターは要らないのかも知れ
ません。。。
4)モ870形(左)とモ610形(右)
左のモ870形が旧札幌市電だと分かる方は、かなりの路面電車
マニアですね。2両編成の連接台車だったせいか、先頭部分の
カットモデルになっています。1枚窓の流線型が最近の低床車LRTでも
通用するデザインだと思いませんか
右のモ610形は、600Vの美濃町線から1500Vの田神線・各務ヶ原線
(名鉄岐阜駅)へ直通運転を行うため、電圧の違う両方走行可能にした
名車だったらしい。。1971年ローレル賞も取っているようです
21.美濃市駅周辺
1)カフェ灯屋(あかりや)
駅前にある木造家屋を改造したカフェです。なんせ80分の弾丸
美濃市内観光です。コーヒーの持帰りを聞いてみましたが不可との
こと。。Googlemapで店を覗くと、木の雰囲気たっぷりの気持ちの
いいカフェのようです。
2)長良川鉄道美濃市駅
往路ホーム上での「さくらまつり」の看板が気になっていましたが、
駅舎外にも掲示されているんですね(当ブログシリーズ2/7)。。。
こちらは、営業している現役の国・登録有形文化財。
盛土上のホームに通じる木造上家の通路です。首都圏では、ほとんど
見かけない構造ですネ(ホーム写真はシリーズ2/7の再掲です)
22.初乗車東海地区NewRapid
岐阜からは恐らく初乗車 New Rapid そう「新快速」で一路、名古屋へ
この弾丸日帰り奥美濃旅も終わりです。。
岐阜県の方は、新幹線に乗る場合に私鉄で岐阜羽島に出ている訳では
ないのですね。。
23.超お得切符「日帰り1day 行っトクか!名古屋」JR東海
この日帰り旅行で利用したのがJR東海ツアーズ発売のこの企画券。
通常東京〜名古屋は11,090円×往復=22,180円(のぞみ指定)ですが、
このツアー①のぞみ指定席特急券②1500円分の食事券③1500円分の
キオスクでの買物券がついて16,000円の超お快特チケットなの
です。つまり正規は22180+1500+1500=25,180円となり、ナント・
Nanto・南都9,180円もお得ということになります。なんと
太っ腹のJR東海さん(←よいしょ)。ただし、この種の企画券は、
多客の時間帯は当然、割増料金が必要となります。また、指定席の
変更もできません(ただ自由席への変更は可能?)。また、お盆など
繁忙期は24,200円となり、お得感はあまりありません。。
Sumioは駅ビル内にあった「廣寿司」に入りました。松前(さば?)寿司と
まぐろ、お吸い物のセットでこれも無料(コミ)。
ぶっ飛びの日帰り岐阜の旅の仕上げはキリンビールで締め
(7回シリーズ完)