自制心、つまり「欲を制する」ことは、人生の成功に極めて大きな影響を与えるということです。とりわけ富裕層になりたい、と心のどこかで思っている方にとって、この自制心を働かせて種銭を貯めることは重要なミッションとなります。
安田財閥の創業者で、大正時代に国家予算の8分の1の巨富を築いた安田善次郎は著書の中で同じ趣旨のことを述べています。
「勤倹とは、単に金銭のために言うのではない。結局は自己の欲を制するということに帰するのである。人には情欲というものがあって、これが自己を捕らえようとする。それを制して身を慎み、行いを正しくし、独立独行し、人としての勤めをまっとうしてこそ、人間甲斐があるというべきだ」(『大富豪になる方法』安田善次郎)
徹底的に調べて、専門家任せにしない
私の知人の成功者、資産家の方もお金に対してシビアです。
イベントを企画した時にもこれだけの人数が集まっていくらゲストに払ったか。など事細かにチェックして「それは払い過ぎだ」とかちゃんと把握していきます。
最近は運動のことはトレーナー、お金のことはFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(インディペンデント・ファイナンシャルアドバイザー)など、その道のプロ、専門家にアウトソーシングすることが当たり前になってきました。
しかし、資産家は専門家に任せっきりにはしません。自分でも徹底的に調べてそれでもわからなければ、その道のプロに聞きます。
専門家によっても、得意分野と熟練度がそれぞれ違うのでいろんな目線で見るのは大切でしょう。
専門家に「会社を任せっきりにしていたら大赤字になった」「聞きにいったけど教えてもらえなかった」といったこともしばしば聞きます。
専門家によっては、守備範囲が狭いため、専門分野から派生される事柄に詳しくなかったりするのです。例えば、お医者様と一言で言っても眼科と小児眼科では違う部分があったり医療以外でも、投資、不動産、教育などでも多様な価値観があるので、セカンドオピニオンを聞こうという流れが増えています。
資産家はセカンドオピニオンもサードオピニオンも取りますし、自分でも調べます。
なぜなら、資産が大きいがゆえに、間違いが起きれば大損害になるからです。また、資産運用なども一攫千金を狙わずに、やはり外国債券などで手堅く運用をする人も多いようです。
「何代目がデリバティブやFX(外国為替証拠金取引)でお金を吹き飛ばした」といったことはよく聞く話ですが、それもマネーリテラシーが上手く踏襲されてなかったのかもしれません。