この前予告編だけみてブログ描いたまま放置してたけど、一応本編見た感想なんぞも書いとかないとね。
第28話ではいよいよ秀次の最期。
いままでの歴史ものでは秀次切腹は、秀吉が我が子可愛さに秀次を追い込んだって設定がほとんどだと思うんだけど、三谷さんはいままでにない解釈で進めてくのよね。
史実は「謀反の疑いをかけられた秀次が切腹、一族は皆殺し」なわけで、それをどんなふうに描くかは作家しだい。
本当に秀次が謀反を企てたのか、はたまた老いた秀吉の乱心か・・・
そんなありきたりの脚本じゃなかった。
秀吉は秀次のことが可愛くてしかたなかったにもかかわらず、その気持ちが届かず、すれ違い、最悪の結果に・・・なんという運命のいたずら。
そんないままでにない秀吉、秀次を見せてくれる三谷さん、さすがだな・・・
信幸が自分の『振り回され人生』を語るシーンもよかった。
この先もっと振り回されるのかと思うと「お兄ちゃん、頑張れ!!」って思っちゃったよ。
これまで合戦シーンが少ない大河ドラマはあまり好きじゃなかったんだけど、今回は珍しく合戦シーンがあまりないのに毎週、ホント楽しみなのです。
これは、登場人物のキャラが一人一人ホント魅力的だからなんだと思う。
しかも最初に「こんな人なんだ」と思ってると、あるとき突然コロっと変わる大どんでん返しも面白い。
純情そうなお梅ちゃんがむっちゃしたたかだったり、病弱だったおこうさんが離縁されたあとはあんなに強くなっちゃうし・・・
28話ではむっちゃバカ殿っぷりを見せた秀忠が第二次上田合戦のときにはどうなっているのかちょっと楽しみだったりする。
第二次上田合戦は大阪の陣に次ぐ大事なクライマックスなんだから、相手がバカ殿ってわけにはいかないでしょって思うんだけどそこは三谷さんだから、またまたなにかあっと驚く展開を用意してくれてると期待したい。
で・・・
お楽しみの松本幸四郎さんの助左衛門登場シーン。
いきなり黄金の日々〜〜〜〜!!!
ド〜〜〜〜ン!!!
助左 登場!!!!
「この呂宋助左衛門 あらゆる弱き者の守り神でございます」
きゃ〜〜〜〜、かっこいい〜〜〜〜〜!!助左〜〜〜〜〜!!!
懐かしくて、カッコよくて、なんかもう涙でちゃったよ。
ありがとう、三谷さん!!!
なんかまた黄金の日々見たくなってきた。
時間ができたらDVD借りて来よっと。
あ、29話は今日みました。
どんどん老いて行く秀吉を見ている三成の辛さがにじみ出てる。
淡々としてるようで、苦悩の影がチラチラと見え隠れするのが、見ててこっちも辛くなる。
山本耕史の演技素晴らしい!!! 今までいろんな人が演じるの見て来たけど、わたしの中では今回の三成最高やね。
そして関ヶ原への伏線が・・・・
信幸、信繁兄弟の会話がなんともいい味だしてました。(°∀°)b

