関東地方では水道水から乳児の飲用に関する国の基準の2倍ほどの放射性ヨウ素が検出されたとの事で、不安な日々を過ごされている事と思います。
当然の事ながら飲料水のペットボトルに長蛇の列・・・・
なかなか手に入らない場合もあるかも。
今日は基準を下回ったということですが、まだまだ不安は残る事と思います。
でも・・・ みなさん落ち着いて。(またかい?)
基準を越えたからといって、今回のような量ならぜったい飲んじゃダメってわけじゃないです。
1日や2日、水道水でミルク作って子供さんにのませたってどうって事ないです。
むしろ水やミルクを与えないことで脱水になるほうがずっと危険です。
「飲んだからと言ってただちに人体に影響を及ぼす事はない」って良く聞きますよね。
この「ただちに」ってところに引っかかる人が多いような気がします。
つまり「ただちに」は影響がないが後から何か影響がでるんじゃないかって誤解してる方がいるように思うのです。
「ただちに」というのは飲んだからといってすぐさま何か起こるわけではないが、長年飲み続ければ影響が出る事があるという意味です。
ただちに影響はでないが、長い間飲み続ける事はよくないので念のため制限すると言う事なのです。
今の段階では、水道水をちょっとくらいのんだところで「ただちに」健康を害する事もなければ「後々」悪い影響が出ることもないです。
子供の近くでタバコを吸う方がよっぽど危険です。
時々、患者さんから放射線についての質問を受けます。
思いもよらないような事で不安になっていたり無駄な心配している方がいるんだな、と思う今日この頃・・・
わかりやすく説明すると安心していただけます。
そこでふと思ったんですが、何か健康面で不安になった時、近くの薬局で薬剤師さんに聞くってのも良い方法なんでは。
お医者さんだと受診しないとお話できないですが、薬剤師なら近所のドラッグストアにでも行けばいつでも気軽に話が聞けます。
「放射線量が上がってた時に外にいたんだけど大丈夫?」とか「赤ちゃんにミルクあげたいけどペットボトルの買い置きがない。水道水使っても大丈夫?」とか・・・
こーゆー薬剤師の活用法もあるってわけです。