ファン心理について考えてみた | Sumiko's Playground

Sumiko's Playground

基本ネタバレなのでゲーム、ライブ、ドラマなど結果を
知りたくない方は見ないでね。

ご存知の方も多いと思いますが、学生時代わたしは、熱狂的なドラゴンズファンでナゴヤ球場へ通うために名古屋の大学を受験しました。

大好きだったのは一発長打の大島クン。 当時ドラゴンズの4番バッターでした。

希望する大学に入学して、これで思う存分ドラの応援が出来ると思った矢先、とんでもない事がおこりました。
なんと、その大好きだった大島が・・・ 深夜、自分の車で自損事故を起こし怪我で入院、長期の戦線離脱。叫び

もう、目の前真っ暗ですよ。ドクロ

愛車のBMWは全損だったそうですが、目の怪我と指の骨折(だったかな?)で済んだのは不幸中の幸いか。 でも病院に運ばれた時にはカーラジオのつまみの破片が目の中に入ったままだったという事で一つ間違えば失明するとこでした。 当初、失明は免れたものの動体視力がもどらないかもしれないと新聞記事に載ったりして、もう生きた心地しませんでした。しょぼん

で、そのとき18歳のわたしが取った行動はといえば・・・・

な、なんとたった一人で千羽鶴を折ったのでした。

知ってます? 一人で千羽も折ってると人差し指の指紋が消えるんですよ。ひよざえもん がーん汗汗

なんてけなげだったんだ、自分。(笑)

当時、ドラゴンズの看板選手だった大島です。 そりゃ、ファンからはお見舞いの品やら手紙やらが山のように届いていたことでしょう。
千羽鶴だってあちこちから届いていたと思います。
苦労して千羽鶴折って届けたところでわたしの思いなんて、これっぽっちも届かなかったと思うんですよね。 でも何かせずにはいられなかったんです。

すみません、大島さん。
黙って玄関先に怪し気な千羽鶴を置いてきたのは自分です。
(自宅まで行ったんかい!)


怪我がなおって2軍の試合で調整始めた時には、もちろん見に行きましたよ。
2軍戦や練習は、ベンチすぐ上のシートで見れるので選手と話ができるくらいの近さで見れるんです。

よく練習見に行っては、そこで知り合いの選手と話をする事もあったのですが、大島にはぜったい話しかけれませんでした。 大島がすぐ横にいるのに、他の選手と話してる自分はいったい何してるんだろうとちょっと情けなくなる事もありましたが・・・汗

今思えば、なんでひと言「応援してます」とか「がんばってください」とか声かけれなかったんだろうと思うんですけどね~。

当時、私設応援団に入ってたこともあって、選手のサインなんか簡単に手に入ったのに、大島のサインだけはそんなコネでもらう事ができず、わざわざサイン会に出かけて行ってもらった色紙が1枚だけでした。

ファンレターとかも結構書いてたんですが、当時の大島の性格を考えると、まず読んでなかったかと・・・ひよざえもん がーん まぁ、それがわかってて書いてたんですけどね。

そんな届かぬ思いを抱えて30年の月日が流れ・・・

なんて便利な世の中になったんでしょう。
当時どうしても伝えられなかった思いが今なら簡単に伝えられるんです。

ブログなんぞ書いてんですよね、大島。
見つけたのは半年ほど前なんですけど。
もちろんコメントつけれます。
そんな人気ブロガーでもないんで、付いてるコメントの数はほんの少し。
ひと言「ずっと応援してました。」と書けば、間違いなく本人の目に留まるってわけです。
でも、やっぱなかなか実行に移せず、いまだロム専のすみこであります。

先日、ドラゴンズ時代の苦労話を書いてたことがあって、当時、大島がどんなに悔しい思いをしてたか我が事のように覚えてるだけに「今ここでコメントつけないでどーする!!」と思ったんですが・・・ いざコメント欄にカーソルを持って行くと・・・

やっぱ、無理!あせる
絶対、無理!あせるあせる
本人が見るとわかってると何も書けない!!
ガクリ

ファン心理って、ホント複雑ですね~。
結局18の頃と何も変わってないじゃん、自分。ああっ

ん・・・ でも本人を前にすると舞い上がって「サインしてくださぁ~~いラブラブ」とか言って突進しちゃうファンってのもたくさんいるわけだから、わたしのようなファンのほうが少ないのかな。

なにも言わずに遠くからこっそり見てるって・・・なんかストーカーっぽい・・・