【1666】コロナ私見#611(尾身会長の作戦勝ち)

 

先回、尾身会長が委員会を正当化する著書を出版したと言いました。早速、これを引用し、朝日の天声人語が「委員会が正しく、政府が間違っている」とも読み取れる記事を書いています。委員会の言動を検証もせず、一緒に騒ぎ立てたマスコミの性癖が出ています。

政府は委員会批判の本は出せません。尾身会長の作戦が成功しているようです。

私は「歴史の審判を待つ」までも無く、「多角的な検証をする」までもなく、委員会はするべきことを行わなかった非科学的なものだと思っています。「呼気による感染の可能性」は最初はパニックを恐れて言えなかったかもしれませんが、委員会は最後まで認めませんでした。認めると自分らの「人流説」が否定されるためです。空気感染が事実なら、政府が反対しようが発表するのが委員会の役目です。パニックを生じないよう、丁寧に毒性を説明すべきです。それが最後まで「人流」ばかりを言い、何もしませんでした。

 

彼らは感染者ばかり調べて死者は全く調査しませんでした。これでは毒性の判定が出来ません。感染者分析でも科学的知見を全く得ていません。騒ぐだけでした。

下記は最近の感染者グラフです。大きな山を描いて終息に向かっています。これは全世界共通の本質的現象です。

 

私はこれをモデル化しました。全員を感染し尽くすと終息するというもので、多分正しいと思います。尾身会長は終息モードを「エンデミック」と呼ぶだけで、どうしてそうなるかを何も説明していません。エンデミックはEnd of Pandemicのことだと思いますが、言葉の遊びで専門家ぶっているだけです。エンデミックなどと呼ばずに、「終息期」と言うべきです。これを見ても説明し尽くそうという姿勢は見られません。終息して欲しくないのかと感じてしまうほどです。

 

第七波から第九波は全く同じ形状をしています。これも世界共通です。日常生活の空気感染で広がることを示唆しています。これらの事実を私でも見つけたのに、専門家は「増えた、減った、また増える、行動制限しろ」と言うだけでした。毒性を判定せずに、いつまでも感染者数のみで脅かし続けたのは医者としてもはや犯罪行為だと思います。こんな本を信じてはいけません。検証が本当に必要です。これだけ相似性があるのは何か本質的なことがあるのは科学者なら誰でも気がつくはずです。これは感染学の基本のSIR理論そのものです。SIR理論を知り尽くしている筈の「8割おじさん」の西浦教授は委員会ではSIR理論のことは何も述べず、委員会の論文集にも何も投稿せず、ひたすら人流ばかりを言い続けたのです。確信犯だと思います。

委員会が何もしなかったという私の記事です。

【1628】コロナ私見#579(専門家報告書は無為無策犯罪の証拠) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)