墨田区(教育委員会・学務課)と懇談しました! | 墨田区の子どもを放射能から守る会

墨田区の子どもを放射能から守る会

〜活動報告ブログ〜

放射能の問題に不安を抱くママパパが集まり、
育児のこと、食生活のこと、放射能問題など
交流することを基本に活動しています♫

学校給食の放射線対策について、先週の3日、墨田区と懇談をしました(*^▽^*)
当初教育委員会学務課からお二人が参加していただけると聞いていたのですが、参加してみると学務課の方が配慮してくださり、移動教室やプール水担当の方、放射線量測定を担当している環境保全課の方など出席していただけました。本当にありがとうございました。

当会からは8人が参加しました。



懇談は学校給食から自然体験教室(移動教室)、甲状腺検査まで及びました。

具体的には次のようなやりとりがありました。(順不同)

・学校給食の測定回数を増やすことを実現してもらい。それに加えて区民から寄せられたもの(掃除機のフィルター、家庭栽培をした果実、野菜、土壌、尿)の測定も実施してほしい。
 人手が足りず実施できないという理由であれば、区民にボランティアを募ってはどうか。

・保育園や小中学校で定期的に行なわれている健康診断の際に、尿検査(もしくは血液検査)を実施してもらえないか。会員の子どもの尿からもセシウムが検出されていることからも、墨田区内の子どもも、個人差はあるものの内部被曝している。

・自然体験教室で利用する施設について、現在区や当該自治体によって独自に計測しているが、保護者に現地調査することを呼びかけてはどうか。当会に声をかけてもらえば測定に協力する。

・甲状腺の検査について、当会の会員の子どもが甲状腺を検査したところ、複数人から嚢胞が見つかっている。
 日光市では市が助成し、1人3000円で検査できるようにした。定員700名のところ2400人以上の申し込みがあった。それだけ不安をもっているお父さんお母さんはいる。福島第一原発事故当時、墨田区には0歳から15歳未満の児童は3万人弱いた。多くの子どもがヨウ素131によって少なからず被曝している。甲状腺の検査を墨田区が独自に取り組んだら、多くの保護者が喜び申し込みをするはず。

・月に一回、学校給食の献立を話し合う「献立検討会」(保育園、幼稚園、小中学校のそれぞれの栄養士さんたちが集まり決める)において、放射性物質の集まりやすい食材について周知徹底してほしい。
・陰膳方式ではなく、調理する前の食材の測定も実施してほしい。
・産地の公表をするだけでなく、気になる食材については線量測定をし、ベクレルを掲示してほしい。

など伝えました。
学務課の方から「今日はいくつか宿題をいただいたので、検討させていただきます」といっていただきました。

9月議会には学校給食の測定回数を増やしてほしいことなど陳情を提出しましたが、どんな回答がくるのでしょうか。今後も継続的に懇談をしていきたいと思います。