新年会を開催しました♬ | 墨田区の子どもを放射能から守る会

墨田区の子どもを放射能から守る会

〜活動報告ブログ〜

放射能の問題に不安を抱くママパパが集まり、
育児のこと、食生活のこと、放射能問題など
交流することを基本に活動しています♫

久々の更新です。
墨田区の子供を守る会、今年も昨年に引き続きがんばっていきますニコニコ

昨年の12月、有志のかたと一緒に放射線測定会を開催しました。
そこで、交流会をしたときに「月に一回は開催したいですね」「新年会をやりましょう!」
という話しになり、1月29日(日)「すみだ女性センター」にて開催しました晴れ

twitterや、会に参加されている方のブログをとおして申し込みがあいつぎ、
当日は11人のママパパさんが集まりましたにひひ子どもたちは同じフロアにある保育室で遊んでいたので、しっかり時間をとって話しをすることができました。「女性センター」は素晴らしいです♬

墨田の会が催す企画にはじめて参加された方が半数以上だったので、自己紹介を短時間でしたが行いました。自己紹介では…

「低線量被ばくのことをブログや、ネットから情報をつかみ、
 いろいろ学んでいるが、ご近所さんにはなかなか言えない。」

「セシウム花粉が心配。最近子どもがはじめて鼻血をだした」

「原発の事故後、子どもだけでもと実家へ疎開させ、その後
 ガイガーカウンターなど購入した。経済的に大変」

「保育園の砂をいれかえたが、いったいどこからきているのか不安」

 など不安の声が多くよせられました。そういった不安や疑問について具体的にどう取り組んでいくのか、その議論の下敷きとして「食べもの通信」が発売している「子どもを内部被ばくから守る」DVDを視聴しました。
 視聴後の交流会では、先にでた放射能問題への不安や、区に要望したいことなどをさらに交流しました。


★食べ物から子どもの内部被曝をどう守るのか。

食料品から子どもの内部被曝を守る対策の交流も活発にされ、「大地を守る会」など、線量を計測したものを販売しているものを利用している経験や、それぞれの経験を交流し、中身の充実したものとなりました。
一部紹介します。

・国内の豆腐は、3・11以前のものを購入。賞味期限がきれる時期なので、
 大豆を20キロ購入し、豆乳機をつかい、豆乳から豆腐をつくっている。
 お米も玄米で90キロ購入し、必要な分を精米している。

・「大地を守る会」を利用している。カタログにのっている食品すべての
 放射能検査をしているので安心。「なのはな生協」も利用している。

・水も産地があるので気をつけている。レンタルサーバーを借りて食事に
 利用している。

以上あげた以外にも、「食品を西日本から取り寄せている」、西日本の物産展などを利用しているという声も多数あり、有意義な交流ができました。他に、瀬戸内海でとれる食材の話題から、愛媛県にある伊方原発の話題になりました。
(http://www.yonden.co.jp/energy/atom/ikata/page_01.html)
(四国電量のホームページから所在地がわかります。)「崖のしたにあり、地元では有名」津波がきたら相当危ないだろうなどという話から、日本各地どこにいっても原発があり、東日本大震災のようなことがおこれば大事故になる。「原子力から再生可能エネルギーへの転換が必要」といった話にもなりました。



★子どもの生活する現場で、放射能からどう守るか。


子どもが日常生活をする保育園、小・中学校など、親の目の届かない場所で、どのように子どもを放射能から守っていくのか…という交流では、保育園や学校、区への要望が多く交流されました。
だされた声を一部紹介します。


・プールに入れさせる、入れさせないのも学校によってまちまちで困る。
 教員から「あなたもの放射能で休むのね」、「どうして休むのかを文章にまとめなさい」など対応があった。
・保育園で落ち葉をつかい焼き芋をし、年長さんたちに食べさせていた。
・雪が降った次の日、保育園や小学校で雪合戦をしている所と規制している所があった。ある学校では「雪合戦は禁止」と説明があったが、禁止していない所では雪合戦をしたり雪を食べてしまっている子どもがいた。

など、放射能対策が各園、各学校、教員によってまちまちで、区として対応を統一していないことへの不満や要望がだされました。


★低線量被ばくと思われる症状について

 子どもや自分自身の身体の変化についても不安や、それぞれの経験など交流もされました。

・「気づいたら内出血(痣)になっていた。」
 (手の外、内側、先など様々)
・「子どもが遊んでいたとき、そんなに強くぶつけたわけ
  でもないのに内出血した」

・「とくに刺激物を食べた訳でもないのに鼻血がでた」
・「3月11日以降、都内に黄色い粉が降った。(放射性物質
 とおもわれる物質)掃除しようと手のひらで触れると、触
 れた部分が内出血し、それが広がった」

・「とびひがなかなか治らずにこまった。」

 低線量被ばくについては研究が十分されていないこともあり、未解明なこともありますが、実際に子どもの身体に起きている変化があります。「思われる症状」がある場合、それを記録していくことが大切だと思います。ストロンチウムは髪の毛や爪にたまる性質があるため、疑わしい症状が出た場合、ノートに記録する、爪や髪の毛をビンなどに保存しておくことが大切だと、医師が話していました。

 この他にも、子どもの尿検査をされた方から、数値についての質問や、子どもの代謝の違いによって数値が変化している経験も交流されました。


★今後取り組んでいくこと、区に要望していくことについて。

多くの要望がだされました。今後この声をまとめなにかしらの形にしていきたいと思います。
長くなりますが紹介します。

・セシウム花粉が問題になっているけれど、実際に問題はあるのか。
 どういう対応が必要か。政府は「健康には重大な影響を与えない」
 というが、花粉の時期だけ疎開させる人もいるくらい。

・被災ガレキの処理、焼却灰の処理など。検査をするのか。
 現状はどうなっているのか。

・「放射能汚染マップ」をつくってほしい。区に要望をだしたが、
 山崎区長名で返事があり「国の方針に順ずる」として、区独自の
 マップはつくらない方針。市民が測定結果をもちより「マップ」
 をつくることは、ママパパの願いにそうものではないか。

・墨田区に「クリーン宣言」をもとめる。墨田区は放射線から子ども
 を守ります、除染基準が厳しい、食料品の検査もすすんでいるなど。
 スカイツリーだけを目玉にするのではなく、放射能対策も目玉とし
 て取り組んでほしい。

・保育園や幼稚園、区内の公園すべての「砂場」を放射線量測定を
 してほしい。

・保育園や幼稚園など。子どもに飲ませるために水筒を持参させるこ
 とを、一律で許可してほしい。

・「砂場」の砂がどこからきているか、区のホームページ等で知らせ
 てほしい。

・墨田区として、区民にガイガーカウンターの貸し出しをしてほしい。

・各種「行事」への対応を、現場まかせにするのではなく、区として
 統一して対応してほしい。(プール、遠足、菜園でとれた食材への
 対応などなど)

・保育園、幼稚園、小学校、中学校の給食で使われている食材の産地を
 区のホームページや、保護者への通知など徹底してほしい。

・区として95施設の給食の放射線量測定が実施されることになったが、
 1施設、月1回の検査。測定機の台数を増やし、1施設、月複数回の
 給食検査を実施してほしい。

・保育士さんや、教職員の認識を一致させてほしい。会の会合などに参
 加して、保護者の意見や思いを聞いてほしい。


会では、今後も定期的に交流会や放射線量測定会も行っていきたいと考えています。このブログをみて「ぜひ線量を計ってほしい」「会に参加してみたい」という方がいらっしゃいましたら連絡いただければ幸いです。