7/3「署名活動報告会&交流会」のご報告 | 墨田区の子どもを放射能から守る会

墨田区の子どもを放射能から守る会

〜活動報告ブログ〜

放射能の問題に不安を抱くママパパが集まり、
育児のこと、食生活のこと、放射能問題など
交流することを基本に活動しています♫

7月3日午前10時~、区内の家庭センターにて当会主催の初の会合を開催いたしました。
貴重な休日にも関わらず、当日は18名の方にご参加いただきました。

会合ではまず、先月の署名活動および区長との面会について代表の中村から改めてご報告をさせて頂いたのち、参加者の方にはそれぞれ、今回の放射能の問題で感じたことや、保育園や学校の対応、普段の生活で気をつけている事等を自由に発言して頂きました。

以下、参加者の発言から抜粋して掲載させて頂きます。

Aさん)原発事故などまるでなかったかのように、子供の通う小学校ではプールのヤゴ取りが例年通り実施され、学校側の意識の低さにショックを受けた。
Bさん)学童で出すおやつを、福島の野菜にして被災地支援しようという提案が学童側からあり驚いた。
Cさん)保育園に砂場遊びを控えさせる事ができるか相談したところ、他の子との保育の区別をつけることは難しいと断られた。野菜は関西の実家から送ってもらっている。放射能対策でEMXを飲用している。
Dさん)現在妊婦で、震災直後はつわりがきつかったこともあり情報を精査するゆとりなどなかった。連休明けからいろいろな対策を始めた。いまは九州の野菜を取り寄せている。
Eさん)原発の事故後1ヶ月近くは、家の全ての通気口を封鎖するなど密閉した室内で暮らした。子供の通う小学校の5月末の遠足は、(高濃度のセシウム検出で報道されたにもわらず)亀戸公園だった。それと、例えば東京新聞と読売新聞では今回の原発事故や放射能問題の報道の仕方に大きな差がある。選ぶメディアによって受け取る情報がこうも違うのかと痛感している。
$墨田区の子供を放射能の影響から守りたいママの会
Eさん)教師や校長先生に、雨の後の校庭利用のこと等について意見を求めたが、特に対策をとろうとする問題意識はないようだった。
Fさん)放射能の問題については、親の間でも、温度差があることを感じる。毎日近くのスーパーをはしごして、西・南日本の産地のものを買い求めている。
Gさん)区がいつ、なにを、どこまでやってくれるのか会としてきちんと監視して行くこと、2)東京連合(※1)など、ヨコのつながり、3)この問題を、既に意識の高い人だけでなく、より多くの人とこの問題を共有できるよう広める活動、が重要だと思う。
Hさん)子供に牛乳を飲ませないようお願いしているのが、これまでクラスで1人だったが、今は8人くらいに増えた。
Iさん)mixiでこの会の活動を知った。シンチレーション式の放射能測定機を持っている。低い線量では正確な数値は計測できないので、細かい数値でどうこう言うより、あくまで場所による数値の高い低いの参考にしている。測定器を持っている人が協力するなどして、学校や公園の除染や土の入れ替えなど、できることをやりたい。
Jさん)震災後は放射能問題についての夫婦間の温度差があり、喧嘩が絶えなかった。子供と実家に帰省している間に、時間ができた夫が色々と情報にあたり以前より危機感を持ちはじめ、ガイガーカウンターも購入していた。いまはほぼ同じ温度でこの問題に向きあえている。

(※1)東京都内の市区で子供を放射能から守る活動をしている団体が連携して発足した『NO!放射能「東京連合こども守る会」』。当会も墨田区の団体として参加しています。

参加者の皆さんの積極的な発言により、予定していた2時間を超え初の会合が無事終了しました。
限られた時間でしたが、署名やネットを通じて出会えた地域のみなさんと顔をあわせ、問題意識を共有できたことは、今後の会の方向性や具体案を検討していく上で重要な機会となりました。

今後も会の活動の節目節目で、今回のような公式/非公式の会合を開きたいと思います。
随時、ブログやツイッター(アカウント:@sumidamamanokai)で情報を発信しますので、今回の会合に参加できなかった方も、お気軽にご参加下さい。

<墨田区への質問も受け付けています>
既に当会としても区側に要請をしております、給食の食材等に関するその後の対応をはじめ、
当会の代表が区の広報広聴課に質問を続けています。
区側から得られた回答は、随時当ブログやツイッターでお知らせして参ります。皆様の中でも、ここを是非聞いて欲しい!という要望がございましたらメール(sumidamamanokai@gmail.com)でご連絡ください。また、区への質問以外にも、今回の放射能の問題で普段みなさんが感じられている事や、
疑問、お悩みなど、会としてひとりでも多くの方の声をお聞きしたいと思っていますので、お気軽にメールをお寄せください。